蝶ヶ岳・常念岳トライアングル縦走(初日編)
気紛れお天気に翻弄された今年の夏の山歩き。
黒部五郎岳は天候悪化で中間点少し先の北ノ俣岳で撤退。
初めての山 中央アルプス三ノ沢岳は帰りに立ち寄る予定の2度目の
宝剣岳が視界を遮るガスで断念。。。。
少々、消化不良気味の相方から
「天気の良さそうな日に三股から蝶ヶ岳・常念へ行かない!」
我が家は大概、その一言で決まります。
□ 蝶ヶ岳 (2677.1)
所在地 長野県松本市 安曇野市
山行日 9月7日(水)
お天気
同行者 相方 計2名
行 程 三股Ⓟ(7:33)~登山口(7:43)~力水(8:04)~まめうち平(9:37)
~蝶沢(10:25-10:40)~旧ベンチ(11:12-11:25)~最終ベンチ
(12:02-12:35) ~大滝山分岐(12:52)~蝶ヶ岳ヒュッテ(13:06)
*所要時間 5時間35分 実質歩行時間 約4時間35分
標高差 約1500m
記事)
このコースは10数年前の5月GW後の週、山の熟達先輩仲間に誘われて
凍てつく残雪ものともせず、蝶ヶ岳ヒュッテの前でテント泊。
峻厳に屹立した神々しい槍・穂高の姿に声も出ないほど感動した時以来2度目。
(但し、蝶ヶ岳は3度目、常念岳は今回が4度目のジィ~ジと相方です。)
三股に至る烏川林道は9月1日から3か所ほど落石防止工事の為、通行規制。
規制の始まる8時前にはⓅに着きたい。ETC割引も最大限に利用したい。
4時5分前、新潟西IC通過。7時20分頃には林道終点Ⓟに到着です。
駐車場は既に前日泊の車など含め、かなりスペース埋まっています。
我らが見つけたスペースの隣では、出発身支度整えている目元が涼しい
スレンダー美人の若き女性が・・・
魅力的な女性に声を掛けられねばいられないジィ~ジ、早速 質問連発です。
Schedule調査と身元調査。
厭な顔見せずに応えてくれる気立ての良さと頭の回転。素敵です。
千葉県T市 Y/Mさん。 単独でテント泊です。
お互いの山歩きの力量も解らないので。無理強いして一緒に行く訳にも行きません。
「テント装備で重いし、どうせ追いつかれるでしょうから一足お先に・・・」と、彼女。
(写真 左) 烏川林道終点Ⓟ 奥に蝶槍?
(写真 右) 登山口 概念図 蝶ヶ岳まで5時間半と表示
烏川林道から登山口までは約1キロ弱の緩い道を辿ります。
季節も違うものの10数年前のこと、退化した頭では記憶も蘇えりません。
蝶ヶ岳へ6.2㌔、常念岳へ7.0㌔の分岐の先の吊橋から蝶ヶ岳目指します。
(写真 左) 烏川本沢に架かる吊橋
(写真 右) 力水 最後の水場 蝶ヶ岳ヒュッテまで5.6㌔
『力水』当たり前のように口に含み、カラマツや雑木茂る樹林帯の中を前進。
暫くして、例の先発の若き女性に追いつき、言葉を交わし追い越します。
明日登る予定の常念岳か樹間からその雄姿を現します。
蝶ヶ岳ヒュッテの経営者中村氏が3年がかりで開削したこの新道、少し登れば
また緩やかに、歩き易い登山道で有り難く思うジィ~ジです。
(写真 左) 樹林帯の中の台地 まめうち平
(写真 右) 蝶沢から常念岳撮影する出会いの若き女性 <拡大しません>
この日の予定は、ヒュッテで泊まるだけ、急ぐ必要全くありません。
まめうち平では、下山するグループが何組か休憩中。
道端の赤く熟したゴゼンタチバナの実やカニコウモリの花など見ながら前進。
Ⓟから約3時間弱、常念岳の全貌が間近に迫る蝶沢です。
ゆっくりユッタリ休みます。
件の若き彼女も暫くして到着。話をしながら冷たい巨砲を口に入れます。
再び、ジィ~ジと相方ジグザグに切られた登山道、サラシナショウマ、トリカブト
真っ赤なヒョウタンボクなど見ながら登ります。
(写真 左) 旧ベンチ 古い汚れたベンチらしきものが
(写真 右) 丸太で組まれた梯子
ここでも彼女の到着待って一休み。
この先、少しばかり急登の登山道に変わります。太い幹を組んだ梯子も。
このコースで一番勾配が強い登山道が最終ベンチまで続きます。
旧ベンチから最終ベンチまで35分ほど、標高差は約150mです。
ヒュッテまで残り僅か0.9㌔
丁度お昼時、家から持参のお握りと前夜相方が用意したおかずでランチタイム。
テント泊の彼女も到着し、並んで話をしながら休みます。
年寄りジィ~ジを厭な顔もせず相手にしてくれる気立ての良いお嬢さんです。
最終ベンチから少し進めなだらかな砂礫の台地、大滝山分岐です。
(この日、我が山仲間O夫妻が蝶ヶ岳ヒュッテから大滝山経由徳本小屋へ
向かっているのです。)
大滝山
大滝山分岐から蝶ヶ岳ヒュッテは、あっという間に着きます。
13時06分 蝶ヶ岳ヒュッテ到着
宿泊手続きを取り、寝場所にザックを置いて蝶ヶ岳山頂へ行ったり、ヒュッテ前で
槍・穂高連峰を心行くまで眺めながら、時間を費やします。
三股から或いは上高地から、そして常念岳からも小屋に向かって登山者が
あと切らず到着します。
蝶ヶ岳山頂にて
例の彼女は、山頂下のテントサイトでテント設営中。
小屋に戻り、缶ビール飲んで時間を潰します。テント泊の彼女もやってきて
山の話など雑談交わします。時間はあっという間に立ってしまい夕方も近く。。
ヒュッテはいつの間にか?宿泊者大凡40人くらい?
(写真 左) 夕食MENU
(写真 右) 夕食風景ほぼ満員状態。
夕食終えてまたヒュッテの外へ出てみます。
余所見をしていた瞬間、陽は穂高の後ろに落ちてしまいます。(写真撮れず)
これだけの展望が得られる山は滅多にありません。
天気の良い日を狙って定番にするのも良いかなぁ~
若い女性と会話ができて楽しかったなぁ~
色々思いにふけりながら寝床に身体を横たえるジィ~ジです。
蝶ヶ岳~常念岳縦走 初日編 お終い。
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コメント
sanaeさん
蝶ヶ岳は3回目10数年前のGWの後の週m小屋前にテント葉って槍・穂高観た以来です。
ホント蝶ヶ岳ヒュッテは展望台ですね。歩けるうちは定番にしたいくらいです。
今回は若き魅力的な女性が時折道連れでテンションあがりました。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年9月18日 (日) 21:12
蝶ヶ岳の展望は最高ですよね♪
若い素敵なお嬢さんもいらしてジィ~ジさんもますます若返ってしまいますね(^_-)
ここは積雪期に下ったことありますが、また行ってみたくなりました。
投稿: sanae | 2011年9月18日 (日) 17:02
mikkoさま
いつもお世話さまです。
蝶ヶ岳は展望の山です。ここだけであれば然程のアルバイトも要しません。
是非お出かけください。但し天気予報好天確実の時に・・・
今回は、また若き魅力的なお嬢さんと、時折お話も出来て頗るよき日となりました。
坐骨神経痛早く直してくださいネ。ジィ~ジのように年取ると結構厄介なのですよ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年9月15日 (木) 15:20
素晴らしいお天気と素敵な出会い。。。
これ以上にHAPPYな山行はありませんね~
(^。^)y-.。o○
お天気がいいと蝶ヶ岳からの眺望はこんなに素晴らしいのですね。
いつかはリベンジと心に誓いました。
・・・が私も坐骨神経痛という弱みを抱えているので・・・
いつになるかな~
投稿: mikko | 2011年9月15日 (木) 12:48
noritanさま
10数年ぶりの蝶ヶ岳、天気が良くて良かったよ。
個人山行は、日にちが自由なので気が楽だ!
大滝山へ行くと徳本小屋から上高地へ下るので車の回収が面倒だと思うけど、
立ち寄りでピストンしたわけ?
来年は蝶から常念、また黒部五郎途中の北ノ股岳是非行ってらっしゃい。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年9月15日 (木) 06:33
今年は会山行、個人山行と「蝶」に人気があったようですね。
私は全くの個人的「懸念の山=登り損ねた山」として「蝶ケ岳・大滝山」がありました。
会山行の縦走は足が速いし、大滝山はパスなので、例によって「やってはいけない単独」で三股から蝶ケ岳ヒュッテ泊まり、翌日大滝山立ちより、で行ってきました。
今、写真を拝見していて、懐かしかったです。
天気に恵まれて、花にも恵まれて、最高でした。
その内、アップしたいと思っているのですが・・・
来年は蝶から常念のコースをと考えております。
T子様からお聞きしました「黒部五郎岳」周辺のお花群生も行きたい候補の一つです。
投稿: noritan | 2011年9月15日 (木) 00:59
dam さま
comment感謝
蝶ヶ岳この日は、お天気も良く、素敵な女性とお話が出来てジィ~ジには
今年最高の楽しい山歩きになりました。付き合ってくれてありがとう。
帰りは小屋からの登り返しも有るので結構大変だったことでしょう。
新潟の山のPRをしたけど関東から日帰り圏内なので、是非また連絡ください。
>p.s.山での出会いは美化されている可能性があるので、思い出の女性像から3~5割引いておいて頂けると非常に助かります(笑)
そんなことはありません。人を見る目は有ります。だてに歳をとってるわけではないですよ。(笑い) 冗談ではなく、またどこかの山でお会いしたいものです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年9月14日 (水) 07:27
輝ジィ~ジさん、こんにちは。
Y/Mことdamです。先日は、ありがとうございました。
お天気も最高でしたが、すてきなお二方と方々でご一緒できて、間違いなく今年一番の山行になりました。感謝、としか言えないのですが、非常に嬉しい一日でした。
文面にまとめられているのを拝見して、しみじみと思い出しています……ほんと、いい山だった~。
翌日はそれぞれ別行動だったので、後半のアップ楽しみにしていますね。他の記事も拝見したいので、またお邪魔させていただきます♪
p.s.山での出会いは美化されている可能性があるので、思い出の女性像から3~5割引いておいて頂けると非常に助かります(笑)
投稿: dam | 2011年9月14日 (水) 00:45
みい(浪速恋しぐれ~♪)さま
漸く北アルプスの山歩きを楽しむことができました。
空模様確認しての出発だったので、快適に歩けました。
若いお嬢さんにも出会うことができましたしね!
(手当たり次第声かけている訳ではありませんが)
久しぶりの蝶ヶ岳でしたが、まさに指呼の大パノラマ充分堪能することができ満足満足。
皆考えること一緒?天気見てきたのか 小屋は平日でも結構宿泊客ありましたよ。
お二人も大収穫だったようで、よかったですね。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年9月13日 (火) 10:22
うっふっふ~♪ 素敵なお嬢さんとの が
可愛らしく表現・・・^-^
山でのこんな出会い・・・楽しみですね^^v
そして、やはり蝶からの展望は、素晴らしいのひと言!
槍・穂が本当に素敵!!
平日なのに、ヒュッテが大盛況とは驚きました(@@:)
続き楽しみにしていま~す^^
投稿: みい(浪速恋しぐれ~♪) | 2011年9月13日 (火) 09:57
モカラテ さま
山歩きは、苦しい登りのあとに大きなご褒美が待っているのです。
そこまで行かないと見れない大展望を満喫することができたり、そこでしか見れない花が
見れたりするのです。
今回漸くfrustrationが少し解消されました。
若く魅力的な女性に出会え刺激も貰え、happyでした。
ただ膝・腰は簡単には・・・・
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年9月13日 (火) 06:52
tuba姐さん
今回は、空模様チェックして万全を期して出かけたから・・・・
写真は下手だけど、自分の目で見てしっかり脳裏に焼き付けることができました。
紅葉シーズン、または新雪シーズンにまた出かけようかな。と。
満天の星は小屋の窓越しにネ!
投稿: 輝 | 2011年9月13日 (火) 00:59
みいさま
山は何と言ってもお天気が一番なんですよ。
ただ危険も有るので、たまには対処法を学ぶため、敢え荒天の日を選ぶことも有りますが。。。
山や川はオゾンが多く身体にも良いことはたぶん間違いないでしょうね。
小屋泊するメリットは、サンセットとサンライズが見れることです。
それなのにおバカなジィ~ジですね。
若い女性に舞い上がったのでしょうかね。(苦笑)
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年9月13日 (火) 00:53
陽のあたる山々は とても清々しくて素敵ですネ
夕景のシルエットも また綺麗な曲線です
若いお嬢さんとお知り合いになれて 膝の痛みも吹き飛びますネ
投稿: モカラテ | 2011年9月13日 (火) 00:40
青空と山々。
北アは、こうでなくちゃ!!
夕やみのシルエット!綺麗ですね・・・。
満天の星も眺めたのでは☆☆☆
投稿: tuba姐 | 2011年9月13日 (火) 00:06
こんにちは~
いいお天気でよかったですね^^。
やはり景色がいいなあ~
山の空気が伝わってきます。
夕日見たかったなあ~
若いお友達が出来てよかったです
投稿: みい | 2011年9月12日 (月) 17:13
赤鬼さま
実は翌日 下りで腰が痛くなって参ったのよ!
長い長い登りできついけど、逆コースの方が壊れた越しには良かったかも。。。
また 若いお嬢さんと知り合いになったもんね。
内緒の山、鑓穂高も見えたんだ!?
投稿: 輝 | 2011年9月12日 (月) 06:59
また鼻の下伸ばして。奥方もうやきもちも焼かないか。おいらは三俣から常念へ登り、蝶が岳経由三俣に下りた。駐車場舗装されてなかったなあ。常念小屋越に槍がくっきり見え感動したよ。そうそう内緒の山でも槍穂高も見えたよ。
投稿: 赤鬼 | 2011年9月12日 (月) 06:50
もうぞうさま
中途半端記事にcommentありがとうございます。
ピーカンなんですよ!
ただ どんなに良き景観でも写真センスなく、カメラもチンケで才能の無さが悔やまれます。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年9月11日 (日) 19:21
お~~ピーカン!!
期待が持てますね~
投稿: もうぞう | 2011年9月11日 (日) 19:06