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2011年8月

2011年8月30日 (火)

角田山なぅ!

このところ山らしい山歩きをしておらず、frustrationが溜まってきた相方

「足が萎えそう。足が腐りそう!」 

確かに年を重ねると体力低下、脚力低下が殊更気になるのも確かです。

こんな時、せめてその場凌ぎの我が家の対処法が 角田山詣で。

8月27日(土) 

朝食の後片付け終えて、 “日本海夕日ライン”  を角田浜へ向かいます。

我が家から少しスピード出して25分ほどで登山口

8時35分 宮前コース登山口

P8270001                      宮前コース登山口

なだらかな登山道で有るにも拘らず、我が意思に反し足が上がらないジィ~ジ。
日頃の怠惰な生活スタイルが体力減退に拍車をかけているのでしょう。

歩き始めて直ぐに数株のテッポウユリ、キツネノカミソリ、シモツケソウ
更にセンニンソウなどが目に飛び込んできます。P8270004                      

P8270005_2

  P8270006 P8270007

9時20分 宮の平△点
宮の平△点からjは少し下って登り返しが待ってます。
朝から太陽が容赦なく降り注げども、梢を吹き抜ける風は爽やかで
何処か清涼な初秋の到来を感じさせられます。

道の両側で一番多く観られるのは薄紫のヤブラン ここにも そこにも・・・
それこそ モウイラン と言うくらい!!

P8270012               
他にも、こんなのも・・・
  P8270013 P8270014

山頂の手前からは、痩せた尾根の急登に変わります。
太いロープが張られ、「これが角田?」と思わされるような要・注意箇所の連続。
おまけに朝露滴り滑り塩梅の赤土の道です。

P8270016                     この先暫く急登の連続

それでも傍らには何らかの花が見られます。
  P8270017 P8270027

9時50分ー10時40分  角田山山頂&向陽観音前広場
  P8270019 P8270020
(写真 左) 山頂観世音菩薩像
(写真 右) 蒲原平野と日本海
鳥海、飯豊はおろか、至近の川内山塊の山々も靄って展望は叶いません。
山頂でひときわ目に着いたのは大きな鮮やかな黄色の花。マツヨイグサ。
P8270031
再び山頂のエドヒガンザクラの老大木の張り出した枝の下のベンチに
腰を下ろし、水分補給 甘味を口に。。。涼風受けて休憩です。

ファミリー グループ 友人 単独・・・多くの人が通り過ぎていきます。

車の回収の為、下りはピストン 往路を滑らないよう注意しながら下ります。

P8270034                      慎重に下る相方

11時50分 宮前登山口

  P8270036 P8270038
(写真 左) 宮の平三角点
(写真 右) 宮前コース登山口

時計を見て、途端に空腹覚えるジィ~ジです。

角田山の近況 (完) 
ジィ~ジ 角田山 23-22 

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2011年8月27日 (土)

レンゲショウマの御岳山

二人の孫娘と娘夫婦、一緒に花を見ながら山歩きをする予定で上京するも
予定日の21日(日)、東京は夜明け前から雨  降り止む様子も見られず
止む無く中止。

ジィ~ジは、23日(火) トーハクで 空海と密教美術展 観賞。

娘一家も我々も、なにがしかの予定がそれぞれ有り、一週間も延ばせません。

今回の花鑑賞の山歩きは、ジィ~ジと相方二人だけとします。

8月24日(水) 

孫や娘に別れを告げて、9時30分過ぎにマンションを出ます。
目的地までは、たかが50㌔程度、高速道を使う必要も有るまい!
これがのっけから大間違い。
①東京は彼方此方で渋滞が有るのです。
②観光客も含め人、車も考えられないくらい多いのです。

僅かの距離を2時間近くかけ、目的地に近づきホッとしたのも束の間、
登山口のケーブル滝本駅まで、車、車、   車

勾配の急な坂道 正に3.3センチ刻み 民間のⓅも滝本駅のⓅも満車。
車の運転、気が気で無いジィ~ジです。
ここまで来てUタ~ンする訳にもいかず。イラ イラ イラ募るせっかちジィ~ジ。

御嶽登山鉄道滝本駅 観光客の帰り車を1台1台待って 待って 我慢して
漸くお昼間近の11時55分 漸く車を停めることが・・・

早速、6分間のケーブル乗車で御岳山駅に到着。

目的の花 レンゲショウマの群生地へ向かいます。
5万株 日本一のレンゲショウマの群生地。簡単に誰でもそこへ行けるので
平日とかも関係なく、観光客 カメラマン ファミリー もの凄い人の数。
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(写真 左) 御岳山駅前の様子
(写真 右) レンゲショウマ群生地に向かう相方

歩き始めて2,3分大きな高級カメラと重そうな三脚抱えたカメラ愛好者が
何十人も・・・ その辺りにはもう目の前に目的の<レンゲショウマ>がそこ彼処

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P10305371

P8240019                 こんな状態で咲いています。

レンゲショウマの大群生地の中で、他にもこんな花も混ざって見られます。
  P10305191  P10305281_2

(写真 左) ツリガネニンジン
(写真 右) モミジハグマ

レンゲショウマの群生地をゆっくり一通り回り、御岳ビジターセンターから
紀元前に創建されたという御嶽神社へ向かって急な長い石段を登ります。

P8240045                樹高23m 幹回り8.2m 神代欅

山岳信仰の山、途中には講中の宿泊所が何軒も見られます。

P8240046                   鳥居の奥に随身門
          
御嶽神社随身門の先から道を分け、長尾平へ、更にロックガーデンへ下ります。
(娘一家と歩く予定だったコースです。)

樹林帯の中の清流の沢沿い、涼感とグリーンシャーを浴び、心地よさ覚えます。

P8240052                   ロックガーデン進むハイカー

巨大な天狗岩や、緑の苔が蒸す大小、色んな形した岩が点在しています。
やがて“綾広の滝”清冽なオゾンを全身に浴びます。

P1030546_2                          綾広の滝

綾広の滝から登り返します。

P8240057                       綾広の滝俯瞰

大岳山への登山コース合流点で、
「アレッ!こんなところで!」と声を掛けれます。同じ山の会のT中夫妻です。
大岳山へ登ってきて、ロックガーデンへ下る由。暫し言葉を交わし別れます。
関東のこんな場所で、バッタリ 吃驚です。

(昨年2月ジィ~ジと相方は御嶽山、奥の院、鍋割山そして大岳山歩きました。)

途中、再び長尾平の展望台に立ち寄って
P8240062                長尾平展望台 前方左山裾は日の出山

登山道を御嶽神社に向かって下ります。御嶽神社手前からは登り返しです。
  P8240064 P8240066_2

  P8240067 P8240069

御嶽神社境内にもレンゲショウマ数多く見られます。

P10305641                   境内のレンゲショウマ

長い長い急な石段下り、舗装された道をケーブル御岳山駅に向かいます。
(前回は、ケーブルで下らず杉の巨木の中の舗装路を下ったのです。)

P8240075              左手 御嶽神社 右奥 ピラミダルな山頂に奥の院

15時50分 御岳山駅
着いたばかりのお昼時と比較して随分、人出が少なくなってます。
観光客やカメラ愛好者殆ど帰った?

16時00分 滝本駅
P8240076_2                       滝本駅

駐車スペースもたっぷり!駐車料金も半額の500円に!

来年は必ず、娘一家とまた花を見ながら歩こうと相方と誓うジィ~ジです。

(*この周辺、新潟方面へ戻る途中、立ち寄り入浴施設が有りません)

途中空腹満たすべくラーメン食べて、青梅ICから圏央道そして藤岡JCTから
関越道経由で帰宅です。

追) この日 道端で観察された花々です。
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2011年8月25日 (木)

たまには錆びついた頭に刺激を!

日曜日(21日)に娘一家と花を楽しみながら山歩きをする予定で、前日上京。

曇りなら出かけるつもりでいたところ、朝起きて外を見れば雨、雨  
止みそうな気配さえなく、止む無く中止。

花鑑賞の山歩きは、ジィ~ジと相方、空模様みて帰る日に立ち寄ることに変更。

そんな訳で娘一家のマンションに居ても、手元無沙汰のジィ~ジです。

しかし、実は今回ジィ~ジ上京の目的・楽しみがもう一つ有ったのです。

それは、ここへ行きたかったのです。

8月22日(火) 

P8230009                  東京国立博物館 本館

この左手奥の建屋 [平成館]

P8230010                  突き当り奥 <平成館>

この建屋<平成館>では現在・・・・ P8220002                       案内ポスター

 空海密教美術展 が開催中なのです。

吉祥寺で少し早目のランチして、相方は買い物に、ジィ~ジはで上野へ。

久しぶりの上野 何時ものように大混雑。特に夏休みとあってか?
パンダ目的の動物園、そして国立科学博物館では

P8220003                 恐竜博展開催中の科学博物館 

親子連れ 人 人 人 で大混雑です。

ジィ~ジは、汗を掻きながら、足早に目的地へ向かいます。

1500円の観覧料を払い早速 

4章構成で空海とゆかりの密教美術が展示されています。

第1章 空海 日本密教の祖
儒教、道教、仏教を学んだ結果 仏教求道に至った全長12mの『聾瞽指帰』
平日とは言え、あまりの大勢の入場者で遅々として進まず1㎝刻み・・・
(無論 ジィ~ジも読めないものの入館者の皆さん理解できるのかしら?)
1200年前に記された弘法大師直筆の書 見る機会などこれが始めで最後?

第2章 入唐求法 密教受法と唐文化の吸収
空海25歳の折、遣唐使として7か月要して唐の都長安へ。
僅か2年と言う短期間で、密教の奥義を極め、中国から持ち帰った絵画、仏像
法具工芸が展示されています。
(金色に輝く精巧な密教法具、錫杖頭など仏具の数々、唐文化のレベルの高さを
改めて認識させられたジィ~ジです。)

第3章 密教胎動 神護寺・高野山・東寺
中国から帰った空海は、寺院・仏像の造営、著述などゆかりの絵画、書、
仏像、工芸など展示。
(空海直筆の国宝大日経開題 金剛般若経開題残巻や両界曼荼羅図など
地方で展示されることはまずありえません。)

第4章 法灯 受け継がれる空海の息吹
空海の思想を受け継いだ弟子たちによる密教美術の名品展示
(梵天像、地天像、帝釈天像 蓮華虚空蔵菩薩坐像・・・他、何れも国宝
平安時代の文化を一堂に目の当たりに出来る幸せを実感)

仏像曼荼羅
京都 教王護国寺(東寺)講堂の大日如来を中心にし、五仏、五菩薩、
五大明王など21体の8体展示による仏像曼荼羅
(密教に依る宇宙観を立体的に体感?)

人の波で押され押され流されながら約3時間の観賞。
(出来ることならもっとゆっくり観たかったのですが・・・)

日々衰え行く我が頭にほんの少しかもしれないが マンダラパワーを
受けたような気がして些か興奮気味に博物館を後にするジィ~ジです。

吉祥寺アトレに立ち寄り、二人の孫娘にお土産買って娘宅へ。。。。

公式 HP⇒ コチラ

             少し頭に刺激 (完)

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2011年8月20日 (土)

雨模様なのにまたまた

重い雲が圧し掛かり時折、フロントにも雨滴がポッ ポッ

それでも車を進めるジィ~ジです。

8月18日(木) 

ジィ~ジと相方 馬鹿みたいに(ホントの馬鹿?)またまた浦浜登山口
空模様観れば、こんな日に誰も山へは登らないだろう。

ところが我が家が登山口Ⓟに駐車場に着くと、丁度2台の車から数人の
女性(おばさん)グループが下りてきます。

他人事ながら「物好きだなぁ~ 雨が降る確率高いのに・・・」

9時30分 浦浜登山口

P8180004 登り始めて20分足らず、前回気が付かなかったが、思いがけずオオウバユリ。

P8180007                      キツネノカミソリ

時折、雨音が聞こえるものの、樹林帯の下なので雨具着るほどでも無し。
どうせ汗でビシャビシャ 雨に当たっても大差ない?

P8180015_2 カメラ操作間違えて、フラッシュ自然発光 (馬鹿だね~)

P8180022                       深山幽谷?

10時52分ー11時 角田山山頂
途中で、女性のグループ追い越しているので、誰も居ない山頂。
P8180025                   山頂避難小屋 健養亭

持参の水で水分補給、タオルを絞れば汗と小雨でバシャバシャと音を立て落ちます。

数分休憩して下山、小屋を出ると少しガスが晴れてきたようです。
P8180027                   山頂広場の栗の木

暦の上では勿論ですが、栗のイガを見ればちょっぴり秋を実感!

P8180040                        これも 秋の花

P8180046_2                      あちゃー 失敗

キツネノカミソリの他、ヤブランは相変わらず、カワラナデシコもシャジンも
そして他にも

 P8180048 P8180049

最後にまた少し色の濃い キツネノカミソリです。
P8180050                濃いオレンジのキツネノカミソリ

来年も元気で見に来ること出来る願いたいものです。
(日頃の節制 養生が肝要です。)

12時10分 浦浜登山口

腹減った~~ 
シャツを着替えて、通りがかりのラーメン屋へ立ち寄り。

         *臭かっただろうなぁ~ 気の毒に

ジィ~ジの角田山 23-21  またまたキツネノカミソリ (完)

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2011年8月18日 (木)

キツネノカミソリIN角田山

旧盆の14日(日) 所蔵する山の会の会行事に参加のジィ~ジです。

自然保護担当による[角田山キツネノカミソリパトロール]です。

キツネノカミソリを愛でながら清掃パトロールをするのです。

9時 浦浜登山口に集合なのに、参加者14名 8時30分には全員集合。

8時40分 赤鬼隊長の挨拶と作業指示

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(写真 左) 浦浜登山口   早朝から何台もの車
(写真 右) 赤鬼隊長から作業指示を受ける

参加者銘々、トングとゴミを入れるポリ袋持って出発。
P8140253                この先、急登の階段続く

のっけから急な不揃いな階段を登ります。朝なれど湿度も高くアッと言う間に
汗が噴き出してきます。

息切らしながら、急登の階段状登山道を登り切り、最初の東屋で水分補給。
この付近からキツネノカミソリヤブランが足元で見られます。

 P8140262 P8140255
(写真 左) キツネノカミソリ
(写真 右) ヤブラン

P8140261                  オレンジ色のキツネノカミソリ

今年は全体的に開花が遅いのか?丁度咲き始めたばかりの様子で山裾が
全体的にオレンジに染まっていません。

先頭の赤鬼隊長は、若干のゴミを拾ったようだが、全体的にゴミは殆ど
見られません。

キツネノカミソリやヤブランの他にも・・・

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(写真 左) シャジン
(写真 右) カワラナデシコ

10時40分ー11時25分 山頂

向陽観音前広場まで行くも、炎天下なので、山頂へ戻ります。

P8140269                      角田山山頂標識

木陰に敷物広げ、少し早目のお昼です。毎度お馴染み、各自持ち寄りの
自慢の手料理が飛び交います。
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(写真 左) コオニユリ
(写真 右) キンミズヒキ

ゴミ拾い作業を終えて往路を下山。

P8140270                    ゴミ袋下げながら下山

下山は、キツネノカミソリ愛でながら・・・・・・

P8140272      

P8140275

殆どゴミも落ちておらず、マナーの良さも窺うことができました。(気持ち良し)

汗びっしょりなれど、清々しい気持ちも残ったパトロールの終わりです。

  ジィ~ジの角田山 23-20 (完)



 

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2011年8月15日 (月)

今夏メイン黒部五郎岳?(本番)

夜中に目を覚まし、車窓から天空を見上げると、キラキラと光り輝く☆☆☆

「天気は、まず大丈夫そうだな!」と、また一眠り。

8月7日(日) 

ウッスラと空が白み始めた4時過ぎから、早立ちの登山者の準備する音が。
我々も起床し、車のシートを元に戻します。
お湯を沸かし二人だけの簡単な朝食を取り、も済ませ出かける準備完了。

手持ちのエリアマップCTでは
折立ヒュッテ休憩所~太郎平小屋 5時間
太郎平小屋~北ノ俣岳 2時間 北ノ俣岳~黒部五郎岳 3時間半
黒部五郎岳~黒部五郎小屋 1時間半 合計 12時間の長丁場

*因みにピストン 復路では10時間半となってます。

加齢と無茶使いで疲労劣化した腰と膝抱え、果たして歩き通せるか!
もしかしたらジィ~ジにとって最後の挑戦となるかもしれません。

5時15分 折立登山口
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(写真 左) 折立登山口
(写真 右) 遭難慰霊碑

樹林帯の急登をジグザグに高度を稼ぎます。殆ど風も無く汗っかきのジィ~ジ
歩き始めたばかりなのに、吹き出た汗が玉となっています。

6時05分-6時10分 小休止
歩き始めて1時間弱の結構辛いアルバイト 一寸休憩です。

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(写真 左) 休憩場所4代目[アラレ]ちゃん
(写真 右) 巨木 クロベ?

再び急登を息切らしながら頑張ります。少し下って登り返し小突起へ。

6時37分 三角点 (1870.6m)
三角点の標識です。ここから太郎平まで4.2㌔。
三角点までくれば勾配は緩やかになり、視界も拡がり、足元の花々や周囲の
山並みも望めるようになります。

P8070178                   太郎平への緩い永い道のり

ここ登るのは2回目、下るのは今回で3度目となりますが、10数年前の記憶では
当時、これほどゴロゴロと荒れてはいなかったような・・・

それでも、この日の目的の一つ[北ノ股岳]もしっかりと望めます。

大小入り混じった石ゴロの登山道、周りの花々や池塘と草原に目をやりながら前進。
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8時00分 五光岩ベンチ
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(写真 左) 五光岩ベンチ  太郎平小屋まであと僅か二キロ
(写真 右) 太郎平まで高低差200m足らず 殆ど水平道。

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P8070188                   ニッコウキスゲもパラパラと

8時45分ー9時5分 太郎平小屋
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(写真 左) 太郎平小屋は目前   昔2度宿泊
(写真 右) 標識

小屋の周りは大賑わい、薬師岳方面へ行くハイカー下ってくるハイカー
そして薬師沢へ向かおうとしている登山者。。。
小屋の売店も大繁盛。 ゆっくりと身体を休める我らです。

CT5時間のところ休憩含め要した時間は丁度3時間30分。懸念した腰・膝の
塩梅もここまではあまり不快感 痛みは感じません。調子はまずまず?

それでもまだ行程の半分にも達しては居ません。力の試どころです。

薬師沢への道を分けて、ジィ~ジと相方、黒部五郎岳を目指します。
殆どの登山者は、この時間薬師岳或いは薬師沢経由雲の平に向かいます。
黒部五郎岳に向かうは我らのみ!

太郎平小屋から北ノ俣岳の間では多くの花が見られます。

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P8070200                   なだらかな木道の登山道

池塘とお花畑に見惚れて前進し、ふと気が付けば周辺から青空が消え、ガスが。
P8070201               振り返れば来し方もガスで覆われ

P8070202                 目的の黒部五郎岳方向も青空隠れ

P8070205                              終わりかけのハクサンイチゲの大群落

P8070208                     道の脇はお花畑

 P8070203 P8070206

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P8070212                 前方から下山してくるグループ

擦れ違いざま、「何時に小屋を出たのですか?」と聞けば「4時です!」

その後、単独行氏も何人かコチラへ向かってきたので都度聞いてみると
「4時半に出ました」とか似たような返答。この時点で10時50分。
計算すれば、大方の平均は、ここまで凡そ6時間要したことに!

10時55分ー11時30分 北ノ股岳
P8070217                   ガスの覆われた北ノ股岳

もう周りはガス、ガス、ガス展望は全くゼロ。
ジィ~ジと相方は小屋泊予定さほど荷も重くなく、小屋まで残り8キロあっても
多分小屋へは4時過ぎに着くことができるでしょう。
しかし一向にガスが晴れる気配が有りません。むしろ深くなるばかり。

ジィ~ジの望みは大展望楽しみながらカールの水が飲みたいのです。
通りが掛りのお兄さんに小屋での今後の天気予報情報確認したところ
昼過ぎから雨模様とのこと。
ここまで来たのだから何とか行きたい! もうチャンスは無いかもしれない!
でも行っても期待する眺めは100%得られない。おまけに雨は嫌だ!
お昼のパンを齧りながら、なかなか結論付けれず逡巡するジィ~ジです。

そこへ20代後半?若き背の高い二人の女性がやってきます。
ジィ~ジ「これからどうする予定ですか?」と質問すると、目が合った女性、
微笑みながら「折立から富山行きの最終バスには間に合いそうもないので
太郎平の小屋に泊まります。

ジィ~ジ 決断 “天気も良くなる見込みが無いのでここで戻る”

ジィ~ジ
「太郎平の小屋に泊まっても時間とお金が勿体無い!一緒に下りましょう」
我が相方も同調してくれます。
歩くのが遅いからとか、迷惑になるからとか遠慮していた彼女たちも結局
一緒に下山することに・・・・ 11時30分

P8070220_2                  相方先頭に北ノ俣岳から下山

周辺のガスは益々深くなり、歩き始め5分足らずでポツッと一滴当たるや否や
雨具を取り出す暇もないくらい大粒の雨、土砂降りに  
濡れながら雨具取出し、身に着け歩き始めます。

それでも強烈な雨は10分ほどで小止みになって呉れます。
遠くではの音も・・・ (二人で強行しなくてよかったかも)

P8070225                     雨具着用しながら下山

雨は止んで呉れます。アオノツガザクラ ハクサンイチゲ チングルマ
大群生のお花畑を見ながら下ります。
二人の女性 昨年始めてきてお花畑に感動し、再び改めてやってきたそうです。

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(写真 左) ウサギギク
(写真 右) ネバリノギラン

13時00分ー13時20分 太郎平小屋

P8070230                   太郎平小屋前から下山

ガス立ち込める小屋の周辺は大賑わい、活況を呈しています。
P8070232               幻想的雰囲気の中のニッコウキスゲ

P8070234                      有峰ダムも眼下に
このところの雨に洗われたのか?登山道には露岩でイッパイ。

P8070237                     青空覗くも積乱雲も

15時15分 三角点

P8070239                    ???ヒカゲの種類かな

三角点からは樹林帯の急登を下ります。
ジィ~ジの前歩く3人は快調ペースなれど、ジィ~ジの膝はイマイチ曲がらず
膝を庇って下るので今度は腰が痛くなってきます。我慢 我慢です。

 P8070240 P8070246
(写真 左) ツルアリドウシ
(写真 右) ツルリンドウ

16時27分 折立ヒュッテ休憩所 到着
休憩含むも大凡11時間歩けたジィ~ジ。
強がりではないものの多分、黒部五郎岳小屋まで歩くことができたでしょう。
別の意味で達成感が得られたジィ~ジです。

汚れた靴を洗い、汗だらけの体を拭いシャツを着替え、4人で車に乗ります。
折立から小見へ、富山地鉄の小見駅で時刻表を見ると電車は出たばかり
遠慮する彼女たちを強引に促し富山市へ向かうジィ~ジです。

二人の女性は大阪育ち、ともに甲乙つけがたき美人、(一人は既婚者)
とても感じも良く聡明さもそこはとなく感じます。

富山地鉄の南富山駅まで送ると、お礼とともに財布を取り出すので
無論 ジィ~ジは自分から言い出したことだし金銭は固辞します。

新潟の宣伝はしたものの、自分の名も名乗らず、自分の駄ブログも言わず
魅力溢れる二人の女性の名も聞かず・・(ちょっぴり後悔?)
ホントに 一期一会 相方曰く 自分のPRしなくて少しカッコ良かったよ!

富山市のスーパー銭湯で汗を流し、スーパーで好物の昆布締め刺身を
買って越後へ戻る二人です。

黒部五郎岳またいつの日にか再挑戦するつもり。何せ暇人ですから。。。

今夏メイン 黒部五郎岳 (完)

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2011年8月13日 (土)

今夏メイン黒部五郎岳?(序章)

昨年9月、西黒尾根から谷川岳へ、復路は時間の関係上、天神尾根を選択。
往路と異なり、各団体で2~300人の登山者で大渋滞。
せっかちジィ~ジは我慢できず、年甲斐もなく、その大渋滞の脇の岩場を一気に
下り、追い越してしまったのです。・・・・
その際、無理をして左足膝に炎症が発生したのです。(正に後悔先に立たず)
P91800281                 2010 9 18 西黒尾根途中

爾来 膝の調子が悪く、加えて以前より軽度の脊柱管狭窄症による坐骨神経痛で
腰から踝にかけ痛みが走るので整形外科で治療中だったので膝治療も追加!!

経年劣化の身体は、治療しても簡単には元に戻りません。
だましだましながら、痛みと付き合って行くより仕方が無いようです。

それでもなんだかんだと言いながら今年もキタダケソウ見たくて北岳へ行ったり・・
しかし登りは兎も角、下りになると膝を庇うので腰に痛みが走り

『大きな山は、もう駄目かもしれない』弱気が芽生えます。
P10303301                  北岳固有種 キタダケソウ

7月は所属する【山の会】で1泊2日の会山行 鳴沢峰・針ノ木岳が実施、
参加者に迷惑をかけると悪いから・・と相方だけが参加しジィ~ジは断念。

それでも山のハイシーズン 最後になるかも知れないと思うもののヤッパリ
山に登りたい。相方と二人で有れば、臨機応変対応可能?

ジィ~ジ 夏山で行きたいところ <黒部五郎岳>だったのです。

13,4年前 折立前泊で翌日は薬師岳に登り太郎平小屋泊まり、2泊目は
黒部五郎岳に登り、カールで水を飲み、景観を楽しみ三俣山荘屋泊、そして
翌日は鷲羽、水晶、そして岩苔乗越から黒部源流の一滴を求め、目的を果たし
雲ノ平山荘泊でグルリップの3泊4日。

8月6日(土) 
10時、富山市に住む長兄宅を訪れ、長兄夫婦と我が家、4人で両親が眠る
墓地へ、1年に一度、ジィ~ジの墓掃除です。水をかけ水苔を取り除き、
汗を掻きながら作業を終え、花、蝋燭 線香手向け合掌です。

墓掃除墓参りを終えて、市内の瀟洒なレストランで少し遅めのランチを楽しみ
再び、長兄宅へ高校野球TV観戦しながら近況報告など雑談交わします。

長兄宅の近くのスーパーで夕食、翌日の朝・昼の食料調達し、夕方4時過ぎ
折立に向かって車を進めます。

昨年、土砂崩れで通行できなかった小見線、今年は途中に工事個所あるも
通行に不便は有りません。
有峰ダムを通り過ぎ、折立へ。一般車終点の折立の林道は、片側路側に
1キロ以上t前から全国各地のナンバーの車、車、車。。。優に数百台は・・・

それでも土曜日の夕方、下山する人も多かろうと奥へ進んでみます。
案の定、最終地点駐車場の駐車スペースが幾つか見られ、車を止めます。

缶ビールを飲みながらスーパー調達の夕食を採っても外はまだ明るい。
 P8060161 P8060162
(写真 左) 最終点駐車場付近 駐車スペース有り この手前2,3キロ満車
(写真 右) 折立 登山口

下山してきた登山者、見ればドロドロ状態。
聞けば夕方猛烈な雨に見舞われたとか・・・

空模様観ればこの後、悪くなりそうな感じは無いようですが・・・
車に戻り、シートを倒し寝床の準備。
夜間通行止の有峰林道、静かに夜は更けていきます。

アルプスなどジィ~ジにとって最後となるかもしれない山歩き。
無事目的果たせること願いながら   

    長い序章お終い。

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2011年8月10日 (水)

豪雨のあとの[角田山]

新潟・福島両県に28日、29日の二日間甚大な被害をもたらした集中豪雨。

あまりの豪雨で水力発電所も稼働できなくなり復旧目途も立たないとか・・・

そんな中、体調管理と足慣らしで何時もの通り 角田山へ。

8月1日(月) 

AM7:40 稲島登山口スタート
丁度、会友のK山夫妻も歩き始めるところ。。。

P8010117               稲島薬師堂前のオオウバユリの状況

我が相方、気になるオオウバユリ 蕾膨らむもまだ開花していません。

稲島コース、今回の豪雨で登山道の表土が洗われ、大小様々な石がゴロゴロ
或いは、場所にとってヌルーッとした滑りやすい赤土!とても歩きづらく・・・・

P8010093_2               とても登山道とは思えない荒れた道

P8010116                       5合目水場 

P8010094                   5合目先崩落した登山道

ゲリラ豪雨の鋭い爪痕が、彼方此方で見られます。

それでも5.5合目先からは、あまり大きな被害は見られないような・・・
(樹林帯の為、直接雨が当たらなかった?)

汗ダラダラ流し、ハァハァ息絶え絶えに前進。

AM8:23ーAM8:30 山頂長者ヶ原 
P8010101                  朝からムンムン山頂広場

給水で渇いた喉を潤して、ちょっぴり休憩して、直ぐに下山です。

下りは道端の花々を楽しみながら、荒れた道を躓かないように気を付けながら
ゆっくりと時間をかけて下ります。

P8010100                 ヤマユリが10数株!?
P8010096                        ヤマユリ

P8010098                       クルマユリ

 P8010111 P8010110
(写真 左) ゲンノショウコ
(写真 右) クサハッカ

P8010105                森のシャンデリア エゴの実

他にもムラサキツユクサ ウマノアシガタ・・・etc

荒れに荒れた登山道、足場を探しながら下ります。
オオウバユリもう一度見ながら登山口へ。

AM9:10 稲島登山口
登りとあまり変わらない時間をかけて漸く到着。
この荒れた道は暫く歩きたくありません。

豪雨の爪痕残った 角田山 23-19 (完)
ジィ~ジの山歩き8月最初の山、やっぱり・・・・・変わり映えしないなぁ!

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2011年8月 8日 (月)

23 山歩き7月まとめ

拙・駄ブログは、ものぐさジィ~ジの日記代わりの覚書なれば・・・・
極端な猛暑と、県内に甚大な被害をもたらしたゲリラ集中豪雨の7月。

そんな中、ジィ~ジの『山歩き』7月の纏めです。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;:♪:;;;:♪:;;;:

① 阿賀町M小学校と遭遇 7月7日(木)  記事は⇒コチラ

P7070191                  暑さの中、元気いっぱい小学生

② 予定変更、月山姥ヶ沢コース 7月9日(土)  記事は⇒コチラ

夏スキーに興ずる若人と、フラワーロード
 P7090260 P7090240
(写真 左) 月山から姥ヶ山は、花盛り
(写真 右) ヒナウスユキソウ

③ 低山は朝でも暑い 角田山 7月12日(火)  記事は⇒コチラ

P7120285                    山頂は朝から草いきれ

④ 秋季集中登山候補地下見 7月14日(木)  記事は⇒コチラ

P7140294                  湯ノ丸高原周辺の山々下見

⑤ 柿団地は防除作業     7月16日(土)  記事は⇒コチラ

P7160334                   稲島登山口周辺は柿団地 (登り始めは無かったのに)

角田山23-18

⑥ お手軽納涼登山 再び 月山 7月17日(日)  記事は⇒コチラ

P7170037                      涼しさ求め残雪歩行

月山高原ラインは6合目から8合目までシャトルバスが無料運行。

⑦ 花と展望求めるも?想定外 7月22日(金)  記事は⇒コチラ

P7220110_2                    キスゲは電流保護策内

*想定外 東京近郊の学校登山数十校と日にちバッティングで大混雑。

⑧ 実施可否を悩む相方 決行 笙ヶ岳 7月29日(金) 記事は⇒コチラP7290023                   花堪能の草原山歩き

県内広範囲で集中豪雨被害発生 この日まで豪雨が続くとは!
我がグループだけで占領占拠。

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膝が痛い、腰が痛いと言い訳ばかりで情けない。

7月まで累計
  50回 50日
  腰が痛い、膝が痛いと言いながらまずまずのペース?
  角田山が3回も!中身が薄いなぁ~

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2011年8月 4日 (木)

決行会山行【笙ヶ岳】

暫く降らず農作物にも影響でそうだなと思っていた矢先、トンデモナイ豪雨が
7月28日から新潟県と福島県に襲いかかり、各方面に甚大な被害が発生。

我が家周辺も過去平成10年8月4日には床下浸水の被害を受けた家屋が
多く見られ、我が家も車寄せに雨水が侵入し、車を修理に出す羽目に・・・

そして今回28日、300ミリのゲリラ豪雨。
もう1時間2時間降り続けば周囲の道路も幹線道路も浸水したとと推測されるも
幸い、少し小止みなって呉れ、直ぐに水が引いたので目に見える被害はゼロ。

それでも町内にある旧 農業排水路がOverFlowし、2軒のお宅に車被害発生。
ジィ~ジ、備え付けの鉄製八手で、下水本管への流入口に溜まったゴミや草木を
取り除くと、排水路の水捌けが格段に進み推移も徐々水位も下がります。

28日 新潟市以外の三条市・加茂市十日町市etcの市町村は尚も降り続き、
観測史上初、結果的には1000ミリを超すというほどの量を記録したのです。

そんな中、不謹慎と思われる方も多いでしょうが、ネットで今後の予報をチェック
特に山形・秋田方面。(新潟の豪雨まさか翌日29日まで続くことは無いだろう)

実は29日(金)所属する山の会の会山行の予定日なのです。
企画実行リーダーは相方。
どの予報観ても予定地は曇予報。(昨年は降水確率高く中止)
相方悩んで悩んで夕方実行決断。(参加申込者は中止予測した方も?)

7月29日(土) 

集合時間6:00新潟市、今にも降りそうなお天気の中、予定通り女性17名
男性9名 合計26名乗せて酒田市に向かってバスを発車させます。
胎内市通過する頃は土砂降り、嫌~な感じを受けます。
それでも山形県に入り鼠ヶ関の道の駅(しゃりん)でのトイレ休憩時は霧雨程度。

酒田から鳥海ブルーライン、ガスの中のスカイラインを走ります。

この日、相方担当の会山行 目標の山は<笙ヶ岳(1635m>です。

10時00分ー10時10分 大平登山口
大平山荘から数百メートル先に登山口が有り、数台駐車可能なスペース。
P7290003                ザックカバー着けてスタート。
辺りにはガス充満しているも、幸い雨は降って居ません。雨具は不要です。
相方登山届を投函し、階段登山路を歩きだします。
ほんの少し急な伝石阪は、石がセメントで固められ、歩きやすい登山道。
足元の脇には、ツルアリドウシ、オミナエシなどの花が出てきます。
 P7290005 P7290006
(写真 左) ツルアリドウシ
(写真 右) 開花間近いオミナエシ

このコース最大?の急登を登りきると森林限界、周りが見渡せるように・・。

10時45分ー10時50分 見晴らし台

P7290009                 最初の休憩  何も見えない展望台
晴天であれば庄内平野と日本海に浮かぶ 飛島 も見える処ですが

徐々に勾配も緩くなり草原の中には、ニッコウキスゲやハクサンフウロなど
高山植物が賑わいを見せ始めます。清水大神と呼ばれる高層湿原も・・・

P7290013                      清水大神付近

ガスで視界は開けないものの、雨の心配は当面無さそうでホッ!

11時18分ー11時30分 樋(トヨ)
気持ちの良い草原の中に清冽な清水も汲み取れる場所です。

P7290022                   草原の中の湿地 樋

緑の草原には色々な花が自己Appealに余念有りません。
 P7290014 P7290015

 P7290016 P7290021

草原を横切る<樋>を石伝いに跨げば、直ぐに [河原宿]です。

11時40分 河原宿

P7290029                       河原宿標識
この付近には、未だ小さな雪渓も残っています。
P7290031                 雪渓と高山植物咲き乱れる草原
                *青空まで雲が切れると
 P7290024_2 P7290028

足元にはチングルマの花穂の大群落や、色鮮やかなニッコウキスゲ
そしてご存知チョウカイアザミ、アオノツガザクラ 
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他にも数えきれないほどの多彩な高山の花が乱舞。
 P7290037 P7290040  

やがて“御浜小屋”に向かう“愛宕坂”との分岐。
我がグループはここで進路を右に取り、目的の 笙ヶ岳へ向かいます。

P7290039                 キスゲ咲き乱れる石畳の登山道

P7290043                     緩いなだらかな登り

三峰から二峰と小さな登り返しを繰り返し・・・ 目的の山に到着。

12時30分ー13時20分 笙ヶ岳
三角点の置かれた、広場のような山頂。
雨にも逢わず昼食が取れるなんて! ありがたや ありがたや です。
何時もの通り、年季の入ったお手製料理が飛び交います。

山頂の周辺もハクサンイチゲ、トウゲブキ、チングルマ、ハクサンフウロ・・・
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贅沢言えば、鳥海山山頂方面の展望がガス深くて、得られないことです。
食べながら喋りながら、話の花が咲き時間はアッと言う間に流れていきます。
下山予定時間到来、ガスで周辺が包まれ出しますが、記念集合写真撮影。
我がグループの他、人ひとり居ません。占拠です。

P10305001_2                全員笑顔記念撮影 (ジィ~ジ撮影)

二峰から三峰、緩いアップダウンを  

13時45分 愛宕坂分岐

P7290059
ここからは往路を戻らず、鳥海湖を眺め下ろしながら〔御浜神社〕へ向かいます。
この周辺も高山植物の宝庫。ハクサンシャジン、トウチソウ、他 他 他
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P7290066                      チョウカイアザミ

P7290065                        キンコウカ

P7290071                        鳥海湖

鳥海山が見えれば言ううことなしですが、そうはうまくいかぬがこの世の常。

14時15分 御浜
石垣に鎮座の御浜神社、そして御浜小屋です。ここで象潟口と合流です。
ここから<鉾立>へ下ります。
鉾立までは、少々歩きづらい石が敷かれた道が最後まで続きます。
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14時40分 賽の河原

P7290076_2                    石ゴロ   賽の河原

高度が下がるにつれ、植生も少しずつ変化してきます。
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時折車の音や、人の話し声も遠くに聞こえ出し、雰囲気変わります。
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15時30分 鉾立展望台
観光客いるもガスで展望叶わず。
コンクリートの遊歩道を下れば喧騒の世界。

15時35分 鉾立登山口
ここは秋田県のエリア。広大な駐車場に観光センター
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鉾立は平日にもかかわらず、ツアーの大型観光バスも数台、自家用車も多数。
殆どは軽装の観光客の皆さんです。

借上げバスのドライバー氏から熱い蒸しタオルを貰い、汗拭い靴履き替え乗車。
予定通り、吹浦の日帰り温泉<あぽん西浜>に向かいます。

16時15分ー17時10分 アポン西浜 (入浴)

入浴終えて、バスに乗り込めば新潟までの長い距離、アルコールの力も借りて
ワイワイがやがや・・・

20時過ぎ新潟駅南口到着 新潟市内は降っておらず一安心。

自宅に戻ると、留守電やPCメールで水害見舞いの連絡あちこちから多数。
この日も午前中、新潟市は相当降った由。幸い我が町内に有る旧 農業排水路
OverFlowすることも無く、被害は無かったようで一安心。

周辺地域は相当降り、信濃川・阿賀野川の本・支流は増水で近隣地期には
避難勧告続出の報道が繰り返されています。

たまたま大変な豪雨の時に他県への会山行実施。複雑な心境です。

近頃、度を越したような異常気象が多発、地球温暖化がなせる仕業か?
将来が懸念されます。  

会山行 笙ヶ岳 お終い。

*当日参加の女性会員M・Kさんの会HP寄稿レポは⇒コチラ

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2011年8月 1日 (月)

想定外?!<霧ヶ峰>

予定では、7月20日(水) ジィ~ジ担当リーダーで 【八島ヶ原湿原~霧ヶ峰】の
会山行だったのですが、生憎にも空模様が頗る宜しくありません。

バス会社にキャンセル依頼と、空車予定を聞き、参加予定の会員に日にち変更での
参加の可否を問い合わせ、予定日変更で実施です。

7月22日(金) 

霧ヶ峰ビーナスラインは新潟から遠いので5時新潟駅南観光バス発着場出発。
参加者は8名減って、美女9名 元青年8名 計 17名です。

土曜日、或いは日曜日にしなかった理由。
 ① 学校が夏休みに入る。
 ② ニッコウキスゲが最盛期の筈。

  ∴ 相当な混雑、渋滞が想定されます。

4時間もかけて渋滞に嵌れば、山歩きの気力も失われます。

借上げバスはビーナスラインに入り、速度はダウンしますがジィ~ジ計画通り
渋滞にも逢わず、予定通り9時30分 八島ヶ原湿原の広いⓅに到着です。

と、ところが広い駐車場にはマイカー以外にも大型観光バスが何台も見られ
周囲は子供達で溢れ、トイレも順番待ちの大行列です。

P7220078                   学校登山で溢れるⓅ

9時35分 八島ヶ原湿原
バスを回送用の出口に停め、出発準備し八島ヶ原湿原に向かいます。
湿原の遊歩道、まずは世田谷の中学校生徒が何百人、切れ間ありません。
引率の先生には悪いですが、統率取ること出来ず、一般者に気配り無し。

どうにもならないので業を煮やしたジィ~ジ 「ご免ネ!片側によって頂戴」
17名引率し、200名ほどの集団を一気に追い抜きます。

P7220079                       八島ヶ原湿原 (拡大)

P7220082                 山小舎の灯の碑 古いね~ (拡大)

大集団を一気に抜いたので、ゆっくりと草花見ながら進みます。
ヤナギラン、ノアザミ、ノハナショウブ、エゾカワラナデシコ・・・etc etc。

P7220086                八島ヶ原湿原俯瞰 (拡大)

P7220087              相方ペースメーカにして前進する我が仲間

10時32分ー10時40分 物見岩
P7220088                   物見岩にて休憩

北アは勿論、隣の蓼科山もガスで眺める事、叶いません。
(晴れていれば百名山何十も見れるのですが・・・)
子供達の元気な声が聞こえてきたので、再び前進です。

途中見られた花の一部です。
 P7220083 P7220084
(写真 左) ヨツバヒヨドリ *拡大
(写真 右) ミヤマホタルブクロ *拡大

雨が降れば少し難儀そうな滑りやすい登山道、下ってまた登り返し。
前方から小平市の小学生の集団が下山、擦れ違います。

10時55分ー11時05分 蝶々深山
P7220092                    休憩中の中学生集団

新宿区の中学生の学校登山集団。彼らも八島ヶ原湿原に向かって下山。
 P7220093 P7220094
(写真 左) シモツケソウ *拡大
(写真 右) ノハナショウブ *拡大
 P7220095 P7220116
(写真 左) ウツボクサ *拡大
(写真 右) イブキトラノオ *拡大

傾斜は緩いものの狭く石ゴロゴロの歩きづらい道を車山乗越に向かって。
我らと年代も人数も競うようなグループと交錯。お互いにエールの交換。

11時30分 車山乗越

P7220097                   車山乗越   (拡大)
ニッコウキスゲが咲いていますが、電流線で鹿対策がなされています。
贅沢?甘やかし?リフトで山頂に向かってくる小学生の団体も・・・
賑やかな男の子、女の子の声が飛び交います。

山頂目指し、この日一番?の急登をゆっくり進みます。

11時50分ー12時45分 霧ヶ峰(車山)山頂
既に休んでいる団体、リフトで到着の都会ファッションの観光客、車山の肩からの
ハイカー・・・広い山頂も、我ら地元でも見られないほどの大混雑状態。
とても2000m近い山の山頂とは思えません。
P7220102                   お昼採る小学生の団体

「コンニチワ ゴキゲンヨウ」 全員新調の帽子やシャツの東京の何処かの
お嬢様学校の女学生の集団も到着です。

小学生グループは、大声でホテルの弁当のおかずの交換などしています。
我がグループも何とかスペース見つけお昼を採ります。

ジィ~ジ期待した富士山始め、八ヶ岳、北ア 中央ア、南アの展望は天空に
青空有るものの、山にはガスがかかり全く得られません。
Img_2644_2                  山頂にて記念写真  ⋆ジィ~ジは前列右端

お昼を終えて、石ゴロゴロの広い登山道を車山 肩に向かって下山開始。
P7220106              車山 肩から山頂目指す中学生の学校登山

ガスが少しずつ上がってきているものの、隣の蓼科も全容は未だ現れず。
中学生の長い長い列とすれ違い。

13時05分ー13時30分 車山 肩 周辺散策
車山 肩はコロボックルヒュッテのほか、観光施設 Ⓟも有るので大賑わい。
周辺はニッコウキスゲの群生地、大勢の人が楽しんでいますが、ここにも
鹿害対策で電流索が張られています。

P7220110                   電流索とキスゲの群生 *拡大
P7220113               一日花のニッコウキスゲ *拡大

P7220118                   肩周辺は観光ムード

肩周辺散策終えて、待機中の借上げバスに乗り込む我らです。
大した汗も掻かないものの、予定通り日帰り温泉に向かいます。

13時55分ー14時45分 白樺湖 すずらん温泉 
殆ど貸切状態の温泉、ユッタリと浴槽で手足を伸ばす我らです。

入浴終われば、即刻 コンビニ立ち寄り銘々好みのアルコール買い求め。

越後新潟まで長い長い距離 アルコールが入れば、バスの車内は五十雀
六十雀の大合唱 ピーチク パーチク 囀り止みません。

19時05分 新潟駅南口
ジィ~ジの計画より約1時間ほど早く帰新。
山歩きより、バス移動が長い今回の会山行が終わります。

交通渋滞に遭遇しなかったものの、東京都内、近郊の学校登山まで
予測でき無かったジィ~ジです。

ジィ~ジ極めて嫌いな言葉なれど、如何せん想定外の一日に・・・

                     この項 おしまい

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