小・中・大・西 遠見山
生来バランス感覚が他人様より劣っているのに、長年自分の年齢も考えず、
膝を深く曲げないでガンガン下る山歩きをを続けてきたつけか?
膝に炎症を起こし、整形外科でX線写真を見せられ愕然とし、更に膝から
水を抜く痛い思いをしたり、近頃散々なジィ~ジです。
下りでは斜面にできるだけフラットに靴底を置き、膝を深く曲げフリクションを
利かせながら一歩ごとブレーキングする重要性を、今更ながら痛感!
されど紅葉シーズン真っ只中の現在、根がせっかちなジィ~ジ、ジッと家で
安静にしていることもできません。
アクセスが良く、展望も良く、そしてあまりハードではないところを選択。
10月16日(土) 晴
相方と二人だけの気ままな山歩き、準備も簡単 5時過ぎに家を出ます。
目的地は残雪時、初夏、紅葉時と6,7回歩いた〈遠見尾根〉
膝の調子を見ながら、第一目標は、小遠見山(2007m)です。
(写真 左) 白馬・五竜テレキャビン とおみ駅
(写真 右) テレキャビンから見る紅葉の山肌
自宅から概ね3時間で白馬・五竜テレキャビン到着。 料金 往復1,600円。
8時30分 アルプス平
アルプス平から地蔵の頭に向かって、日本の高山植物からヨーロッパ
そしてヒマラヤの高山植物が多種植栽され、時期によっては多くの種類の
高山植物の花々が見られるように整備・計画されています。
ここからは晴れていれば、眼前に八方尾根そして白馬三山など望めます。
残念ながら、白馬三山方面の山頂には雲が被さっています。
8時50分 地蔵の頭
アルプス平からゆっくりゆっくり20分ほどで〈地蔵の頭〉
風切地蔵と鐘が下げられたケルンがあります。
ケルンの窓からは晴れていれば、白馬三山に向いているのですが…
紅葉観賞目的の観光客は大方頑張ってここまで歩いてきます。
地蔵の頭からは丸太の階段道をジグザグに〈見返り坂〉そして〈一の背 髪〉
更に〈二の背 髪〉と高度を上げて行きます。
9時48分ー10時 小遠見山
我らの他に数人のハイカーが銘々腰を下ろし休んでいます。
五竜岳山頂は雲の帽子をかぶっています。
膝を労るため、本来は、ここで戻る予定なれど…
折角来たのだし、膝も何とか大丈夫そう。ちょっと下ってチョッと登れば
中遠見岳です。鹿島槍ヶ岳の眺めも楽しめるかも…
痛みが出れば戻れば良い! 中遠見岳に向かって前進です。
10時15分 中遠見山 (2037m)
期待した鹿島槍ヶ岳の山頂はガスが懸り顔を見せてくれません。
鹿島槍 北峰しか見えません。
もう少し先へ進めば、時間とともにガスが晴れるかもしれない。
勝手な解釈で再び前進です。今度は中遠見と異なり少し大きく下り、大きく
登り返しで距離も長くなります。ところどころに虎ロープも張られています。
晴れていれば、池には逆さ五竜岳見れるのですが
大遠見山付近で五竜岳から下山の登山者数人交錯します。
大遠見岳まで来た以上もう少し先を目指したくなるジィ~ジです。
痛めている膝に少々違和感感じるものの再び少し下り、小ピークを目指して
登り返します。
ピークをクリアすれば再びフラットな道に変わります。
終わりかけの紅葉樹林帯の中に切られた登山道を進んで…
11時25分ー12時05分 西遠見山 (2268m)
アルプス平をスタートして約3時間。時間的にもお昼時。
このまま行ってしまえば、あと1時間位で五竜山荘です。
膝の具合を思って流石にここまでと決め、ゆっくりお昼とします。
五竜岳の山頂、頭を出してくれること期待しながらゆっくり時間を費やします。
我が意に反し、なかなか頭は出してくれません。
漸くガスが切れても…
このまま膝の調子が回復しなければ、もう五竜岳も鹿島槍も登れないかも、
少々気弱になるジィ~ジです。
少し気落ちしながら下山の開始です。
往路の小ピークからは大遠見に向かい、少し傾斜の急な階段状の登山道。
やはり一歩一歩ブレーキングが必要なため、膝に負担がかかります。
膝周辺に違和感と痛みも覚えてきます。イテテ イテテ。。。
12時33分 大遠見山
テレキャビン(駅)まで5キロ、約2.5H 最終時間16:15の標識があります。
少し下りまた登り返しがあるので、膝に疲労感加わります。
こんな時は、先が長く感じます。
13時05分 中遠見山
(写真 左) 秋の装い その①
(写真 右) 秋の装い その②
小遠見岳は迂回して、アルプス平へ戻ります。
白馬の山々はガスでドップリ全体覆われ全くその姿を見ることが叶いません。
二の背 髪 、一の背 髪 、そして見返り坂 越えて、地蔵の頭へ向かいます。
14時10分 地蔵の頭
地蔵の頭では大勢のツアー観光客が歓声を上げて賑やかです。
地蔵の頭は観光客で占拠されているので腰を下ろす場所もなく、ゆっくり
アルプス平で少し痛む膝を休ませます。
やがてテレキャビンに乗り込み、山麓駅へ下ります。
駅前では元気の良い若者たちが、WATER JUMPに興じています。
(仮にジィ~ジ若くても運動神経鈍く、運動音痴なので先ず無理、畏敬の
念を持って見学です)
現代の青年たちは多才だなぁ~と感心するジィ~ジです。
しばし見物し、少し痛みを覚える膝を温め、また汗を流すべく、近くの
立ち寄り温泉 <十郎の湯>へ向かいます。
料金600円なれど、たまさか16日 じゅうろうの日特別料金で半額
300円 たかが300円 されど300円 やっぱりお得感大いにあります。
湯量豊富 泉質も由 いつかまた利用することでしょう。
膝を休ませるため、新潟へ戻るか?翌日も何処かへ行くか? 打合せ。
翌日も天気が持ちそう、仮に山へ行かないまでも何処かへ行こう。
車を松本に向ける我らです。
翌日に 続く。。。。。
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