九州遠征山歩き22(屋久杉編)
初めての屋久島上陸なれど、幸運な事に雨にも遭わず、今回目的の
標高九州一番 洋上のアルプス<宮之浦岳>登頂。
文字通り花を添えるかの如し 石楠花 の競演 乱舞。
非力にてテント持参しない我ら二人 心配していた小屋の混み具合も
杞憂に終わり、永田岳へ寄らなかったことに悔いは残るも、それは贅沢?
6月1日(火) 晴/曇
この日の予定は屋久杉観賞しながら白谷雲水峡へ下るのです。
屋久島2泊3日の最終日となるのです。
5時35分 新高塚小屋
宿泊者の皆さん殆ど発たれ、我等も後を追います。
周りは屋久杉原始林 目を向けたところ全てに杉の巨木!
6時20分 高塚小屋
新高塚小屋から凡そ45分程、約2キロ弱です。
(写真 左) 原始林の中に建てられた新高塚小屋
(写真 右) 小さな高塚小屋
高塚小屋 前日の宿泊 現地ガイドとお客2名 計3名!?
小屋の前には特別席?
大統領席?
屋久島は全島が花崗岩で成り立ちその上に薄く土が被さっている程度
養分も少なく、巨木になるまでには気が遠くなるほどの年月を要する。
1000年に満たぬ杉は〝小杉〟と呼ぶらしい。
屋久杉 代表格 縄文杉 樹齢7000年と推定されるとか…
高塚小屋からは5,6分のところです。
縄文杉をバックに
未だ早朝、縄文杉目的の登山者は誰も居ません。
小屋で泊った者だけでゆっくり独占観賞です。
(写真 左) 縄文杉
(写真 右) 縄文杉の説明
アッチの角度コッチの角度からデジカメ撮り放題の時間です。
保護の為、しっかりとした木製のSTAGE 階段が設けられています。
縄文杉を心行くまで眺め、下山の開始です。
無論 周囲は杉の巨木がワサワサと…
(写真 左) 大王杉
(写真 右) 手を繋いでいる夫婦杉
そして またまた名物 ウイルソン株 が目の前に現れます。
(写真 左) ウイルソン株
(写真 右) ウイルソン株説明板
巨大な株の中は空洞で石の祠が置かれ、清水まで湧いています。
切り株野の中から上空を見上げれば…
ただただ 唖然とするばかりです。悠久の歴史を感じます。
縄文杉へのルートには見学者のために所々木製の階段が設けられています。
原始林の中をどんどん下ります。
荒川登山口ゲートからの登山者の最初の登山者と交錯します。
ジィ~ジ 「貴方が今日の一番だよ!」
8時30分 大株歩道入口
写真を撮りながらゆっくりゆっくり階段を下ると目の前にトロッコ軌道。
暫らくはトロッコ軌道を辿ります。この辺りから現地のガイドさんに案内された
何処かの男子高校生の縄文杉見学の修学旅行生のグループが続々と
登ってきます。
(写真 左) 大株歩道入口
(写真 右) トロッコ軌道
屋久杉はまだまだ色々出てきます。
開けた口の形が似たり! 仁王杉 (阿形)
お次は 三代杉
(写真 左) 三代杉 説明板
(写真 右) 三代杉
三代杉 養分の少ない屋久島の故かも!?
三代杉から少し先は分岐です。
9時40分 楠川分れ
ここでトロッコ軌道が続く縄文杉登山コース(荒川口)と分れ、再び我らは
緑の苔むす森林帯を少し登り返します。
屋久島は苔の島 国内で見られる苔の種類の1/3以上、600種あるという。 楠川別れ
過って屋久杉を伐採して楠川まで下ろす為に道に敷かれた階段状の石が
往時を忍ばせてくれます。
(写真 左) 屋久杉運搬の為に敷かれた石段
(写真 右) 緑の苔で覆われた巨木
行く手には少しずつガスが深く立ち込めてきます。
やがて辻峠 ここには太皷岩があります。
折角です。急登の登山道10数分かけて登って見ます。
10時45分 太皷岩
ガスの中の太皷岩
*天気が良ければ屋久島の山並み絶好のViewPointなのですが。
白谷雲水峡から太皷岩まで目的の現地ガイドツアーも次から次と
後を絶ちません。。。。。
白谷雲水峡からこの太皷岩の辺りまで、もののけ姫の森 と呼ばれます。
屋久杉もまだまだ続きます。 七本杉 です。
周りはハイカーで一杯です。 直ぐに くぐり杉 が現れます。
根元が大きく開く くぐり杉
頭にタオルをまいてだらしない格好のジィ~ジ。
白谷雲水峡は 滝有り 淀み有り 流れ有り …渓谷美たっぷり包含。
(写真 左) 白谷雲水峡
(写真 右) さつき吊橋
この日の最終地点が近づいてきます。
岩を食む白谷雲水峡
やがてジィ~ジと相方 屋久島の最終章がやってきます。
12時28分 白谷雲水峡管理棟
(写真 左) 白谷雲水峡管理棟前、休憩所
(写真 右) 管理棟前の屋久島概念図
セッカチジィ~ジの所為でまたまたバス待ち1時間半強。(反省)
管理棟に登山届けを出す登山者が次から次へと続きますが、山の天気は
確実に下り坂、外気温もかなり下がってきています。
2時近くになって高塚小屋へ向かうというパーティも何組か有ります。
14時10分 バス出発
バスは宮之浦港を目指して山裾を巻きながら高度を下げます。
簡単なお昼だったので、3時のおやつではないものの改めて食べ直し
途中下車、屋久島観光センターです。
屋久島名物をオーダーです。
(写真 左) 首折れ鯖
(写真 右) 飛魚の空揚げ
首折れ鯖は勿論始めて、飛魚の両翼も煎餅のように食べれます。
美味しい屋久島名物で腹が満たされます。
後は記念に土産を買うだけです。
勿論 焼酎 三岳ですが、販売制限有り。
360ミリの場合1人2本だけ。または900ミリ箱入れ1本。
180ミリの場合1人4本のみ。
ジィ~ジと相方二人なので360ミリ2本 箱入れ1本だけ。
宮之浦港の乗り場でまた買えるかな?と期待するも結局、乗り場の
土産物屋さんには一本も置いてありません。貴重品?です。
夕方のトッピーで種子島経由で指宿港へ戻ります。屋久島とのお別れです。
夕暮れの船窓からは竹島 火山の硫黄島 そして開聞岳が目に入ります。
ジェットフォイル乗り場事務所の駐車場には新相棒(プ○ウ△君)が待機中。
夕食は倹約してコンビニ弁当で済ませます。
今宵の塒は 明治維新 幻の宰相 小松帯刀 縁の地 「喜入」の道の駅。
併設の温泉施設で汗を流し、屋久島を思い出しながら 車中泊
翌日に続く。。。。。。
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コメント
エイゴさま
拙駄ブログにお立ち寄りありがとうございます。
小生初めての屋久島でしたが、天気に恵まれ良き思い出が出来ました。
残念ながら貴commentの方に当る方とはお会いして居なかったような。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年7月11日 (日) 17:38
5月往ってました。GWをはずすといいですね。
山小屋もほどほどで、山は初めてと言う若者がいましたが、
宮之浦でいろいろ世話をしてくれた人のおかげで、
登って来れたと言います。何か借りられたといってたかな。
話を進めると、なんとも、私が民宿まで厚意で乗せていただいた
人だったのです。
GWよりサポートガイドを始めたらしいのですが、
面倒見のいい人ですね。
ご自分で登山はされているようですが、雲水峡か宮之浦で出会いませんでしたか?
HP「屋久島旅人サポート」で売り出し中のようです。
投稿: エイゴ | 2010年7月11日 (日) 16:04
sanaeさん
ご丁寧なるcomment恐縮です。
私もその番組観ました。
過酷な条件鳴るが故に樹脂がたっぷりの腐りにくい杉になるとか…
お二人の屋久島は飛行機だった由。もしも今度行く機会があれば
私も予備日をみて飛行機ですね。(宿代が問題!)
新潟の秘密教えましょう。新潟は佐渡以外全て砂浜の海岸なので
魚は佐渡以外それほどでもないのです。残念ながら。
魚は富山が宜しいですよ。
投稿: | 2010年7月 2日 (金) 19:57
屋久島は少し前にテレビ放映されていたのですが、屋久杉や島の形成など興味深い内容でした。
それをみてまた行ってみたいと思ったものですが、ジィ~ジさんのを拝見していてもまた行ってみたくなります(^^ゞ
我が家は日本酒ダメなのですが、三岳は人気があるようですね。
屋久島もやはり海の幸ですね。地元新潟と比べていかがでしたか?
投稿: sanae | 2010年7月 2日 (金) 17:55
kiyopom77お嬢様
comment熱烈歓迎ありがとう
縄文杉見たことがあるのですね!
ゆっくり見るには、矢張り高塚小屋か新・高塚小屋に泊らないと無理かも。
栄養分の無い屋久島であそこまでなるには、考えられないくらいの年月が
要るでしょうネ。
宮之浦岳や永田岳を目指して、そして旨い魚と焼酎目指して、
もう一度ゆっくり縄文杉観賞。。。
屋久島へレッツゴー
投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月29日 (火) 17:32
縄文杉を独占状態で堪能できたのですね~羨ましいです。
初めて縄文杉を目の前にしたときは、あまりの感動で涙が溢れてきたことを思い出しました。
もののけの森はしっとりした空気までが伝わってくる写真ですね。苔がとても似合う森ですよね。
投稿: kiyopom77 | 2010年6月29日 (火) 17:15
みいさま
お早うございます。いつもありがとうございます。
縄文杉見物は一緒に登った神奈川からのお兄さんだけ。
縄文杉ツアー登山者は平日でも半端ではなく、更に白谷雲水峡も
観光客で大賑わいでした。
首折れ鯖 始めて食べましたが甘くて旨かったですね。
飛魚の羽も骨っぽさ全くなかったですね。
セッカチジィ~さん時間が人一倍気になるので困ってます。(笑)
投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月21日 (月) 09:20
独占縄文杉・・・良かったですね^-^
お二人で、静かな屋久杉三昧~^^
楽しかった事でしょう~♪
しっかり、パワーをもらった事と思いま~す^^
やはり、トロッコ道からは、たくさんの人が
やって来たんですね~(--:)平日なのに。。。
なるべく逆周りコースは、歩きたくないですね0--0
バスまで1時間半待ちなら、原生林コース周れたと。。。
でも、気になる(時間)のは、とってもよくわかります^^
首折サバ・・・美味しかったでしょう~~^^
また、食べたいなぁ~^-^
投稿: みい | 2010年6月21日 (月) 09:00
赤鬼さま
白谷雲水峡の管理棟で寄付の要請があるのです。
(強制ではないですが、え~勿論我が家協力しましたよ)
昨日はお疲れさまでした。
何が有ったんだろう? 粟ヶ岳は暑かった。。
投稿: 輝 | 2010年6月21日 (月) 06:41
白谷雲水峡入り口、随分整備されたね。昨日は大変だったよ。詳細はメールで。
投稿: 赤鬼 | 2010年6月21日 (月) 06:20
tuba姐さま
我が故郷富山には立山杉の巨木が何本も有りますが、雪が降るのに
概ね真直ぐに伸びています。
屋久島の杉はホントに様々な形をしています。何故だろう?
苔むした歴史を感じさせてくれる大杉 もののけ姫の森、
一度は行かねば 〝屋久島〟。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月20日 (日) 21:56
屋久島の個性的な杉を拝見!
杉のイメージは、真っ直ぐに伸びるモンだと思ってたら・・・。
あっらぁ~! へぇ~~! ♡型の空洞!****。
小杉さん、大杉さん、翁杉さん。
楽しませて戴きました。
屋久島、イイなぁ~~♡
投稿: tuba姐 | 2010年6月20日 (日) 21:14
山いろいろ さま
ジジギャグの連発ありがとう。
ホントは回り道をすると(あと1時間半ほど)奉行杉、二代杉
二本足杉、そして弥生杉なども見られます。
屋久島のスパー、ドラッグストアは宮之浦、安房には間違いなく
有りました。
本州から移住して住み着いた人も結構居るらしいね。
屋久島の山はこの日の夜から雨。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月20日 (日) 20:59
次々と大きな杉が出てきますね。これだけ大杉漣を見せられると、杉が多過ぎですね。(笑い)
こんだけ見たら、現地に行かなくてもいいかな。雨に遭う確率も多いですからね。
屋久島の人口ってどのくらいなんでしょう?スーパーとか薬局とかはどのくらいあるんだろう?
投稿: 山いろいろ | 2010年6月20日 (日) 20:02
赤鬼さま
意外に?晴れましたね!
神奈山楽しんできて頂戴。
今から姫様探索で粟へいくつもり。
投稿: 輝 | 2010年6月20日 (日) 08:14
懐かしく、高塚小屋、縄文杉拝見。これから神奈山に行ってきます。
投稿: 赤鬼 | 2010年6月20日 (日) 04:55