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2012年8月 2日 (木)

夏山 北ア【薬師岳&北ノ股岳】

この世に生を受け、高校卒業するまで毎日を過ごした富山市。
現在でも、年老いた長兄夫婦や身内も何人も暮らしているのです。

そんな訳で一寸外せないようが出来て富山市へ・・・7月22日。
その夜は千葉市に住む弟夫婦とホテルで一寸!?   夜が更けるまで・・

   * 日記代わりの駄ブログ アップが滞り勝ちの為、少々長いです。

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

明けて7月23日(月) 

折角 富山市へ来ているのです。ジィ~ジと相方早々にホテルをチェックアウト。

向かう先は 富山市最高峰 日本百名山 北アの女王 薬師岳(2926m) 

有峰林道小見線利用 亀谷連絡所で通行料 1,800円支払い。
有峰ダムから流れる和田川の深い渓谷に沿って有峰湖、そして折立へ。
(10数年前は運転するのが怖い程だったけど今は拡幅改良されて走りやすい)

折立の登山口、九州から北海道まで全国から     

8時20分 折立登山口 

  Dscn0471 Dscn0472
(写真 左) 薬師岳登山口      <拡大>
(写真 右) 登山道の始まり     <拡大>

樹林帯に切られた傾斜のきつい登山道をジグザグに高度を上げます。

  Dscn0473 Dscn0479
(写真 左) バラバラになった“アラレちゃん”何代目?  <拡大>
(写真 右) 立山杉の巨木と相方  <拡大>

雨と雪に潰された アラレちゃん(何代目?誰の作品?)  
三角点まで1時間と・・・だけど。 35分ほどで到着。

9時40分 三角点(1870.6m)

Dscn0480_2                       三角点

設置されたベンチで多数のハイカーが休んでいます。我が家も一本休憩採ります。

三角点から先、少し抉られたような狭い道を通り抜ければ、ガレ場の広い道が
太郎平小屋まで続いています。

Dscn0484                   ガレ場の道が・・・・ 道端にはニッコウキスゲ

Dscn0494            時折ガスの切れ間から薬師岳山頂方向が覗く

Dscn0505                  太郎平の小屋が目前に

11時45分-12時10分 太郎平小屋(2,330m)

Dscn0506                 太郎平 中部山岳国立公園標識

朝、コンビニ調達のおにぎりで簡単な昼食を採って一服です。

Dscn0507           太郎平からの展望     <拡大>

*左奥から薬師岳・三俣蓮華岳そして小さく北鎌・前衛に雲の平・奥に祖父岳、
 チョコッとワリモ岳、そして左にどっしり水晶岳。  圧巻です。!! 

太郎平から気持ちの良い木道を少し下ります。下り終えると。 薬師峠幕営地。

Dscn0514                    薬師峠テント場

ここから薬師岳に向かって急登の登りが再び始まります。
先ずは、大きな岩がごろごろしている沢状の道を息を切らしてクリアー。。

Dscn0517           冷たい沢水 こんな処を少し歩く   涼しくて気持ち良い~

Dscn0521              大小の岩ゴロゴロのガレ場登ってくる相方

ガレ場を一旦登りきると足場の良い道に、そして視界がパッと開けます。

13時20分 薬師平

Dscn0528                  薬師平から望む黒部五郎岳

Dscn0532               ガスが切れると槍ヶ岳も見え出して

目を反対方向にぐるっと転ずれば・・・ 

Dscn0534                     遥かに有峰湖も

小さな雪渓を渡り、ガレ場の道を高度を上げながら進みます。

14時05分 薬師岳山荘(2,701m)

Dscn0535                    薬師岳山荘へ向かう相方

宿泊手続きして、ザックの中身を纏め小屋に預け、そのまま薬師岳山頂へ向かいます。

岩屑のザレた登山道を山頂目指して登ります。

Dscn0536               山頂は中央奥の、まだ遥か先(見えません)

Dscn0537                        薬師カール

赤牛岳方向 赤牛岳は赤く見えます。

15時00分ー15時15分 薬師岳山頂(2,926m)

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(写真 左) 薬師岳山頂社  <拡大>
(写真 右) ガラス越しに社内部の安置された薬師如来像の数々 <拡大>

Dscn05401                      3度目の登頂

ピーカンであれば立山・劔は無論 富士山まで見られるのですが・・・

17時 薬師山荘  夕食

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(写真 左) 薬師山荘 夕食MENU オムレツに やくし <拡大>
(写真 右) 富山市方向 鍬崎山    <拡大>

23日折立から薬師岳」山荘へ来る間に見られた花々の一部です。*全て拡大

折立(1356m)から△点(1870.6m)付近までの間で見られる花たち。

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左から ギンリョウソウ ゴゼンタチバナ ネバリノギラン

三角点(1870.6m)から太郎平周辺の間で見られる花たち

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左から コメツツジ   ミヤマママコナ    ニッコウキスゲ

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左から タテヤマリンドウ タテヤマリンドウ チングルマ

太郎平(2330m)から薬師山荘(2701m)の間で見られた花たち

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左から ヨツバシオガマ  ツマトリソウ  シナノキンバイ

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左から キバナノコマノツメ? キヌガサソウ  ハクサンイチゲ

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左から ミヤマキンバイ  イワウメ  タカネヤハズハハコ  

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7月24日(火)  

5時40分 薬師岳山荘

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(写真 左) 朝靄懸かる薬師岳山荘   <拡大>
(写真 右) 太郎平へ続く木道     <拡大>

5時前に朝食を食べ、小家主さんと挨拶交わし、往路を下山します。

7時05分 太郎平小屋

朝まだ早いせいか?小屋の周辺に人影はまばら。
我ら二人、小屋の脇から黒部五郎岳への登山道を目指します。
北ノ股岳 山頂手前のハクサンイチゲの大群落が見たいのです。

Dscn0562        太郎小屋から黒部五郎岳へしばらく続く木道 左最奥に北ノ股岳   

Dscn0564                なだらかな山容 池塘も数多く点在

Dscn0566            北ノ股岳山頂へ続くハクサンイチゲの大群落

10数年前、黒部五郎岳への縦走の際、あまりの大群落に大感激した相方です。
昨年も黒部五郎岳へ行く予定だったのですが、天候悪化、結局ここまで辿りつき
日帰りで下山となってしまったのです。

昨年は悪天候、そして今年は、最盛期には数日早すぎた感、大です。
これから咲くだろう蕾や、まだ若い株がどこまでも拡がっています。(一寸残念)

Dscn0567                  存在感あるハクサンイチゲ

8時50分ー9時10分 北ノ俣岳山頂(2,662m) *別名 上ノ岳

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(写真 左) 北ノ俣岳山頂標識    <拡大>
(写真 右) 三角点           <拡大>

先達の黒部五郎岳岳へ向かう同宿だった若い男性単独行氏が休憩中。
暫くしたら、黒部五郎小屋を4時に出たと言う、この日の黒部五郎から下山
第一号の大きなザックを背負った男性単独行者が到着。

少し言葉を交わし、彼の単独行氏と一緒に太郎小屋まで往路を下山します。

10時35分ー10時50分 太郎平

Dscn0574               太郎小屋の裏にはキンポウゲが花盛り

太郎小屋まで再び大休憩、あとは折立まで下るだけ・・・
小屋前は、薬師岳から下山してきた人、雲の平へ向かう人、下山する人・・大勢。
後ろ髪惹かれる思いで、我らも下山です。

11時35分 五光岩ベンチ

  Dscn0579 Dscn0581
(写真 左) 五光岩ベンチ周辺   <拡大>
(写真 右) 下山する相方 薄らと有峰湖も   <拡大>

数100mごとに休憩用ベンチが置かれ、雲の平~黒部五郎一周すると言う
東京と千葉の若い女性と10数分山談義をしながら休憩を取ります。

開けた広い道も終わり、樹林帯の中に切られた少し急な登山道に変わります。

12時45分 三角点
太郎小屋、薬師山荘、薬師沢小屋へ向かう登山者が多数休んでいます。
三角点からは急な登山道の下山です。

途中の有るべきはずの アラレちゃん 見当たりません~ ??

下るにつれ徐々に外気温も上がり、暑さを強く感じるようになってきます。

13時58分 十三重の塔慰霊碑

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(写真 左) 十三重の塔説明板  <拡大>
(写真 右) 十三重慰霊塔     <拡大>

今や!若き世代の方々には知らない世界でしょうが、38(昭和38年)豪雪
尊い若き命を落とした愛知大生13名の遭難碑 慰霊塔です。
あれから既に丁度 半世紀 時の流れを感じます。ジィ~ジと近い年齢です。

                             (合掌 礼拝)
慰霊塔から直ぐ!

14時00分 折立 薬師峠登山口
登山センター前の水道で汚れた靴を洗い、前のトイレで用足し済ませⓅへ。
Ⓟは前日より車が多くて納まりきれず、路側帯にもびっしりと車が並んでいます。

帰路立ち寄り♨は、有峰林道出口亀谷連絡所すぐ先の白樺ハイツ(600円)

北陸道立山ICから一路、新潟へ向かいます。
少々空腹感をを覚え、魚津の手前 有磯SAで白海老かき揚げ入り冷蕎麦を口に
(冷たくて、更に味も良し) 序でに夕食用に 富山名物 鱒のすし を購入。

まだ明るい19時頃 無事自宅到着です。(予定終了)

2日目に見られた花たち。(前日重複除く) *全て拡大します。

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左から アカモノ  ウサギギク  イワイチョウ

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左から ミネズオウ  イワカガミ  ムシトリスミレ

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左から キンポウゲ  トモエシオガマ ミヤマアキノキリンソウ

ピーカンとならず、北アルプスの大展望はGetできなかったもの、夏山の
雰囲気充分味わえ、大満足の我らです。

ジィ~ジの故郷 富山(市) 魅力溢れる素敵な地です。

                        この項 (完)

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コメント

tuba姐さん
こんばんは
ジィ~ジ、毎年7月か8月には富山へ行かなければならないのです。
来年は、薬師では無く、雲ノ平へ久々に行って見るのも良いのかなてんと。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 9日 (木) 21:23

一度だけ薬師岳に立ちました。
山行途中のアラレちゃんに
がははははぁー
笑いこけてきました。

思い出の多い山歩きを再び思い出して( ̄ー ̄)ニヤリ
北アの山歩きの登山口として、再訪してみたい太郎小屋のテン場です。

行きたいよぅ~

投稿: tuba姐 | 2012年8月 9日 (木) 20:13

ぼんいぢさま
コメントありがとうございます。
今年の北アはどちらでしょう?きっとお天気に恵まれますよ。
富山は立山 劔 黒部五郎岳 薬師 雲ノ平 …一杯一杯魅力あふれる山が
有ります。旨いものも多くあります。是非是非お出かけください。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 7日 (火) 09:02

こんばんはー。
やっぱり 北アルプス素敵ですねー。
薬師カールの写真とかウットリデス。
我が家もお盆休みを利用してロングドライブで北アルプスに行くつもりなんです。富山じゃないんですけど。
今からお天気が気になって気になってしょうがないんです。
どうか、ウチも輝ジィ~ジさんのように北アルプスの夏山を満喫できますように。
富山はだいぶ以前に通過したことはあるんですけど、立ち寄ったことが無いので、機会を見つけて行ってみたいです。

投稿: ぼんいぢ | 2012年8月 6日 (月) 23:07

浪速恋しぐれ~♪ みいさま
こんばんは 今頃はどちらでしょう?
毎日ホント暑いです。

薬師岳1日違いのニアミスでした。
いつも太郎小屋なので、初めて薬師小屋で泊まって見ました。

北ノ俣岳のハクサンイチゲの大群落、あと2,3日残念でした。
又 来年行こうかな!今度は太郎小屋泊まりで。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 3日 (金) 20:43

やっぱ予感は、当たり!ですね^-^
富山=薬師岳・・・(笑)

ホント、良いお山ですよね~^^
大好きです!

太郎平小屋の若旦那に、まだ北俣のイチゲは
ちょっと早い・・・と聞き、我らは
薬師沢方面に探索に行きました^^

ホントいつかは、あの満開のイチゲ群生に
また、会いたいです0^^0

しっかし、恐るべしフットワークの
ご夫妻ですね o(*^▽^*)o

投稿: 浪速恋しぐれ~♪ みい | 2012年8月 3日 (金) 19:40

まぶちょんさま
comment感謝です。
折角富山へ行ったのですから・・・

現役離れ時間に余裕が有る我らですから!
山からEnergy貰えるし・・

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 3日 (金) 14:25

もうぞうさま
前日に薬師岳登ってしまえば、一泊でも可能だと思いますよ。
ただ、出来れば北ノ俣岳から黒部五郎岳へ行った方が
満足度は大きいでしょう。
但し新潟から一泊では、両方やるには無理でしょうが・・

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 3日 (金) 14:22

SILVIAおじさん さま
commentありがとうございます。
一寸外せない用事が富山で遭ったのです。

富山には数多くの魅力的な山が有ります。ぜひお二人で
始めて見て下さい。
素敵な写真も撮れると思いますよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 3日 (金) 14:19

森カフェさま
commentありがとうございます。
毎日暑い日が続きますね。体調崩されませんよう・・


もう少し表現力あれば、・・・と思うのですが、なかなか(笑い)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 3日 (金) 14:15

赤鬼さま
皆が考える夏山のゴールデンコースだね。
黒部の源流の一滴が懐かしい。

北ノ俣岳のイチゲの群生、最盛期であればホント見事なのよ。

長岡花火 見ている時は風もあり丁度良かったけど
ホント毎日暑いわ!

投稿: 輝 | 2012年8月 3日 (金) 12:31

すごいね。用事で富山へいったのだろうけど、やっぱり山にいるんですね。山の好きな人は 本当に好きなのね
。寸暇を惜しんで走り回ってような・・・。
アッパレです!o(*^▽^*)o

投稿: まぶちょん | 2012年8月 2日 (木) 21:36

薬師と北ノ俣、なかなかハードそうですね。
一泊で行けるならなんとかなりそうですが・・・無理かな~

投稿: もうぞう | 2012年8月 2日 (木) 19:34

輝ジィ~ジ様
富山市に帰省の記事拝見しました。
短い滞在の間にも、山にトライされる姿勢は見習いたいです。
私も、何れは奥さん連れて山を登りたいと思ってるんですよ。
この暑さの中、体調崩されませんように。

投稿: SILVIAおじさん | 2012年8月 2日 (木) 19:18

お暑うございます。

ジィ~ジ殿のサービスたっぷり親切丁寧な山行きの記事のおかげで
こちらまで居ながらにして山頂に行けた気分/
毎回高嶺の花もたっぷり!感謝で~す。

投稿: 森カフェ | 2012年8月 2日 (木) 16:29

薬師小屋綺麗になったなあ。写真を見てたら、どんどん思いだした。折立~太郎平~黒部五郎~三俣蓮華~鷲羽~水晶~雲の平~薬師沢~太郎平の縦走を、懐かしい。
花がいっぱいで良かったね。イチゲが盛りでないなんて贅沢言いなさんな。それにしてもあっちぇなあ。

投稿: 赤鬼 | 2012年8月 2日 (木) 13:02

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