会山行 甲斐駒ケ岳~仙丈ケ岳(後編)その1は⇒コチラ
そして続きです。
■ 仙丈ケ岳(3032.6m.) *北沢峠~仙丈小屋~北沢峠~戸台
所在地 山梨県伊那市、山梨県南アルプス市
山行日 7月27日(火)~28日(水)
お天気 晴
参加者 男性8名 女性4名 計12名
担当 L 1181 H・O
行 程 27日(火)
北沢峠(10:30)~藪沢・小仙丈分岐~馬ノ背ヒュッテ(12:30-12:35)
~仙丈小屋(13:30)
*所要時間 3時間00分 実質歩行時間 約2時間50分
28日(水)
仙丈小屋~小仙丈ヶ岳肩~仙丈小屋(4:15~4:50)ご来光
仙丈小屋(6:00)~仙丈ケ岳(6:15-6:25)~小仙丈ケ岳(7:08)
~大滝ノ頭(7:48)~北沢峠8:58)⇒バス⇒戸台(10:40)
*所要時間 3時間 実質歩行時間 約2時間40分
地 図 国土地理院地形図1/25000仙丈ケ岳(甲府)
高低差 登り 900m(北沢峠~仙丈小屋)
下り 1000m.(仙丈ケ岳~北沢峠)
記事)
北沢峠周辺案内板
北沢峠から、今回の会山行最後の登りの始まりです。
樹林帯の中に切られたジグザグの登山道で高度を上げます。
途中、2合目 3合目と標識が見られます。
前日に仙丈ケ岳を登ったツアー登山者、余程我がグループ年寄り集団で
あおらあおらふらつきながら歩いていると見たのか?
「未だ先は長いですよ~」と口々に声を掛けてきます。
(実は我が12名のグループ 下ってくるツアーの皆さんの為、待機中なのです。)
5合目大滝の頭(藪沢・小仙丈分岐)は小仙丈から下山のツアー客で混雑
我がリーダー 予定変更を指示します。
5合目から先の稜線登山道は暑いだろう、更に下山者も多いだろう…
静かな、そして涼しいコースに即刻変更です。
山腹の道、リーダーの配慮のお陰で時折気持ちの良い風も通り過ぎます。
雪解けの沢水に手を入れればジンと感ずるほど気持ちが良い。
小さな山小屋(失礼)藪沢小屋過ぎて馬の背ヒュッテに向かいます。
大平小屋分岐
やがて馬の背ヒュッテに到着。しばし足を止め休憩です。
鹿害防止のネットが張られ少々痛々しいと同時に、少し興醒め覚えます。
周辺はお花畑なのですが… 鹿が花芽を食べるようです。
登山道周辺はハイマツ帯に代り、足元は露岩がゴロゴロ
高山になってきたこと肌で感じます。
登山道脇には
チングルマ
ガレた登山道花を見ながら前進すれば…
13時30分 仙丈小屋
(10数年前、ジィ~ジ初めての仙丈ケ岳、当時は避難小屋だった)
2000年から営業 仙丈小屋
小屋管理人さんは、あまり早く着いた年寄り集団にかなり吃驚した様子。
親切に我らに気遣い応対してくれます。
2階の寝場所を指定してくれます。敷布団1人1枚スペースなのでユッタリです。
ついに誰一人遅れなく、無事に計画予定より遥かに早く、予定をクリアー。
荷を下ろし、早速全員外に出てミーティングの開始です。
小屋管理人さんから再び労いの言葉をかけられ、記念集合写真撮影です。 管理人さん撮影
テーブル囲み、持ち寄りの酒の肴を出し合いながらビールで乾杯。
ALCOHOL付のミーティングが続きます。
此の先のスケジュールは翌日 山頂経由で下山するだけ。
〝百里の道も九十里を半ばとせよ〟格言もあり注意せねばなりませんが…
四周の景観楽しみ、酒類楽しみ 侃々諤々。。。皆、満足そうな笑顔です。
ひとしきり宴会付ミーティングの後、地元の自然保護ボランティア氏から
仙丈ケ岳周辺の自然保護活動や自然の変化、鹿害 … etc
アンケート含め、熱弁披露されます。
(写真 左) 自然保護の現状 熱弁奮う地元ボランティア氏
(写真 右) 自然保護に関するアンケート
*因みに この仙丈小屋 水洗です。
*時折 数は減ったもののこの付近で雷鳥さんにも出会えるらしい。
*鹿害と登山者の影響で高山植物の激減
仙丈ケ岳は、花とカールのイメージ (花は近年 激減) 改めて山頂望みます。
藪沢カールと仙丈ケ岳山頂
やがて夕餉の時間
(写真 左) 夕食MENU *腹減らしジィ~ジ 撮る前にフライを一口ガブリ
(写真 右) 甲斐駒ケ岳から鋸岳の夕焼け狙うハイカーの皆さん。
早朝5時 七丈小屋からのスタート 登って甲斐駒ケ岳、下って北沢峠、
そして登り返して仙丈小屋… … …沢山 目一杯 歩いたのです。
参加者の皆さん 気持ち良さそうに微かに寝息が聞かれます。
あけて28日(水)
この日の目的の一つ ご来光
かなり冷たい風が吹き、皆さん雨具を羽織って小仙丈方面へ…
富士山のシルエット
8月に近づくと日の出も少し遅くなりだして
4時46分 日の出 雲海の上に *実際の日の出はもう少し早い!?
八ケ岳方面から?
ご来光を眺め終え、小屋へ戻ります。 小屋へ戻らず出立した登山者も多勢。
我らは小屋で朝食です。
(写真 左) 仙丈小屋朝食MENU
(写真 右) 出発準備の我が仲間
6時 仙丈小屋
最後の目的地 仙丈ケ岳へ向かって出発です。(管理人さんから見送られ)
カール脇のガレ場のジグザグに曲がった道を進めば。。。。
6時15分 仙丈ケ岳 3032.6m. 山頂 ハイポーズ ジィ~ジと相方10数年ぶりの仙丈ケ岳山頂
リーダー夫人は、大仙丈まで我らを案内したかった様なれど、時間足りずと
判断し断念。予定通り小仙丈ヶ岳をグルリップして下山です。
7時08分ー7時13分 小仙丈ケ岳
(写真 左) 小仙丈カール
(写真 右) 小仙丈ヶ岳
目を転ずれば 北岳と霊峰 富士山
小仙丈ヶ岳のガレ場の稜線を少し辿れば後は5合目分岐まで一気の下り
息を切らしながら山頂目指すハイカーに度々道を譲る我らです。
期待の花は残念ながらイマイチ フウロ程度?
7時48分 大滝の頭 5合目
(写真 左) フウロ
(写真 右) 5合目分岐
前日 北岳登った中学校の学校団体登山 ツアー登山者 個人ハイカー
何百人の人達と遭遇します。
9時 北沢峠
(写真 左) コメツガ樹林帯の登山道
(写真 右) 北沢峠
お疲れさま 無事 全員揃って予定より早く下山です。 長衛荘の下に見られたカニコウモリ
リーダーは事前に村に電話して我らの為に1台専用バス手配済みです。
9時40分過ぎ 定時バスより少し早く我らはバスに乗車です。
急な長い長い林道 バスは慎重に下ります。
車窓から振り返れば、甲斐駒ケ岳、そして鋸岳方面には既にモクモクと
ガスが湧き覆いかぶさり始め、天候の悪化を予見させます。
約1時間 バスは戸台に到着です。
迎えの借り上げマイクロバスは既に待機してます。
自宅に戻る前には一汗流し、お昼とします。
(写真 左) 仙流荘
(写真 右) ジィ~ジの飲物
ゆっくりとお湯に浸かり汗を流した後は、ヤッパリ生ビールが旨い。
そしてお昼の腹ごしらえ、動物愛護団体からお叱りを受けるかも知れないが
鹿カツ丼をオーダーです。(牛 豚と比較できないものの偶にはOK?)
心身共に充足感満ちたり車中の人になる我らです。
近くの 南アルプス道の駅に停車 地元の食材などお土産購入
長野県にも些かの貢献?です。
かくしてジィ~ジ久し振り 2泊3日の遠征 山歩きの終わりです。
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