人・花出会い八ヶ岳
今年は実行しなかったものの〝八ヶ岳〟といえば、昨年まで約10年間、
1月の成人式の祝日を中心に、赤岳界隈をコースを変えながら、半ば
恒例化していたものの、あとは初秋の日帰り登山ばかり…
従って初夏の 花 の〝八ヶ岳〟は殆ど知らないのです。
今の時期には ツクモクサとチョウノスケソウが咲いているはず。。
その確認が、今回のジィ~ジと相方の山行目的なのです。
山行日 6月19日(金) 晴/曇
同行者 相方
コース 美濃戸(8:00)-赤岳鉱泉(9:34~9:55)-赤岩の頭(11:00)
-硫黄岳(11:18~11:23)-硫黄小屋(11:44~12:05)-
横岳(13:00~13:15)-三叉峰(13:32)-地蔵仏(14:50)-
行者小屋(15:34~15:50)-美濃戸(17:25)
行動時間 9時間25分 休憩1時間15分含む
【記事】
ETC深夜・早朝割引摘要するべく、4時少し前に新潟西ICを通過。
例年1月には、美濃戸口に車を停めるのだが、この度は美濃戸
〈やまのこ村〉まで。*駐車料 暦日 ¥1,000
身支度を終えて美濃戸山荘から北沢を赤岳鉱泉に向かいます。
9:34~9:55 赤岳鉱泉
(写真 左) アイスキャンディの残骸!
(写真 右) 人を恐れないニホンシカ
予報に反し?イマイチ空模様はスッキリしません。
喉を潤し、小腹を満たし愈々登りの開始です。
歩き始めるや否や、目の前には、哀れなコメツガ?が彼方此方に。
ニホンジカの被害に遭ったのでしょう。
(食料自給率の向上策として若干の捕獲検討価値有り?)
途中 擦れ違いの学生グループ引率の先生によれば、昨日は
雷が発生した由 。周りにもガスが次から次へと湧いてきています。
樹林帯の登山道をツヅラ折れに登れば、やがて赤岩の頭と、硫黄岳の
稜線も目に飛び込んできます。
赤岩の頭を過ぎた辺りから、キバナシャクナゲが彼方此方に。。
11:18~11:23 硫黄岳
(写真 左) 硫黄岳山頂標識
(写真 右) 硫黄岳爆裂溝
この辺りからガスを伴った冷たい風が肌を刺し寒さまで覚えます。
11:44~12:05 硫黄小屋
丁度 お昼時 小屋前の椅子をお借りして相方が昨夜握った山菜入り
おこわお握りで、昼食とするものの、風が冷たく寒さ覚え、暑がりジィ~ジも
堪らずにアンダーシャツの上に一枚羽織らざるを得ません。
(写真 左) 高貴な御方が宿泊なさった記念の石碑。
(写真 右) この日のお昼の一部
硫黄小屋の周辺からは、お花畑が広がっています。
先ずは芽が出たばかりの…
↓
ウルップソウ
コマクサはいずれも小さな株が出来たばかりで花には程遠い。
勿論 キバナシャクナゲ ハクサンイチゲもここそこに点在しています。
目的の一つクリアー… お次はチョウノスケソウです。
擦れ違うハイカーの皆さんに問い合わせするも、殆ど「分りません」
「知りません花に興味が有りません。」
たった一人の方が、「今年は少雪で、おまけに5月に遅霜が下りたので、
一旦出た芽の殆どが涸れて、これから再び芽吹くから、今は生憎見られない」
と教えてくれたのです。
例年で有れば、多分時期的にはマッチしている筈なのに…ガクッ!
何はともあれ、とりあえずジィ~ジと相方は横岳を目指します。
(写真 左) 横岳目指す相方
(写真 右) チョウノスケソウの花の蕾
チョウノスケソウ見つかりません。それでも蕾を発見。
蕾→目的達成率≒35%?
ヤッパリ チョウノスケソウは見られないのか、と半ば諦めの境地で
横岳へ向かいます。
13:00~13:15 横岳
横岳山頂には単独行氏が休憩中。
往生際悪く?花情報を収集 やはりこの方もお仲間の花情報を基に
やってきたとの事。
会話を通してネットの話になり、たまたまハンドルネームで、この方は
信州大好き 越後も好きな カモシカ永井さんと解り、(@_@。
ジィ~ジのハンドルネームもご存知で、共通の話題が一気に噴出。
越後100山などの話に花が咲きます。
今回の花探索は、不完全燃焼気味ですが、全く予期せぬ出会いで
感動ものです。人との出会いは何か縁さえ覚えます。
カモシカ永井さんのHP→自然と人情ふれあいの山々
カモシカ永井さんブログ→千曲川滔々
カモシカ永井さんは仙添尾根から登ってきたとの事ですが、ジィ~ジ
八ヶ岳は10数回来ていますが、いまだ仙添尾根は歩いていません。
次回はこのコース選択してみたく思ったのです。
横岳山頂周辺はキバナシャクナゲが、そこかしこ
(写真 左) カモシカ永井さん
(写真 右) キバナシャクナゲ
話をしながら、三人で〝三叉峰〟まで一緒に行くことに…
チョウノスケソウは見られないものの、ツクモクサはそこらでふんだんに
見られます。
三叉峰で、お別れです。
新潟であれ、信州であれ、又の再会が楽しみです。
カモシカ永井さんと別れ、我らは地蔵仏へ向かいます。
未練がましく、ゆっくりゆっくりチョウノスケソウを探しながら相方は
キョロキョロと。。
何時も相方の後を行く、ジィ~ジですが流石に諦めて、鎖場や梯子を
先に下りてしまいます。
すると遥か後方から「咲いているよ~」と声が聞こえてきます。
折角下ったのに、又時間をかけて登り返さねばならないジィ~ジです。
執拗なまでの探索?執念?相方は僅か1輪のチョウノスケソウ発見。
場所は二十三夜峰の付近。
これで今回の目的は一応 達成
暫くの間、休憩を兼て花観賞タイムとします。
何時までもゆっくりしているわけには行きません。
確実に翌日が晴れなら、天望荘か山頂小屋に泊るのですが。
どうやらすっきり晴れる様子では無いようです。
地蔵仏から地蔵尾根を下って帰ることにする我らです。
(写真 左) 二十三夜峰近くで見られたチシマアマナ
(写真 右) 地蔵仏
こんな急な尾根を良く飽きもせず、1月に何度も登ったり、下ったり
したものだと、下りながら思うジィ~ジです。
15:34~15:50 行者小屋
小屋の外には数人 地元の方と泊り客 意外と少なく静かです。
最後の大休憩 水分補給と小腹を満たします。
さぁ いよいよ帰ります。些か老体疲労を覚えます。
帰ると思うと足取りも重くなるジィ~ジです。
美濃戸はまだか 美濃戸はまだか 嫌になりそうな頃。
17:20 美濃戸山荘前 到着。
駐車場まであと3,4分。。。
目的の チョウノスケソウ群生は見られなかったものの、ツクモクサは
たっぷり観賞 そして予期せぬ人との出会い。。。
実りある 楽しい一日を持つことができたジィ~ジと相方でした。
夜は、予約もせずに無理やり?にお願いして 八ヶ岳ペンションに
宿泊としたのです。
続く。
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