« 角田山 21-14 | トップページ | ジィ~ジの山徒然 »

2009年6月21日 (日)

薔薇園と日本庭園『二宮家』

梅雨最中、霧雨煙る旧家の薔薇園と日本庭園を見学・散策。

6月11日(木) お昼時

過って新発田加治川村金塚の大地主で新潟財閥の一家である
白勢家の土地管理の差配を務めた二宮家は、白勢家の衰退を
期に戦後の農地改革までその隆盛を維持したといわれ、聖籠町
蓮野にしっかりと現存している。

その二宮家のバラ園と庭園〈静勝園〉が今年も一般開放されている
ニュースを基に、相方と訪ねて見たのです。

バラも日本庭園も小雨が良く似合う

P1150270 P1150271
(写真 左) 邸内の物置の縁では、お茶とケーキもオーダーできる。
(写真 右) バラ棚

そして色とりどり、様々な種類のバラの競演です。
雨露浴びて生気溢れる感じを受けるジィ~ジです。

     P1150272

     P1150277

     P1150282  

     P1150280
P1150278 P1150281

バラの他にも多くの種類の花々が見ることが出来ます。

       P1150284
   邸内の水場に置かれた水に浮かぶバラの切花

薔薇園の脇には、家紋付き白壁の大きな土蔵が4棟どっしりと。
この中には、新発田藩や白勢家の謂われある名品の数々が
収蔵されていたことでしょう。

     P1150274

薔薇園から邸宅の土間を通り、庭園見学に回ってみます。

     P1150286
              二宮家表玄関

現在も居住されているので邸内には入ることが出来ません。

〈静勝園〉は、加治川の入江であった弁天潟を借景としています。

茶庭(涼邸)の前方の一部には、極めて珍しい亀甲竹が見られます。

     P1150288      P1150289 P1150297

聖籠町蓮野  夏には名の通り蓮の花が咲き、冬には白鳥や
野鴨が飛来する自然豊かな景勝地です。

新発田藩所有の弁天潟を、廃藩の折に借財の形として二宮家が
譲り受け昭和61年(1986)聖籠町が借上げるまで、同家によって
管理されていたとの事です。

P1150292 P1150295
(写真 左) 二宮家母屋の一部
(写真 右) 貴重な登録有形文化財認定盤

     P1150294
邸内には様々な形の石灯篭や手水鉢が配置され、庭に
趣を与えてくれています。

あたかも一幅の名画を見る如く、自然との調和を優先した
日本人の芸術性の高さを認識させられた有意義なひと時を
持つことができて、チョッピリ心が豊かになった感じを受けた
ジィ~ジです。

殆ど霧雨も止んだ二宮家をあとにするジィ~ジと相方です。

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

聖籠町と謂えば、今の時期 そしてこれからは サクランボ
何軒かの栽培農家が有ります。

サクランボは山形や長野の名が知られていますが、聖籠町は
知る人ぞ知る。名産地であります。
この池は、砂丘地帯なので特に甘味が勝ると言われています。
我家はジィ~ジと相方二人だけの侘家 ほんのチョッピリだけ
ハネだし品を購入。光り輝く鮮やかな赤い宝石  

佐藤錦は、これからの摘み取りとの事なれど、今年は天候具合?で
収穫量が極端に少なく予約客にも行渡らないかもしれないとの話です。

     P11503041
       佐藤錦は収穫前、今回購入高砂

自宅に戻り、早速味見をさせて貰ったところ、幾らハネだし品と言っても
近くのスーパーの品とは大違いの旨さ 甘さ。

新潟は概して対外的PRが不足です。折角の特産品もっと全国的にも
知って欲しいものです。

芸術性の高い日本庭園とバラ園の見学、そして芸術品のような
食べるに惜しいようなサクランボ。

梅雨時の或る日の気持ち豊かな小半日の様子でした。

| |

« 角田山 21-14 | トップページ | ジィ~ジの山徒然 »

旅行・地域」カテゴリの記事

新潟」カテゴリの記事

コメント

mikkoさま
今日は commentありがとうございます。
旧家とバラの花が意外にマッチして驚きでした。
聖籠町は火力発電所や、新潟東港工業地帯にもなっているので裕福で
新潟市にも新発田市にも入らず、現在では珍しい〝町〟として独自性を
発揮しているのです。
新発田出身二宮さんに是非聞いてみてください。ヒョットすると!!
ここのサクランボ収穫量は少ないのですが、知る人ぞ知る 名産地なのですよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年6月22日 (月) 13:21

芳しい薔薇の香りを感じる事が出来そうな素敵なレポをありがとうございます。
こんなに素敵なところやさくらんぼという特産品
もっとアピールするべきですね~
会社に新発田出身の二宮さんという女子がいるのですが
もしかしたら“お嬢様”だったりして・・・
さくらんぼおいしそうですね~
ハネだし品といっても高級品!!!
我が家のダンナ様もさくらんぼが大好きですが
国産はお高いので、アメリカンチェリーで我慢・・・
(ρ_;)

投稿: mikko | 2009年6月22日 (月) 13:04

FUKUさま
今日は commentありがとうございます。
バラの花に露が良く似合っていました。

今年の一般公開は、昨日21日を以て終了しました。
因みにパンフレットや入場券作成、お手伝いの人件費?で
入場料400円でしたが、その価値は有ると思いました。
来年 是非! きっと良い写真沢山撮れますよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年6月22日 (月) 12:25

梅雨の合間のしっとりとした散策… 気持ち豊かな小半日…

下世話な質問で恥ずかしいのですが、入場は無料なのでしょうか?
失われつつある日本の良さが、こんな身近にあるなんて嬉しいですね。
何時か行ってみたいくなりました。

投稿: FUKU | 2009年6月22日 (月) 11:48

yukitubakiさま
今晩は 何時もお世話様です。
弁天潟を借景とした日本庭園はなんとも見事です。
そして日本古来の家屋にバラの花がまた似合うのですよ!
新潟にも魅力的なところ沢山有りますネ!
バラの花はひときわ鮮やかに目に映ります。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年6月21日 (日) 20:55

素敵な庭園ですね。
薔薇の香りがほのかにただよってきた感じがするわぁ~☆
『水に浮ぶ薔薇』…プレゼントされたら涙が零れ落ちそうyo。
あぁ~、ス・テ・キ!! な気分になれました。

投稿: yukitubaki | 2009年6月21日 (日) 20:23

noritanさま
アレッ 今日は山かと思ったけど。。。
二宮家は聖籠の旧家です。今年は今日まで一般公開されてます。
ジィ~ジはニイガタ検定資格持ってますが、昨日?太宰検定が
津軽と三鷹であったそうだね!!
サクランボ箱詰めは手作業だったような気がします。
(大きさの選定は機械だったけど。)
全然味が違ます。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年6月21日 (日) 16:02

二宮家?知りませんでしたぇ~~
さくらんぼは大好きですが、八百屋の店先にお行儀良く箱入りになったものはとても手が出せません。正に「赤い宝石」ですね。
そういえば19日は太宰の「桜桃忌」です。今年は生誕100年ということでいつになく、太宰が人気のようです。
さくらんぼ食べたいなぁ~~

投稿: noritan | 2009年6月21日 (日) 15:44

もうぞうさま
いつもありがとうございます。
今年の二宮家の公開は今日21日までです。
来年もきっと同じ時期に開放されるので、是非お出かけお薦めいたします。
新・新バイパスの東港を過ぎて、蓮野IC下りれば直ぐです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年6月21日 (日) 14:18

日本庭園とバラ、ちょっと意外な組み合わせですが、素晴らしいですね。
二宮家のこと知りませんでした。
また1つ利口になりました。ありがとうございます。

投稿: もうぞう | 2009年6月21日 (日) 13:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 薔薇園と日本庭園『二宮家』:

« 角田山 21-14 | トップページ | ジィ~ジの山徒然 »