« そして2月最初は・・・ | トップページ | お江戸滞在覚書 »

2011年2月10日 (木)

五頭山塊 厳冬期の菱ヶ岳

ジィ~ジの山歩き、2月の第2弾は、会山行に参加です。

2月5日(土) 曇/雪
厳冬期のこの時期に、雪深い越後の山に登る物好き?会員がなんと! 
女性16名 男性21名 計37名 (平均年齢は言うまい)
目的の山は、五頭連峰最高峰 菱ヶ岳 973.5m。
過去 ジィ~ジこの時期のこのコース7,8回参加経験有るものの、今年は
殊更 積雪量が半端で有りません。

ジィ~ジは岳友O氏の車で、内の沢登山口駐車場まで予定集合時間に
到着するも、チャーターした2台のバスの参加者が一向に着きません。

やがてジィ~ジの携帯に呼び出し音。今回のリーダーT氏からです。
バスがチェーンの装備忘れで、皆で押したりしているが後輪駆動でスリップ
ばかりのトラブル発生。少し遅れるとの報告です。

結局、林道途中で無理と判断、参加者は歩いて集合場所へ。

予定より出発時間丁度1時間遅れ。

出発準備整え、リーダーからの注意事項指示伝達、準備運動終えて
隊列整え出発です。ジィ~ジもテントを背負って…

この時期、直接尾根に沿って直登で進みます。
  P2050001 P2050002
(写真 左) カンジキ履いて出発準備
(写真 右) 隊列組んで前進

雪は深いものの、ここ数日暖気が入り予想外に雪が締まっているようです。
隊をグループに分け、先頭グループはラッセル 猛者 強者グループ
リハビリ中の軟弱ジィ~ジは、弱力グループの責任者を務めます。

数日前、担当リーダーが途中 北山手前付近まで下見をして、マーキング
もしかの用意でルート旗も勿論持参、万全を期してます。

急な尾根に沿っての直登、ラッセルもしないのに息上がるへタレジィ~ジです。
歩き始めて丁度2時間ほどで、杉端(杉鼻)。
夏場はこの地点から山裾をトラバースして高度を上げますが、積雪期は
高度差150mほど殆ど40度近いような傾斜を直登です。

P2050003              杉端手前 前のグループはかなり前方

P2050004                杉端クリアーの注意指示するリーダー

P2050007                  杉端クリアー 待機

経験と技術有する強者会員が腰まで潜る雪の中ルートファインディングしながら
一段一段階段状に道を開きます。
後に続く参加者も様々、中には力量不足で折角の階段壊し、その場でもがき
苦しむ会員も…
一歩踏み外し滑落すれば100%近く命を落とす場所、ジィ~ジも後続隊の
安全確保を受け持ちます。

杉端クリアーだけで30分以上要し、スタートも1時間遅れたので雪をかぶった
ブナ林のピーク800m地点で、リーダーが断を下します。
「今日の頂上はここです。」
恐らくあと1時間強で山頂到着可能と思われますが、ガスも深くなり時折
雪も舞っている状態。賢明な判断と思われます。

危険個所 杉端、リーダーと今度は弱力隊が先に慎重に下ります。

P2050008                   杉端下部下る参加者

リーダーと打合せ、お昼は工事中断された風の当たらない途中の林道とします。
P2050010                    北山付近通過中

12時10分ー12時30分 足場均しテント設営 
12時30分ー13時30分 お昼
大型テント6張り 各テント銘々持ち寄り自慢の手料理が振る舞われます。
我が会の楽しみの一つでもあります。
P2050013                      並ぶテント

13時30分ー13時45分 テント撤収

P2050016                    テント仕舞う相方

ここから下山は危険個所もなく問題ありません。
残念ながら飯豊連峰はおろか、菱ヶ岳山頂も望むこと叶わず。

P2050018                五頭連峰 菱ヶ岳がガスで見えず

P2050019                       最後の休憩

14時50分 内の沢登山口
菱ヶ岳登頂ならずも、歩き甲斐も有り、テントでの楽しいひと時も有り
冬山の厳しさも味わうことが出来た会山行。
リーダー並びに参加者のお疲れ様でした。
〆はリーダーの整備体操。
P2050022                  リーダーのストレッチ体操

ストレッチが終わり、リーダー挨拶でこの場所で解散。
ジィ~ジ達はこの場から車でスイスイ帰れます。
リーダーはじめバス隊は林道てくてくバス待機の村杉温泉まで ご苦労様。

ジィ~ジ2月山歩き第2弾 これにておしまい。

付)
家に戻って一風呂浴びて、夜は14世帯18人の新年会。
自治会の組(班)の30年以上続いている新年会。昔は子供たちも大勢参加。
家から這ってもいける仕出し割烹。目一杯滑落寸前まで飲んだジィ~ジです。
  P2050024 P2050025_2

(写真 左) 新年会料理の一部
(写真 右) お金がいっぱいかかっているマジックショーやる御尽も。

                            (完)

| |

« そして2月最初は・・・ | トップページ | お江戸滞在覚書 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

新潟」カテゴリの記事

登山」カテゴリの記事

コメント

tuba 姐さん
除雪はしっかりしてあったのですが、圧雪でバスが林道あがれず,結果的に
登頂出来ませんでした。
まぁ天気もイマイチだったので、当然,飯豊連峰も見えないので,撤退が正解でしょう。
テントのお昼が我が会のたのしみでもあります。

投稿: 輝@iPad | 2011年2月12日 (土) 16:57

もうぞうさま
厳冬期は、一旦吹かれればかなり危ないですから、信頼出来るリーダーと
決して無理しないことですね。

投稿: 輝ジィ~ジ@iPad | 2011年2月12日 (土) 10:53

アクシデントつづきで大変でしたね。
テントの中から賑やかな話声が聞こえてきそう!

37名のリーダーさんの判断とそれに従うメンバーの行動の早さは、時間の経過を見て取れました。
見習わないと!!

投稿: tuba姐 | 2011年2月11日 (金) 21:48

私だったらベテランのリーダーがいなければ、とてもダメですね~(;;;´Д`)ゝ

投稿: もうぞう | 2011年2月11日 (金) 19:15

赤鬼さま
昨日はお世話様でした。
菱ヶ岳OリーダーのあとをT氏が引き継いでくれました。
会ではもう20年近く続いているでしょう。メンバーも随分変わりました。
来年是非参加してみてください。

30年以上継続している町内会の新年会、昔は子供たちも居たので30人近く。
今でも夫婦参加(無論我が家も)も4軒ほど。場所は解るよね!
恒例2月の第1土曜日なのです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年2月11日 (金) 06:33

厳しそうな山行だったね。おいらは行かなくて良かった。このリーダー会屈指の強力リーダーだよね。町内会の新年会なんて珍しいね。しかも続いているなんて。おいらの町内なんか、こっちから挨拶しないとそっぽ向いてるぜ。

投稿: 赤鬼 | 2011年2月11日 (金) 06:20

名無しさま
大変でしたが、充足感も得られました。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年2月11日 (金) 06:19

大変でしたね

投稿: | 2011年2月10日 (木) 23:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 五頭山塊 厳冬期の菱ヶ岳:

« そして2月最初は・・・ | トップページ | お江戸滞在覚書 »