« 会山行 越後駒ヶ岳 | トップページ | 大朝日岳 紅葉嘆賞登山その1 »

2008年10月 6日 (月)

皇海山(不動沢コース)

9月の末になっても、相変わらず好天が長続きせず、泊りがけで
遠出する気が起きない。

さりとて、家で沈殿して四六時中、相方と顔を合わせるばかりでは
心身ともに疲労度が上がるというもの。

せめて日帰りでも、外へ出れば気が紛れるであろう。

夕方のTVの予報では、翌日は、まぁまぁ晴れそう sun

日帰りで 何処へ行けば良いのだ! 迷った挙句 二人で出した
結論は、皇海山(不動沢コース)

 ■ 皇海山2143.6m.

 【所在地】 栃木県日光市 群馬県沼田市
 【日  時】 平成20年9月28日(日) 
 【天  候】 薄曇
 【同  行】 相方 計2名
 【行  程】 皇海山入口8:58~二俣9:18~不動沢のコル10:10
        ~皇海山山頂(10:54-11:18)~不動沢のコル11:48
        ~皇海山入口12:52
        *所要時間 3時間55分 休憩約30分含む
 【標高差】 約750m.
 【地形図】 国土地理院 1/25000皇海山(日光)

記事

早朝5時過ぎ新潟西I/Cから関越道を一路 沼田市へ向かい
R120を辿り、途中の老神温泉から、追貝集落を目指します。
この集落から、大間々の根利集落まで40キロの間は、悪名高き?
栗原川林道です。

短絡的思考のジィ~ジは、新潟基点=追貝集落から入る発想です。

標識に従い、先を目指し進みます。暫く進むと渓流釣りの方の車が
路肩に、散見されます。

〝別に如何~って事無いなぁ〟と内心思いながら進みます。

ところが…
10㌔近く走ると林道は、徐々に崖状の山腹を縫うようにつけられ
落石が何箇所も見られ、鋭角に尖った岩片の道に変り、危険
落石注意 路肩注意 
更に 運転は自己責任で と書かれた
注意喚起の標識が数多く建てられています。

段々 高度も上がり進行方向右側は、深い谷になっているものの
道路端に生えている草のお陰で、高所恐怖症のジィ~ジでも
それ程の恐怖感は覚えません。
只 我がポンコツ車のタイヤがパンクしないよう慎重に運転。

暫くして待避所に止まっているランクルのドライバーさんと一言
言葉を交わし、そのままタイヤがバーストしないようにユックリと
目的地に向かいます。

手堀の洞門を潜り抜け、悪路を進みます。
追貝集落から13,4キロ地点? 目の前には深く抉られた尖った
岩が溝のようになっています。
車高の高い車では特に問題無いし、或いは我家の車より、少し車幅が
狭い車であれば、溝を避けて脇から通過は可能と思われます。

しかし 如何見ても我家の車では、溝に嵌まるか、または腹を打ち
進行不能と判断。
こんなところで エンストや身動きできなくなったら、後続の車に
迷惑を掛けるは必定。 ユックリ静かにバックして脇にギリギリ駐車。

皇海山登山を諦めて戻るか、またはこの場所から歩いて登山口に
向かうか?逡巡していたところ、先刻言葉を交わしたランクル到着

ランクルドライバー氏 あまりの悪路で途中から引き返そうかと
思っていたところ、ジィ~ジの車が先へ向かったので、自分も後を
追いかけてきたとの事。

ランクルであれば、難儀していたこの場所通過に何等支障なし。

ジィ~ジあつかましくも、同乗させて欲しい旨、お願いしたところ
快く応諾され、ザックや靴を持ち込み乗車。

まだ新しいランクルは、登山口の皇海橋まで問題なく進みます。 

橋の両端の駐車場には、それぞれ数台の車が止まっています。

ジィ~ジと相方、帰りは歩く積りでお礼を言ったところ、ドライバー氏
「お互い歩くスピード解らないけど、それ程大差が無いだろうから、
帰りも車で送るので、もし自分が早ければ、車の中で寝ているから
起こしてください。」

と、親切な言葉。そして身支度も早々に出発されます。

ジィ~ジと相方も漸く支度整い、数分後に後を追うように出発。

 P11202751 P11202761
(写真 左) 登山口皇海橋駐車場
(写真 右) 皇海山登山口入口標識

カラマツ樹林帯の緩い道を数分、不動沢に取り付きます。
皇海山までは入り口標識から3.6キロ

 P11202801 P11202811

不動沢最初の渡渉 石を伝い右岸に取り付きます。
20分少々で二俣、ここから道しるべに従い右手の沢を上ります。
この辺りは、ブナの木々の葉っぱで爽やかな感じです。

数回 渡渉を繰り返し沢の縁の道を辿ると、やがて沢も涸れ状態に
更に傾斜もきつくなってきます。

周りの樹木もダケカンバやミズナラが多く見られるように…
行く手に木々の切れ間が見え出してきます。
急登を少し頑張ると 不動沢のコルです。

 P11202861 P11202871
(写真 左) 不動沢のコルから鋸岳11峰の鋭鋒
(写真 右) 不動沢のコルは鋸岳と皇海山の分岐

不動沢のコルから先は、根っこの張り出したダケカンバの急登が
続きます。結構な勾配です。

     P11202901
      根っこの露出した急登の登山道

息切らしながら、何とか頑張れば、漸く山頂間近となり、信仰の
名残りか?かって明治26年庚申講中が建てたと言う青銅の剣

   P1120293

スタートから2時間を5分ほど切って漸く山頂です。
コメツガ ダケカンバ そして足元のクマザサで殆ど展望は
叶いません。
立派な渡良瀬川水源碑が立ってます。
     P11202941
日曜日のせいも有るのか?前日庚申山荘で泊まり鋸岳からの
やってきた栃木の元気な山岳会のおばさんたちで一杯。

先述のドライバー氏も勿論 とっくに到着です。

        P11202971
記念写真を撮って、ジィ~ジと相方腹拵えをします。
(ドライバー氏とのスリーショット迷惑掛けると悪いので割愛)

件のドライバー氏我らより、先に下山されます。

更に、小腹も満たされ、我等も10数分後に下山です。
半袖シャツの我ら 肌刺す風が冷たく我慢ができないくらい。。

急勾配の登山道 転ばないよう慎重に下ります。

   P11203021_2

昼を目指して、何人も山頂を目指して登ってきます。
「あらァ~半袖で!!」
「ハイ、袖を買うお金が無いのです」
お馬鹿ジィ~ジの返答です。

 P11203061
      鋸岳の鋭鋒に見入る相方

不動沢のコルから足場の悪い沢道と、急な登山道を慎重に下れば
やがて 沢沿いのクマササ茂る気持ちの良い登山道に戻ります。

沢のせせらぎ聞きながら、清く澄んだ流れを見ながら…

   P11203111

   P11203141

皇海山登山口入口の脇の駐車場では、先着のドライバーさんが
我らを待っていてくれます。

遠慮なく、再び車に乗せて貰い、車中で色々話しを伺います。
40年近い山歴の持ち主で、博識の方です。
現在は、宇都宮にお住いでOさんと言われる方です。

山も、距離は短いものの、変化も有り、当初想像していたより
好印象を持つことができたのですが、このしばしば通行止になる
栗原川林道のお陰?で、山とは又別に、思わぬ良き、新しき
出会いができたことに、感謝です。

ジィ~ジの停めた車まで、少しの時間でしたが、本当に良い時間を
持つことができたのです。

またの再会を望み、お別れです。

栗原川林道 次から次とオフロードバイクが擦れ違います。
成る程 悪路であっても、それを良しとする人達も居るのだなぁ~
変?なところに改めて感心するジィ~ジです。

林道を抜けると、蒟蒻畑と上州武尊岳が目に飛び込んで…

   P11203191

老神温泉で一風呂浴びて 気持ち良く身も心もサッパリして
満足感に満たされ帰路につくジィ~ジと相方です。

   皇海山(不動沢コース)お終い。

       

|

« 会山行 越後駒ヶ岳 | トップページ | 大朝日岳 紅葉嘆賞登山その1 »

登山」カテゴリの記事

コメント

山空花さま
comment有難うございます。
栗原川林道ユックリ行けば多分大丈夫かと思いますが、
赤城の大間々から入れば道の状況も良いかもしれません。
いずれにせよ沼田市役所に状況確認した方が宜しいかと思います。
今回は、また新しき出会いも有り、お陰で良き日となりました。
人様から親切にされると、気持ちが良いものですネ!
このコース涸れた沢の登山道なので急ですが、短いので
自分のペースで登れば大丈夫です。但し降雨の予想される日には
お薦めできません。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月10日 (金) 06:00

ここの林道荒れていると聞いてなかなか行けないでいたのですが、やはりひどいのですね。
うちも5ナンバー車なのでお腹擦りそう…。

でも、ステキな方に出会えて良かったですね。
山の中で親切にして頂けると、山を降りてからでも幸せな気分が続きますよね。
だからって自分がいざって時に親切に出来るかどうかは難しいですけど・・・(^^ゞ

それから、登山道もなかなか険しそうなのですが??
かといって、庚申山荘から歩く元気は無いし、困っちゃうなぁ…。
ここも秋に行きたい山の一つなのですが・・・。

投稿: 山空花 | 2008年10月10日 (金) 00:35

sanae さま
いつも有難うございます。
栗原川林道へは、新潟から行くとなると、短絡的に追貝集落からと言う
発想になってしまいます。大間々の根利集落は少しマシなようですね。
sanaeさんの時と違い、鹿には会えませんでした。(笑)
でも結果的には良き出逢いが有り、ここからのスタート正解でした。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 8日 (水) 21:48

こんにちは。
この林道はハラハラしていやですね。
でもいい出会いがあってよかったです。
ジィ~ジさんご夫妻のお人柄ですよ、きっと!
この林道から登山口に行くと登山口の先にさらに林道がありますよね。そちらから入ってくると、良い道ですよ。
私たちも帰りに気がついたのですが。

投稿: sanae | 2008年10月 8日 (水) 14:45

甘納豆さま
いつもお世話様です。
皇海山、このコース今年亡くなったY氏が10年ほど前、
毎年会山行で行っていましたし、
リーダーを辞められたH先輩は、庚申山からの1泊コースで同じく会山行として
実施されていました。コウシンソウの咲く頃、是非三山掛けて歩いてみてください。
鋸山は鎖、梯子の連続で貴殿向きかも知れませんyo。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 8日 (水) 05:13

今晩は!
「迷った挙句 二人で出した結論は、・・・」
このお言葉だけでもう何も言うことはありません。
山音痴の自分は「皇海山」知りませんし読めませんでした。
今回ようやく自分の辞書に収められました。いつ行けるか分かりませんがその時まで仕舞って置きます。

投稿: 甘納豆 | 2008年10月 7日 (火) 21:52

山いろいろ さま
皇海山行くなら矢張りコウシンソウの咲く頃に三山掛けが宜しいようです。
結果的に、貴殿の新車を痛めることにならず、これはこれで良かったかな…と。
石がギザギザなんだもん!!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 7日 (火) 18:34

なかなか難儀な林道のようで・・・行かなくて良かった!(笑い)
やはり登るときは、庚申山荘からにします。何時になるかわかりませんが。

投稿: 山いろいろ | 2008年10月 7日 (火) 18:26

みいさま
ご丁寧なcomment有難うございます。
皇海山、来年庚申草の咲く頃、みいさんと同じコースを歩いてみたいと
強く思っています。コウシンソウまだ見たことが無いのです。
山に登れば、山以外の喜びに出会えることも度々ですね。ありがたいことです。
そして又 ブログの取り持つ縁も、又然りです。
ジィ~ジは、みいさんから、沢山刺激を貰っています。
これからもどうぞよろしくお付合い下さい。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 7日 (火) 15:54

アルヒデさま
毎度お世話様です。
このコースの設定時間は少々甘いようです。
貴方様であれば勿論、もっと時間が掛からないでしょう。
栗原川林道反対の根利集落の方から入ればさほど問題無いものと思われます。
沼田市役所に問い合わせの上、お出かけになられた方が宜しいかと…
セダンでも問題ないと思いますが、石が跳ねたり、Bodyに傷つく恐れはあります。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 7日 (火) 15:44

いや~毎度&毎度~山に出かけられる
ジィ~ジさん・・・もう、くたびれ~!
とは、絶対言わせませんよ!(笑)

皇海山は、今年、庚申山(初めて庚申草を見て感激)
~鋸山~皇海山~六林班~庚申山荘と
歩きました~^^
好天に恵まれ、素晴しかった!です^-^

こちらのコースは、登山口までの車道が
核心部ですね@@
いや~良かったです~ランクルさんがいて。。。
ここって、皇太子道とも言うらしいですね!
その為に造られて、登られたらもう、手入れを
されなくなるので崩壊するそうです。。。
困ったもんです0--0

しかし、山での出会いって良いですね^^
もちろん、ブログも~♪

投稿: みい | 2008年10月 7日 (火) 11:23

良い出会いでしたね。
日頃のジィ~ジさんのお人柄と思っています。
それにしても不動沢コース、地図のコースタイムでは3時間となっているところを2時間を切られたとは。
バテバテジィ~ジどころか超高速ジィ~ジですね。私も
同じルートを行きたいと思っていたのですが、栗原川林道セダンでは無理のようですね?

投稿: アルヒデ | 2008年10月 7日 (火) 10:44

穂高&Kさま
お早うございます。お元気そうで何よりです。
栗原川林道かなり酷い道でしたが、お陰で?またよき出逢いが
有りました。こういうことがあるから山はやめられない!(笑)
新潟へ遊びにいらっしゃいませんか!!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 7日 (火) 09:37

素晴らしい出会いがありましたね。
われらも12年前この山でとても良い思い出があります。
カメラが故障して1枚も記念を持ち帰ることが出来ないと思っていましたのに、
高崎市のK氏が何枚か写真を撮り送ってくださったのです。
人の親切のありがたさを、心に深く刻みました。
やはり、じぃ~じさんのお人柄、いろいろな輪が広がっていきますね。

投稿: 穂高&K | 2008年10月 7日 (火) 09:10

もうぞうさま
お早うございます。
山へ行くと、思わぬよき出会いも有るものです。
>他人にも、親切に接したいと思っております。
そうですね!小生も同じ思いです。しかし意外と難しい!?
栗原川林道は土砂崩れが頻繁なので、補修が追いつかないのでしょうね。
状態がよければ素晴しいドライブコースになるのでしょうが…

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 7日 (火) 08:00

またまた良い出会いがございましたね~
他人にも、親切に接したいと思っております。

投稿: もうぞう | 2008年10月 7日 (火) 07:39

赤鬼さま
会山行ご苦労様でした。晴力発揮できなかったようで…
栗原川林道 石が尖っているんだもんネ!スピード出せるわけが無い!
鬼さんや山さんの新車で行かなくて良かったyo。
でも 良い出会いや、思っていたより感じの良い山だったので
良い日になりました。
今度は庚申山から通して見たい。花の咲く頃。。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 7日 (火) 07:24

ついに皇海山行ったかね。この山何処から行っても、悪路のようですね。石が尖ってやんの。おいらの時も先行車がパンクした。おいらは石に気をつけていたから無事だった。途中になんかでっかい銅像があったような記憶があるけど。ヤマトタケルかなあ。

投稿: 赤鬼 | 2008年10月 7日 (火) 07:11

noritan さま
栗原川林道 追貝コースこの日も一応通行止の標識が
最初にありましたが、封鎖されては居なかったので…
根利からのほうが、少し状態は良いみたいです。
沼田市役所に状況確認するべきでしょう。
12年前 ジィ~ジもYリーダーに申込していたのですが、
丁度相方の父親が入院中でキャンセルしたのです。
来年、出来たら庚申草みて三山掛けしてみるつもりです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月 7日 (火) 06:14

この林道って一時期、通行止めになっていたのでは?
もう一昔、今は亡きYリーダーの会山行でこのコースで行きました。懐かしく思い出しました。
百名山って一度登れば、それでOKって感じがありますよね!私も出来れば、「ロクリンパン」から行ってみたいものです。「栃木の元気なおばさん」のように。
このコースを「平ケ岳」の安直コースと同じだと言っていた人がいましたが・・・
でも、天気だから、どこか日帰りで・・・
で決めた山が「皇海山」とは恐れ入りました!

投稿: noritan | 2008年10月 7日 (火) 00:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/112714/42709054

この記事へのトラックバック一覧です: 皇海山(不動沢コース):

« 会山行 越後駒ヶ岳 | トップページ | 大朝日岳 紅葉嘆賞登山その1 »