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2011年6月 9日 (木)

再び今更ですが・・・

学者や専門家の一部の方には申しわけないとは思いつつも、何かの折に
それまでの自分の見解、学説が覆された時に、しばしば「想定外でした」との
commentを見かけますが、なぜ素直に「自分の間違いでした。」と素直に
言えないのか!?ジィ~ジの神経逆なでする語句が「想定外」。

「想定外」と発するこの手の学者・専門家は自らのレベルの低さを露呈していると
言わざるを得ません。

されど!ジィ~ジは学者でもその道の専門家では有りません。
前置き長くなり今更レポですが・・・

5月24日(火) 
たまたまジィ~ジに野暮用有り、参加出来ず残念だったのですが、前日、近所の
“赤鬼”氏から山へのお誘いのメールが有り、相方が参加です。

出かけた先は、『会津100山』に列せられている会越県境の一座。

夕方 嬉々として帰宅した相方。???直ぐに納得。。。

相方のザックの中からは3キロ以上の山菜が!! (うち 蕨 1K?)

P5240138                 小指ほどの太さのゼンマイ

P5240139                       ゼンマイの綿取り

この日の目的は、会越国境の山歩きです。途中の登山道の道端に食べ頃の
蕨など有るかも知れないと相方は思っていたことでしょう。

しかし 正に山菜素人の相方にとっては「想定外!」。比較的マイナーな
山で登山者も少ないせいか?登山道の傍ら一面がゼンマイで覆われていた由。

通常ゼンマイは沢筋の急峻な崖状の場所で見られ、採取にはかなり危険が
伴うのが一般的思考。
道すがら数十本程度ならいざ知らず、ジィ~ジや相方には無理 無理!!

二人で綿を採り、大鍋で湯を沸かして夜遅くまで灰汁抜きに精出す相方です。

蕨も(写真無し)太く、長く見るからに旨そう!!

藪に覆われた山頂で展望も全く利かない山だったにも拘らず、思わぬ収穫で
大満足で帰宅した相方。“赤鬼”さんに感謝です。

* 一口メモ

 「この里に 手まりつきつつ 子どもらと遊ぶ春日は 暮れずともよし」

 「かすみ立つ 永き春日を 子どもらと 手まりつきつつ この日暮らしつ」

                     良寛さまの読まれた歌 

相馬御風博士 安田靫彦画伯が所蔵される良寛さま自作と言われる『手まり』
良寛手まり研究家 辻 美佐夫氏が長年の研究で、手まりは直径6.6センチ
重量42グラム そして問題の芯は、海綿、もみ殻、ガマの穂、ススキの穂、
・・・試行錯誤 研究の結果 弾み具合からもゼンマイの綿に辿りついたと言う。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━

5月25日(水) 

前日は所用で、“赤鬼”さんのお誘いに乗れなかったジィ~ジ。
足慣らしの為、昼からゆっくりと一人でいつもの<山へ>・・・・
コースも何時もの[稲島コース]

車から降り、靴を履きかえ直ぐ歩き出します。生来、肺機能の悪いジィ~ジ
直ぐに ハァ ハァ フウ フウ 息切らしながらヨタヨタと進みます。

P5250144                     オオウバユリの葉

歩き始めてすぐ、稲島薬師堂脇の登山道脇には、相方が毎年チェックする
オオウバユリ、今年も花が見られそうです。

今の時期、のっけから8合目付近まで、見られる花は≪シャガ≫が主流。
P5250146                      シャガの花

P5250151                       シャガばっかり

15時20分 角田山山頂

P5250152                      角田山山頂広場

平日の夕方前、流石に静かな山頂です。それでも2,3人見られます。
空身のジィ~ジ直ぐに下山です。
P5250154                  もうすぐ花をつけるエゴのキ
  P5250155 P5250156
(写真 左) 向陽観音前広場から蒲原平野と遥かに残雪の粟ヶ岳
(写真 右) 7合目下の 不動明王像

再び、両側のシャガに目を奪われながら下るジィ~ジです。
P5250159                        シャガ全盛

15時57分 稲島登山口駐車場

治療中の腰、膝庇いながら一歩一歩慎重に下山。

P5250162_2                   稲島登山口 出羽三山石碑

ジィ~ジの角田山詣で 23-15 (終わり)

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コメント

tuba姐さま
ゼンマイ、重量では90%以上水分ですから・・・
手もみも意外と難しい!日照時間も問題です。だからべらぼーにお取り寄せは高価。
でも戻して料理するとお酒に合うし、堪えられません。((笑))

良寛さまのてまり 手まりだけの研究会が有るんですよ。世の中広い!

投稿: 輝 | 2011年6月11日 (土) 05:35

なるほど。。
手まりにゼンマイの綿が使われていたンですね。
賢くなりました、アタシ(*゚▽゚)ノ

先日、ゼンマイを初めて乾してみました。
エッ!
こんなに少なくなるのぅ???って、ビックリしちゃいました。
ガッカリする程の量になって・・・

投稿: tuba姐 | 2011年6月10日 (金) 23:07

赤鬼さま
想定外と言う言葉使ってもいいよね!我々は全てに素人だから。。
これだけ一人で簡単にゼンマイが取れたんだから欲出して来年は二人で参加するのでよろしく。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年6月10日 (金) 07:00

おいらも想定外だった。あんなに採り易い所にゼンマイがあるなんて。喜んでいただいて恐縮。来年も行くよ。

投稿: 赤鬼 | 2011年6月10日 (金) 06:34

もうぞうさま
我が相方勿論想定外ですよ。通常日帰り30リットルザックで雨具と水と着替えの
1枚2枚そして簡単お昼ですから余裕たっぷりです。
私も東屋のオオウバユリは未確認でした。でも出てくると期待はしてますが・・・

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年6月 9日 (木) 19:47

ザックに余裕があって良かったですね~
これは想定内?

オオウバユリは、私も確認しました。が、東屋付近のオオウバユリは確認できませんでした。

投稿: もうぞう | 2011年6月 9日 (木) 19:18

山の風さま
お早うございます。
我が家有り難いことに毎年岳友からも、飯豊山塊の極太ゼンマイ何回か頂戴するのです。
乾燥と手もみで手間かかりますが、我が家は4年生の孫娘まで大好きなので
上京の折は、戻して味付けして持参するのです。
山菜はお説の通り、お酒に良く合いますねぇ~(笑い)最高の肴です。確かに!!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年6月 9日 (木) 07:39

お早うございます。
一杯がすすみそうですね。山好きが山菜となればこれ以上の肴はいらないのでは

投稿: 山の風 | 2011年6月 9日 (木) 07:15

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