決行会山行【笙ヶ岳】
暫く降らず農作物にも影響でそうだなと思っていた矢先、トンデモナイ豪雨が
7月28日から新潟県と福島県に襲いかかり、各方面に甚大な被害が発生。
我が家周辺も過去平成10年8月4日には床下浸水の被害を受けた家屋が
多く見られ、我が家も車寄せに雨水が侵入し、車を修理に出す羽目に・・・
そして今回28日、300ミリのゲリラ豪雨。
もう1時間2時間降り続けば周囲の道路も幹線道路も浸水したとと推測されるも
幸い、少し小止みなって呉れ、直ぐに水が引いたので目に見える被害はゼロ。
それでも町内にある旧 農業排水路がOverFlowし、2軒のお宅に車被害発生。
ジィ~ジ、備え付けの鉄製八手で、下水本管への流入口に溜まったゴミや草木を
取り除くと、排水路の水捌けが格段に進み推移も徐々水位も下がります。
28日 新潟市以外の三条市・加茂市十日町市etcの市町村は尚も降り続き、
観測史上初、結果的には1000ミリを超すというほどの量を記録したのです。
そんな中、不謹慎と思われる方も多いでしょうが、ネットで今後の予報をチェック
特に山形・秋田方面。(新潟の豪雨まさか翌日29日まで続くことは無いだろう)
実は29日(金)所属する山の会の会山行の予定日なのです。
企画実行リーダーは相方。
どの予報観ても予定地は曇予報。(昨年は降水確率高く中止)
相方悩んで悩んで夕方実行決断。(参加申込者は中止予測した方も?)
7月29日(土)
集合時間6:00新潟市、今にも降りそうなお天気の中、予定通り女性17名
男性9名 合計26名乗せて酒田市に向かってバスを発車させます。
胎内市通過する頃は土砂降り、嫌~な感じを受けます。
それでも山形県に入り鼠ヶ関の道の駅(しゃりん)でのトイレ休憩時は霧雨程度。
酒田から鳥海ブルーライン、ガスの中のスカイラインを走ります。
この日、相方担当の会山行 目標の山は<笙ヶ岳(1635m>です。
10時00分ー10時10分 大平登山口
大平山荘から数百メートル先に登山口が有り、数台駐車可能なスペース。
ザックカバー着けてスタート。
辺りにはガス充満しているも、幸い雨は降って居ません。雨具は不要です。
相方登山届を投函し、階段登山路を歩きだします。
ほんの少し急な伝石阪は、石がセメントで固められ、歩きやすい登山道。
足元の脇には、ツルアリドウシ、オミナエシなどの花が出てきます。
(写真 左) ツルアリドウシ
(写真 右) 開花間近いオミナエシ
このコース最大?の急登を登りきると森林限界、周りが見渡せるように・・。
10時45分ー10時50分 見晴らし台
最初の休憩 何も見えない展望台
晴天であれば庄内平野と日本海に浮かぶ 飛島 も見える処ですが
徐々に勾配も緩くなり草原の中には、ニッコウキスゲやハクサンフウロなど
高山植物が賑わいを見せ始めます。清水大神と呼ばれる高層湿原も・・・
ガスで視界は開けないものの、雨の心配は当面無さそうでホッ!
11時18分ー11時30分 樋(トヨ)
気持ちの良い草原の中に清冽な清水も汲み取れる場所です。
草原の中の湿地 樋
草原を横切る<樋>を石伝いに跨げば、直ぐに [河原宿]です。
11時40分 河原宿
河原宿標識
この付近には、未だ小さな雪渓も残っています。
雪渓と高山植物咲き乱れる草原
*青空まで雲が切れると
足元にはチングルマの花穂の大群落や、色鮮やかなニッコウキスゲ
そしてご存知チョウカイアザミ、アオノツガザクラ
他にも数えきれないほどの多彩な高山の花が乱舞。
やがて“御浜小屋”に向かう“愛宕坂”との分岐。
我がグループはここで進路を右に取り、目的の 笙ヶ岳へ向かいます。
緩いなだらかな登り
三峰から二峰と小さな登り返しを繰り返し・・・ 目的の山に到着。
12時30分ー13時20分 笙ヶ岳
三角点の置かれた、広場のような山頂。
雨にも逢わず昼食が取れるなんて! ありがたや ありがたや です。
何時もの通り、年季の入ったお手製料理が飛び交います。
山頂の周辺もハクサンイチゲ、トウゲブキ、チングルマ、ハクサンフウロ・・・
贅沢言えば、鳥海山山頂方面の展望がガス深くて、得られないことです。
食べながら喋りながら、話の花が咲き時間はアッと言う間に流れていきます。
下山予定時間到来、ガスで周辺が包まれ出しますが、記念集合写真撮影。
我がグループの他、人ひとり居ません。占拠です。
全員笑顔記念撮影 (ジィ~ジ撮影)
二峰から三峰、緩いアップダウンを
13時45分 愛宕坂分岐
ここからは往路を戻らず、鳥海湖を眺め下ろしながら〔御浜神社〕へ向かいます。
この周辺も高山植物の宝庫。ハクサンシャジン、トウチソウ、他 他 他
鳥海山が見えれば言ううことなしですが、そうはうまくいかぬがこの世の常。
14時15分 御浜
石垣に鎮座の御浜神社、そして御浜小屋です。ここで象潟口と合流です。
ここから<鉾立>へ下ります。
鉾立までは、少々歩きづらい石が敷かれた道が最後まで続きます。
14時40分 賽の河原
時折車の音や、人の話し声も遠くに聞こえ出し、雰囲気変わります。
15時30分 鉾立展望台
観光客いるもガスで展望叶わず。
コンクリートの遊歩道を下れば喧騒の世界。
15時35分 鉾立登山口
ここは秋田県のエリア。広大な駐車場に観光センター
鉾立は平日にもかかわらず、ツアーの大型観光バスも数台、自家用車も多数。
殆どは軽装の観光客の皆さんです。
借上げバスのドライバー氏から熱い蒸しタオルを貰い、汗拭い靴履き替え乗車。
予定通り、吹浦の日帰り温泉<あぽん西浜>に向かいます。
16時15分ー17時10分 アポン西浜 (入浴)
入浴終えて、バスに乗り込めば新潟までの長い距離、アルコールの力も借りて
ワイワイがやがや・・・
20時過ぎ新潟駅南口到着 新潟市内は降っておらず一安心。
自宅に戻ると、留守電やPCメールで水害見舞いの連絡あちこちから多数。
この日も午前中、新潟市は相当降った由。幸い我が町内に有る旧 農業排水路
OverFlowすることも無く、被害は無かったようで一安心。
周辺地域は相当降り、信濃川・阿賀野川の本・支流は増水で近隣地期には
避難勧告続出の報道が繰り返されています。
たまたま大変な豪雨の時に他県への会山行実施。複雑な心境です。
近頃、度を越したような異常気象が多発、地球温暖化がなせる仕業か?
将来が懸念されます。
会山行 笙ヶ岳 お終い。
*当日参加の女性会員M・Kさんの会HP寄稿レポは⇒コチラ
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コメント
tuba姐さん
まさか連荘豪雨襲来は予測しませんでした。
この山は2回目ですが、花と草原で癒されます。
確かに山はお天気が最大Pointですね。
参加者笑顔になって呉れて良かったです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 8日 (月) 19:06
お花畑ですね!
笑顔の集合写真で良かった(*^^)v
合羽を着ては笑えませんから~
投稿: tuba姐 | 2011年8月 7日 (日) 21:37
赤鬼さま
コチラこそお世話様でした。
豪雨被害が無かったので、安心してビールも飲めたのよ。
飲みながら帰れるのは、会山行の良いところ!?
笙ヶ岳花の多い癒しの山だね。鳥海山見えれば言うことなしだったけど。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 6日 (土) 06:29
その節はお世話様でした。改めて花の多いのには感動した。山頂でのビール、グイ!
旨かった。しかも帰りの車中もグビグビ。たまらんねえ。
投稿: 赤鬼 | 2011年8月 6日 (土) 06:23
もうぞうさま
こんばんは
正直なところ、まさかこの日も新潟に大雨降るとは思っても居なかったのです。
この山は、メインルートから離れているので、静かに花を楽しめる心地よい一座です。
年中何か花が見られますので、如何ですか!
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 5日 (金) 20:26
山の風さま
こんばんは
鳥海山は日本海から近いせいか?天気が変わりやすいので、確実に晴れる日に
相方と出かけます。鉾立から鳥海山ぐるっと一回り、何とか日帰り圏内です。
鳥海山は固有種も幾つも有る花の山でもあります。
またどうですか!!
この笙ヶ岳は楽で、おまけに花も多く見られる気持ちの良い山です。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 5日 (金) 20:24
心配された天気もまずまず。
遠望はきかずとも花が豊富なので許せますね。
投稿: もうぞう | 2011年8月 5日 (金) 20:11
チョウカイアザミやチョウカイフスマ、鳥海湖も懐かしく想い出しました。確か御浜小屋から分れたのかな・・・鳥海山に登り、帰路は日帰り温泉に入って帰りました。
投稿: 山の風 | 2011年8月 5日 (金) 19:55