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2012年4月19日 (木)

難行 [西蒲?三山縦走]

角田山も新潟市の最高峰多宝山も、平成の大合併以前の地籍は西蒲原郡です。
故にジィ~ジ達の様な年配者にとって、更に会山行として20年近く継続している
定番コースとしては、やっぱり「西蒲三山縦走」が馴染み深いのです。

角田山~(福井山・樋曽山・多宝山)~弥彦山~(雨乞山・黒滝城)~国上山

総走行距離 約24キロの長大な山道をを一日かけて歩くのです。
ジィ~ジ過去10回近く参加しているのです。 (昨年は震災自粛で中止)

近年稀に見る豪雪と他の会行事との絡みで今年は例年より1週間ほど遅く実施。

■ 角田山 864.3m 弥彦山 909.2m 国上山

 所在地  新潟市 西蒲原郡弥彦村 長岡市 燕市
 山行日  4月7日(土) 曇/晴/雪
 参加者  男性18名 女性18名  計 36名
 行  程  角田浜Ⓟ(5:10)~宮前登山口(5::30)~角田山(6:50-7:10)~
        五箇峠(8:07-8:20)~樋曽山(9:25)~間瀬スカイライン(10:05-10:10)
                ~石瀬峠(10:40)~多宝山(12:00-12:05)~弥彦山(12:30-13:00)
       ~弥彦山頂弥彦神社奥社(13:20)~雨乞山(14:20)~猿ケ馬場(14:50)
       ~黒滝城搦手門(15:10)~黒滝城址(15:45)~国上山(16:25)~
       ~国上寺(16:45)===角田浜Ⓟ
       所要時間 約11時間40分 実質歩行時間約10時間20分
 高低差  200~400m     
 地形図  国土地理院地形図 1/25000 [角田山・弥彦山]

記事)
まだ薄暗い早朝の4時半過ぎ、日本海から容赦なく吹き付ける寒い風を
全身もろに浴びながら、それなりに年を重ねた善男善女がヘッドライトを点けて
誰一人キャンセルなく集合。Eリーダーから点呼と挨拶 指示事項を受けて

* 写真は全て拡大します。

  P1050510 P1050511
(写真 左) 集合前の様子
(写真 右) 宮前コース登山口

R402 日本海夕日ラインの側道を進みスタート地点へ向かいます。
少しづつ空も白み始めます。

5時30分 宮前コース登山口

新潟市街地に一番近い角田山の東端からスタートです。

道端の咲き誇る春の花々期待していたに、何方の精進悪いのやら? 
4月に入ったと言うにこの日は前夜から未明まで雪 春の雪 雪 

  P1050512 P1050513
(写真 左) 春の花の代わりに 雪の華!! 梢に新雪が・・・
(写真 右) 山頂直下の尾根筋からしっかりと?多量の残雪が・・・

6時50分ー7時10分 角田山山頂

P1050514                    角田山山頂到着

早朝の為、朝食取ってきた人、未だの人 一寸休憩小腹満たします。
三山縦走最初の一座 Get!

一服終えてなだらかで長い五箇峠に向かい一旦、雪道を下山です。
灯台コース、そして浦浜コース分岐を分けて下ります。

8時07分ー8時20分 五箇峠登山口Ⓟ

  P1050516 P1050517
(写真 左) 五箇峠春の淡雪 ユキワリソウみられな~い
(写真 右) 五箇峠トイレタイム 新雪でノーマルタイヤはチト ヤバイ?

本来なれば土曜日 沢山の車の整理で追われる派遣のオジサン二人
手持無沙汰で所在無さそう  時間も早いけど何しろ 雪です。
越の小貝母も雪が被って特定できず。 
この日予定の遠来の団体ツアー客にはお気の毒。

五箇峠から再び登り返して福井山・樋曽山へ向かいます。先は長~い 長い。
天気が良ければ道端にはオオミスミソウ カタクリなどわんさか見られる筈なれど

  P1050518 P1050521
(写真 左) 雪に震えながら健気に頑張るカタクリの花
(写真 右) 振り返れば角田山山頂が遥かに遠く

樋曽山までは長いアップダウンの繰り返しの連続です。

  P1050522_2 P1050523
(写真 左) 参加者多数2グループに分けるも、後続グループがすぐ後ろに
(写真 右) 雪間のエンレイソウ

10時05分ー10時10分 弥彦スカイライン間瀬ゲート口

P1050524                 スカイライン間瀬ゲート口へ

車道を少し下り再び三山縦走路を多宝山に向かって、小沢に沿って石瀬峠へ。
石瀬峠からは多宝山まで長い長い道のりが待っています。
今回は残雪歩行、雪に足を取られピッチ何時もより上がりません。

12時00分ー12時05分 多宝山 (633.8m)新潟市最高峰

  P1050525 P1050526
(写真 左) レーダーが見えた!多宝山は目前に。
(写真 右) 新潟市最高峰 多宝山山頂 一等三角点 晴れ間が!!

それにしても4月 「何じゃ?この新雪は!!」 ここまで既に7時間
目前にはアンテナ林立する弥彦山が・・・

12時30分ー13時00分 弥彦山展望食堂

展望食堂前のベンチで寒さ堪えてお昼を取ります。
ロープウェイで登ってくる遠来の観光客も寒そうでお気の毒。

13時20分 弥彦山山頂 634m 弥彦神社奥の院

P1050527                   寒さにめげず奥の院参拝

634m ムサシ スカイツリー 観光客誘致に必死の弥彦です。
越後一宮弥彦神社 弥彦温泉 そして弥彦競輪も 是非 お出かけ下さい。

ここで目的の二座Get!!

ここからはアップダウンが有るものの下り塩梅の道が国上山に続きます。

高度が低くなり雪も流石に見られなくなってきます。
カタクリやオオミスミソウ少し寒そうにチラホラと・・・

14時20分 雨乞山

  P1050528 P1050529
(写真 左) 寒さに震えながら咲くカタクリの花
(写真 右) 気象レーダー設置の雨乞山 弥彦山があんなに遠く~

これから先の道、高度は低いものの沢が有ったり急登が有ったり手ごわい。
疲労感もほぼピークに来ているので足も重く感じます。
へタレジィ~ジこの先、何回このコース歩き通せるのでしょう?鍛えねば!!

15時00分 黒滝城 搦手門跡

  P1050530 P1050531
(写真 左) 黒滝城搦手門跡
(写真 右) 黒滝城 物見台 大蓮寺郭跡

大蓮寺郭跡からは先がすっぱりと切れ、天然の要塞 西蒲原平野一目瞭然
少し戻り 黒滝城址へ上り返しです。
戦国武将 上杉謙信や直江兼続公に思いを馳せながら一歩一歩重たい足を前へ。

最後の一座は近くになれど、肉体的疲労度加速 精神的疲労感増殖 アップアップ

国上山は良寛禅師とお花の山、ここも見どころ満載なのです。

ふらふらしながらも花々に元気を貰い 最後のひと踏ん張り!!!

14時25分 国上山山頂

  P1050533 P1050534
(写真 左) 国上山の雪割草から元気を貰って
(写真 右) 国上山山頂案内標識

最後の三座Get!!! やりました。やった やった 歩き通した。

途端に春の“嵐”到来。 冷たい風と吹雪が始まります。
雨具着けてないのは、お馬鹿さんのジィ~ジのみ。(馬鹿さ加減解ります)

全身真っ白になって下山続行のジィ~ジです。

16時45分 国上寺

  P1050535 P1050537
(写真 左) 国上寺六角堂  義経公寄進の像が安置
(写真 右) 国上寺本堂

国上寺は創建古く 越後最古の古刹 良寛禅師や九郎判官義経伝説或いは
酒呑童子伝説残っています。

境内の広大なⓅにはN交通の大型バス待機中。
ドロドロになった靴を履き替え、スタート地点の角田浜Ⓟへ向かいます。

角田浜Ⓟ Eリーダーから労いの挨拶が有り解散です。

今年も頑張れた自分を少しは褒めてやりたいと思うジィ~ジです。
腰が痛い 膝も完治しないのに    難行 苦行の 山歩き  (完) 

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コメント

tuba姐さん
是非お揃いで入会してくださいな。
先般姐さんが弥彦であった事務局長とともに大歓迎いたします。
昨日70代の方を中心に、小山田のヒガンザクラそして
大谷山へ案内して、帰りはバスですご堀の満開の桜並木を
案内して皆さんに喜んでいただきました。
アルプス含め数多く山行できますよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月25日 (水) 11:05

おはようございます

ご丁寧なコメントありがとうございます。
楽山会のHPに訪問してまいりました。ビックな会の決め事や運営方法などもオープンにされておられ、容易に理解できました。
疑問に思っていたことを不仕付けに書いてしまい申し訳ございませんでした。大勢の役員・リーダー様がおいでなおですね。

楽しい山歩きがしたいと思っているわたし達。
昨日の山歩きで「楽山会」を話題にした3名です。

楽山会HPのURLを友人に知らせます。
色々とありがとうございました。

投稿: tuba姐 | 2012年4月25日 (水) 10:21

tuba姐 さん
commentありがとう
今年は例年より遅らせたのに残雪が半端で無く多かったです。
来年は一緒に登りましょう。
我が会は山歩きの好きな中高年の会、決していわゆる
山岳会と呼ばれるほどの技術を持った会員もそれほどいません。
安全に無理をしない山歩きをするだけです。
何時でも歓迎ですよ。未だ今年は100コース以上残っています。
自分の力量に合わせ、行きたい山いろいろChoiceできるところが
Meritでしょうか?
入会案内書お届けしましょうか!
我が会の会員がもし不快なcommentが有ったとすれば
お詫びします。
大方の会員は、それなりの人生を送ってきた人ばかりと
思っています。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月23日 (月) 19:16

36名の熱意が感じられる[西蒲?三山縦走]に
カンパーィ(おそくなりましたぁ~
ロングタイム山行のノボラーさん、お疲れ様でした。

いつもながら、緊張感をもって拝読させて頂いております。 カタクリが咲くコースを歩いたり、ザックカバーをかけたり、美味そうな行動食を皆で食べているレポを思い出しながらですぅ~

ノボラー隊に参加しないメンバーさんのcommentに?
もし、輝さまの会に入会したら、先輩ノボラーさまになる方だと思いますが、不安を感じました。
山ビギナーに、いかようなアドバイスをして下さいますのか・・・。山は、簡単に変貌はしないと思いますが、数年前の手ほどきをされましても、納得できるかどうか?

新鮮な情報を発して下さる輝さまなればこそ、地図を見ながら山行記事に目が向きます。
胸を時めかせながら、登りたいと思うのです

大変失礼な、書き込みをしたことをお詫び申しあげます。
先日の桜尾根滑落事故の日に、登っていました。
・・・。
会山行の厳しさと、全員の目標達成の充実感を考える時がきたアタシ達だと思っております。

投稿: tuba姐 | 2012年4月23日 (月) 18:53

赤鬼さま
鬼さんであれば問題無し。太鼓判押すよ。
今年は残雪が多く、少々歩き辛かった。
鬼さんが参加してくれれば花たちも笑顔を振りまいて
くれること必定。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月20日 (金) 07:21

来年はおいらも参加するぜ。寄る年波でも歩けるかな。
きっと来年は雪消えているだろう。

投稿: 赤鬼 | 2012年4月20日 (金) 07:10

noritanさま
今年の三山縦走は、過去に経験したことのない残雪の多さ、
そして目まぐるしく変わる天気でした。
それはそれで記憶に残ります。
来年は参加できるかなぁ?なんて思いながら参加してます。
本来 県とか今話題の道州制などは広域的効果を生む為の施策。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月20日 (金) 06:54

山の風さま
commentありがとうございます。
このコースは我が会の定番コースの一つなので、
半ば義務感と言うか?意地と言うか?(笑い)
毎日のように眺めている山塊の端から端まで
歩くので変な満足感は得られますね。
毎年毎年 今年で最後かな?なんて思いながら(笑い)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月20日 (金) 06:47

三山縦走は散々でしたね(笑)
私はHリーダーの頃が最後ですから、もう何年も参加していません。
翌日「かじり三山」をしたのですが、国上山は山頂までちご道で歩いたのですが雪割草は見つけられませんでした。
新潟西区から西蒲区へ向かう道を車で走っている時、三山の全貌の一部が見えるのですが、こんなに長い距離を歩き、登り、下るのかと思うと、大した面々だと思いますね!
我が会の人たちは。
関東ツァー会社では一泊二日で分けて、三山縦走するプランもあるくらいですから。
角田は新潟市。弥彦は弥彦村。国上山は燕市。
と2市1町にまたがり、個人で実施するには交通機関の問題があります。周遊バスなどの利便性が広域で検討されると良いと思いますね。

最近、県単位ではなく圏エリアで「観光圏」構想があるようですが、登山エリアは県や市町村を跨いでの広域が多いので、行政の県・市・町でない広域で考えて欲しいですね。
すみません、下らないたわ言でした。

投稿: noritan | 2012年4月20日 (金) 05:15

こんばんは。
かなりのロングラン、ただただ敬意を表します。ご立派、拍手です。
当方には、体力も気力もありません

投稿: 山の風 | 2012年4月19日 (木) 23:22

まぶちょんさま
こんばんは commentありがとう
マラソンランナーやアスリートならいざ知らず
普通一日で24キロそれも山、歩くことなんか
無いですよね、きっとみんな物好きなんだ!

毎年毎年いろんな思い出が出来るのです。
出来れば来年も参加したいものと!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月19日 (木) 21:49

こんなに歩くんですか?すごすぎる!輝ジィ~ジさんは スーパーマンなんだろーか?私、普通でも こんなに歩けないかも!o(*^▽^*)o
頑張り屋さんですね~♪すごいです!!

投稿: まぶちょん | 2012年4月19日 (木) 21:31

ナンシーおばさんさま
今年の三山縦走は正に想定外の残雪山行になりました。
天気が良ければフラワーロードなのに・・・

朝5時から夕方5時まで歩き通すと、流石に草臥れます。
最後は意地 気力だけで歩いている?
来年は果たして参加できるやら出来ないやら。
歩ける内に精々歩くことに努めます。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月19日 (木) 21:19

輝ジィ~ちゃま

只々、恐れ入りました。。。
どんだけー! 凄いですぅ。
私ならひと山登るのにも、ひぃひぃ言うてますよ。 きっと!

でも、いいお仲間と道ずれのお花たちが、
元気と力になったようですね。
私も頑張ろうと、ジィちゃまからパワーをもらいましたよ! 

投稿: ナンシーおばさん | 2012年4月19日 (木) 20:59

もうぞうさま
こんばんは
お若い貴殿であればこの程度問題ありませんよ。
高嶺も良いですが、1度はここも挑戦された方が宜しいかと。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月19日 (木) 19:56

挑戦してみたいのですが、これだけを歩く地震がないこと。
さらに歩けたとしても、これだけ歩くのなら、もっと高峰を狙いたとつい思ってしまいます。

投稿: もうぞう | 2012年4月19日 (木) 19:45

こころぐ郁美さま
何時もながらの嬉しきcomment感謝です。
4月もこの日は7日です。それなのに今年は雪 雪。
信じられませ~ん。

朝のはよから夕方までの1日24キロ山歩くのは
ヤッパリ物好きばかりでしょう。(笑い)
この長い道程歩き通すことの達成感だけが目的かも。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年4月19日 (木) 12:45

み~つけ!
参加者多いんですね。
しかも、キャンセルなし。
素晴らしい仲間なんだと思いますね。

やっぱり、雪ですか。まだまだなんですね。
頑張ってる、カタクリの花は、偉い❣
ジィ~ジ様ご一行も偉い。
ここに来ると、こうしてひたすら登って行く楽しさ?
素晴らしさが、だんだん解って来ました。
まだまだ、未熟ですので、どんどん見に来ますね~

投稿: こころぐ郁美 | 2012年4月19日 (木) 11:43

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