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2010年9月14日 (火)

霞沢岳 2度目 その②

若干不快な思いを抱いた前夜ですが、レポは⇒コチラ

目覚めれば天気が良さそうな感じ。。。。

9月1日(水) 晴
新装成った徳本小屋は、ソーラー設備も備えているものの基本的には
従来のランプ小屋の雰囲気を継続していくようです。
4時50分 朝食

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(写真 左) 優しい仄かなランプの灯り
(写真 右) 朝食MENU

朝食を弁当にして貰い、既に島々に向かった同宿者も1組
朝食もそこそこ、霞沢岳に向かった同宿者も3人

ジィ~ジと相方 朝食終えてこの日の最終 スタートです。

5時35分 徳本小屋 
小屋前から45秒の展望台に立ち寄りです。

P9010116                  朝日を受け始める明神岳と奥穂高

徳本小屋展望台からそのまま樹林帯の登山道を進むと直ぐに徳本峠からの
登山道と合流します。

上天気が期待できるかな?木漏れ日浴びながら前進します。

6時20分-25分 ジャンクションピーク
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(写真 左) ジャンクションピーク
(写真 右) シラビソの樹林の上には青空

6年前、初めての霞沢岳は一面のガスで展望叶わず、ただ疲労感を味わった
記憶だけが残っているのです。

ジャンクションピークから30分弱下れば、小湿地と呼ばれる小さな水溜り。
そこから小さなアップダウンを繰り返し、愈々長い急登の登りが始まります。

途中で同宿の男性単独者を追い越します。
滴り落ちる汗を拭いながら、ふと空を見上げれば…

P90101211                     穂高の峰にガスが…

何か嫌~な 予・感 !

登山道は益々 急登となり100m.ほど繋ぎ合わされたロープが現れます。
喘ぎ喘ぎ、足場の悪い急登を何とか登り切れば…

8時20分ー35分 K1ピーク
雨の心配は無いものの、ガスが湧き出して気落ちしたのか?珍しく相方
前進意欲を喪失したようです。
ジィ~ジもかなり落胆したものの、ここまで来た以上、撤退も気分悪い。
相方行かなくても、山頂だけは踏むぞッ!
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(写真 左) ガス湧き出し珍しく戦意喪失の相方
(写真 右) 左奥にK2、山頂はその奥。

途中 同宿の先発されたご夫婦に道を譲って貰います。

9時20分ー40分 霞沢岳山頂 2646m.
 
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(写真 左) 霞沢岳山頂
(写真 右) ガス晴れず

6年前より少しはまし?なれど、待てどもガス一向に切れません。
二人だけの静かな山頂、20分も待ったのですが願い届かず。
 P9010127 P9010128
(写真 左) リンドウ
(写真 右) ハクサンフウロ
山頂直下は、お花畑。多くの花が楽しめます。
P90101291                    少しおどける相方

下山につれ少しガスが上がってきたかな?

P90101311                 ガス切れ間が出始めた?
10時25分ー11時 K1ピーク
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(写真 左) K1ピーク 晴れ間期待する相方
(写真 右) 眼下の上高地 梓川 帝国HOTEL

山頂から下って今度はK2ピークそして下って登り返しでK1ピーク
往路と同じくらい時間を要したジィ~ジと相方です。

ただ只管 ガスの切れることを期待して大休憩を取ります。
P9010137                     ガス纏う焼岳

気持ち程度、ガスが薄くなったような感じうけるも、スッキリしません。
ピーカンであれば、対峙する焼岳、或いは穂高の山並み展望の絶好の
Location Viewpoint 間違いなし。
願い届かず、哀れなジィ~ジと相方です。下山の開始です。
K1ピークから嫌な激下りが始まります。下り終えた鞍部はお花畑。
丁度 トリカブトの盛りです。
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(写真 左) トリカブト
(写真 右) タケシマラン

期待した展望は、思うに任せなかったものの多くの花々には癒されます。
再び、長い長い樹林帯のアップダウン連続の登山道。
小湿地の手前で持参のパンだけの10分程かけて簡単なお昼をとります。
再びジャンクションピークへの150m.ほどダラダラ登りです。

結構長い道程 高齢者の我らには途轍もなくキツク感じます。

ジャンクションピークから凡そ1時間。
14時 徳本峠分岐                       道標

P90101461

峠から稲妻型に切られた山腹の急斜面を下ります。
水場の水が冷たくて気持ち良く喉を潤してくれます。

P90101481                樹間越しに望む明神岳 前穂高

ガスが霧散したようです。もう暫くゆっくりすればよかったかなぁ~?
あまりユックリでは帰りの時間が心配です。P90101531_2                コンデジで少しズームアップ ① 
P9010154_2           コンデジで少しズームアップ ② ジャンダルム&西穂高

徳本小屋に泊まる予定?のグループ何組かと交錯します。
夕方には素晴しい景観楽しめることでしょう。

ジグザグ道路一気に下れば白沢の流れる水の音が聞こえ、平坦な林道に
変ります。

15時28分 徳本峠分岐
15時33分ー15時55分 明神館

P90101551                  自然嘆賞路 徳本峠分岐

寄る年波の所為でしょうか?久し振りに疲労感覚えます。
明神館でビールを1缶(500㍉)購入 マッタリと身体を休めさせます。

上高地河童橋に向かって歩き始めて暫らくして、ブルーの軽四輪が目に
入ります。それは徳本小屋の管理人氏の車です。

直ぐにお互い気付いて管理人氏車を停めて、挨拶交わし分かれます。
小梨平では少し雰囲気の異なる若者集団と擦れ違います。
間違いなくハングル語 韓国からの若きハイカーです。

河童橋周辺流石に観光客も殆ど見られません。

P9010158                      梓川と穂高連峰

16時45分 上高地バスターミナル
最終バスは5時とのこと。
幸い相乗りのご夫婦が見つかりタクシーで沢渡 梓駐車場へ…
夕刻を迎えあれほどの喧騒がまるで嘘のようです。
靴を履き替え車を出します。
汗を流すべく途中立ち寄りは、竜島温泉せせらぎの湯(3度目か4度目)

二度目の霞沢岳 期待したK1ピーク や山頂からの大展望またもや
少し心残りとなったジィ~ジです。
三度目こそ…    出来れば何時の日か… 無理かな…

温泉で汗を流して再び車に乗れば、時間も時間です。
猛烈な空腹覚えます。時間が遅くなったためか?もう店じまいしていたり
たまたま休みだったり…漸く、松本IC付近で1件の蕎麦屋さんを見つけ
我家にしては贅沢な 天ザル(それも大盛)オーダー。
何とか空腹も満たされます。

帰路、いつものように姥捨SAで時間調整し、ゆっくり運転で新潟へ向かいます。
ETC 深夜割引(50%)摘要 12時5分新潟西IC通過、12時12,3分自宅着。

 かくして 2度目の 霞沢岳 一巻の終わりです。

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コメント

tuba姐さん
霞沢岳なかなか青空に恵まれない我家です。
3度目も来い!と言うことでしょうか?
段々体力も衰えるばかりなのですが…

確かに同じ山域でも谷を一つ隔てると気象条件が全く異なること
良く有りますネ。

投稿: 輝 | 2010年9月28日 (火) 07:04

予備日を一日設けただけで、tuba+3名が奥穂山頂に立った日、先輩会友さんが霞沢岳を断念して、涸沢で合流した日のことをおもい出しました。
同じ山域でも、全く違ったンですネェ-!?

奇麗な映像なのに、山頂だけが・・・ココロ残りかな。。。
でも、相方ちぁま・・・可愛いですねッo(*^▽^*)o

投稿: tuba姐 | 2010年9月26日 (日) 19:26

sanaeさん
お忙しいのに恐縮です。
霞沢岳は怖いところ全く有りません。
ただ少し距離が長くアップダウンがあるだけで、誰でも行けます。
小屋は混むことが多いと思われますが、テントはいつでもOKでしょう。
紅葉時のターゲットに如何!?

小屋泊まりの6人衆 ゆっくりは良いのですがCT七時間のところ
十二時間かけ、それもお二人と異なり計画書もあるわけでなく…
矢張り非常識かと。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年9月17日 (金) 19:14

こんばんは。
霞沢岳はだいぶ前から行きたいと思っていながらなかなかチャンスがありませんで、まだなのです。
いつかお天気の良いときに登れたらと思うのですが、怖いところもあるようで私たちにも行けるでしょうか^^;
前日の遅くなった方々、ご無事でよかったですね。
皆さんが心配されているとは思われていないのでしょうね。
私たちも時間がかかってしまうことが間々ありますので、小屋泊の場合は気をつけないといけないのだと教えていただきました(^^ゞ
ありがとうございます。

投稿: sanae | 2010年9月17日 (金) 18:30

kiyopom77さま
>霞沢岳はじらし上手ですね。
全く。霞沢岳は女の神様かな?でも直ぐ諦めるジィ~ジだから…~ン。

3連休涸沢・奥穂晴れるといいね!
ジィ~ジは10月の始めかな?

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年9月17日 (金) 07:29

お天道様のご機嫌が斜めだったのでしょうか。ジィ~ジに何度も足を運んで欲しくてじらしているのかも。霞沢岳はじらし上手ですね。ぜひ3度目も逢いに行ってあげてください(o^-^o)
3連休、私も上高地へ出かけてこようと思っています。涸沢から奥穂へ歩いてみようかと。途中、ジィ~ジをじらす霞沢岳もみえるかなぁ。

投稿: kiyopom77 | 2010年9月16日 (木) 23:42

山いろいろさま
覚えているよ!
どうやら我家には霞沢岳相性が悪いようです。
こうなりゃ意地でも3回目挑戦か!
でも難儀な山だわ!
 

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年9月16日 (木) 12:57

鬼さんたちと行った時は、あまりの天気の良さに、「これじゃ、絵葉書と同じ写真になる。少し雲が欲しい!」と思ったものです。(^。^)
この山は、シラビソ帯が苦手。上高地からの直登ルートがあったそうだけど、今は廃道らしい?。

投稿: 山いろいろ | 2010年9月16日 (木) 11:26

noritanさま
三の沢岳&宝剣岳大したもんだ。

今回の霞沢岳 二人ともかなりヘロヘロでバテ気味でした。
難儀な山だと最初思ったけど、二度目の今回もヤッパリ、キツかった。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年9月16日 (木) 11:15

みいさま
霞沢岳は名の通りの結果になってしまいました。(笑)
相性がよろしくないのでしょうか?
果たして3度目行く機会あるのでしょうか?

徳本峠から西穂高眺めながら、みいさんの百高山完登シーン想像していました。
西穂は良く見えましたよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年9月16日 (木) 11:11

往路も復路も同じくらい難儀な山!ですよね~~
もう二度と行かんでいい!と当時のメンバーの或る方はおっしゃっていましたが・・・
私もその時には、そう思いましたが・・・
が、行くなら今の内!
来年にでも行きたくなりました。
輝さま始め、皆様のレポを拝読していると、自分も行きたくなります。
宝剣岳通過して三ノ沢岳への往復もアップダウンがあり、往きも帰りも同じくらい難儀!
こうした山って難儀なのですが、何故か、「難儀が故の達成感」みたいなものを感じますね。

投稿: noritan | 2010年9月16日 (木) 10:24

初めての霞沢岳は一面のガスで展望叶わず、ただ疲労感を味わった>

同じ!です(--:)
だから、今度、行くときは、ここから穂高の山々を
しっかり眺めたい!!と・・・^^

う~~ん♪ 残念でしたね!
やっぱ、霞沢は霞んでいたのか・・・><

でも、たくさんのお花に会えて良かったですね^^v

ゆっくり朝食を摂られての出発なのに
先行者をどんどん抜いて~
やはり、健脚・・・すごい!です0^^0

余談・・・我らは、蝶にテントを張ると天気が
崩れます(--:) 相性・・・ってあるのかな(笑)

投稿: みい | 2010年9月16日 (木) 09:51

赤鬼さま
徳本小屋今までの小屋がそのまま残っているからね。
トイレは一番裏側で別棟になっています。
新しい小屋も寝床は2階だけなので、全体的には小さい。

霞沢岳 一度あることは二度? 或いは三度目の正直?
ヤッパリ三度目も? 縁が薄いのかなぁ~?

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年9月16日 (木) 06:45

小屋は何処が新築なのかさっぱり分からん。この山はきついよね。すっきり晴れなくて残念でした。

投稿: 赤鬼 | 2010年9月16日 (木) 06:16

もうぞうさま
毎度お世話様です。

小生日頃の精進悪いのか?或いはセッカチな性格の所為か?
思うに任せないことシバシバ有ります。困ったもんです。

今回 徳本小屋の展望台からの撮影だけを目的に泊まられた
カメラ愛好家の方、聞けばケースの中身で数百万円の機材とか…

お金の掛かる趣味ですねぇ~


投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年9月15日 (水) 07:10

徳本峠からの朝日を受ける穂高は、最高ですね。
いつの謙遜なさってますが、見事な写真だと思います。
下山を始めると、天気が回復してくるってよくありますよね。残念。

投稿: もうぞう | 2010年9月15日 (水) 06:26

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