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2008年4月

2008年4月29日 (火)

ジィ~ジの海外トレック (番外編)

今回の目的初めての キナバルトレックも無事終了。
キナバルトレック報告 前編は→ コチラ
キナバルトレック報告 後編は→ コチラ

帰りのフライトスケジュールの関係上、ホテルで連泊なのです。
夕方までは、フリータイム時間的制約全くありません。

考えられない位、ゆっくりと朝食を採ります。
ヨーロッパ、中華、インド系、夫々の調理品が多種頼
勿論 現地果実のデザートもたっぷりと…

現地衣装を腰に巻き片手にコーヒー片手に現地の紅茶サバティー
サービス嬢が頻繁に各テーブルを回っています。

(このホテルのパンは種類も多く特に旨く感じます。)
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(写真 左) 朝食ホテルレストラン
(写真 右) ホテル ハイアット リージェンシーキナバル

4月13日(日) 晴
たまたま日曜日は、滞在ホテルから徒歩10分足らずのガヤ通りで
サンデーマーケットが毎週行われるとの事、早速 見物に…

通りの真ん中に背中合わせで露天の屋台が100数十店?
びっしりと並んでいます。

地元の人の買出し、見物の観光客で大賑わい前に進むのが難儀。
食料・雑貨・ハンドクラフト・花・熱帯魚・衣料・果ては犬 兎
切が有りません。

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路上ライブ・パフォーマンス?も
兎や犬、1200種以上といわれる色とりどりのランも…

なにせ身動きできないほどの混み様、其処へ来て熱帯性の気候
湿度も高く、汗が噴出してきます。

至る所でミネラルウオーターが売られています。
(日本と異なり、冷やされていませんが)

物価は概ね日本の1/3程度。何を見ても安く感じます。
ミネラルウオーターも薄いペットボトルで日本円で24~30円程度

ペットボトル片手に見物です。

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サンデーマーケットは、昼過ぎで店じまいのようです。

時間はたっぷり、彼方此方 コタ キナバル市内を散策する事に

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車は、殆ど日本車 駐車はかなりいい加減、
日本と異なる信号変則 それなりに戸惑います。

大型shopping店のセンターポイントから海岸方向へ出て、
ウオーターフロントからフイリピンマーケット、セントラルマーケットへ

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ココナツ椰子 甘くも無く、冷たくも無くそれでたっぷり
二人でもゲンナリ 殆ど飲み残してしまった。(安い)

サンデーマーケットと雰囲気まるで異なります。
干物や魚類で臭いは相当 キツイ 

(夜は、この海岸付近少々ヤバイらしい 要注意地帯)

途中のRestaurantでBEERをオーダー遅めのランチを取ります。

ホテルでゆっくりした後、夕方 ツアーガイドのMr.トン君迎えに

オプショナルで依頼しておいた湖上でのディナーツアーなのです。
ナイトマーケットはお決まりのスコールで案内の車中から、そして
展望台へ案内してスコール小止みのコタキナバルの夜景を堪能。

最後に湖の上に立つ水上Restaurantに案内されます。
観光客で結構賑っています。
改めて BEERをオーダー ボルネオ最後の夜を楽しみます。
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SET料理なので品数は兎も角、油を大量に使って有るので
お味のほうは、格別旨かったとまでは行きません。
ロブスターとか別オーダーすれば解りませんが…

見渡すと、往きの機内で会話を交わした人も何組か食事と
ショーを楽しんでいます。
皆 考える事は同じなようです。

ショーは首刈り族の踊りとフィナーレはお馴染みバンブーダンス。

満腹状態で車でホテルまで送って貰います。

ホテルでシャワーを浴びて、ボルネオ最後の夜を過ごします。

4月14日(月) 晴
愈々最終日、またまたホテルでゆっくり朝食
近所の店でチョコッとお土産買って迎えを待ちます。
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         ホテルレストランの内部吹き抜け

予定通り、11時空港までの迎えの車に乗り込みホテルを後に

飛行場までの途中、車窓から見る、近代建築と高床式の在来の
簡単な原住民の住居 写真撮れず心残り有るも、ボルネオ島の
現状の一部を垣間見たような気がします。

空港で、半分以上残った現地紙幣を逆両替し、そして搭乗手続き。

搭乗ゲートでツアーガイドのMr.トン君と別れの握手を交わします。

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(写真 左) コタキナバルターミナル
(写真 右) 機内より最後のボルネオ風景

コタ キナバル 現地時間 12:50予定通り飛び立ちます。
機内では、恥ずかさ、遠慮さもなく、BEERにワイン、スコッチオーダー

5日間のボルネオ キナバルの旅を思い出しながら5時間強の
フライトを楽しみます。
Philippinesの島々を上空から眺めたり夕陽をみながら定刻に成田着。

機内預けれ荷物を受け取り、迎えのタクシーで新潟へ向かいます。

   番外編 お終い    

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2008年4月25日 (金)

ジィ~ジの海外トレック (後)

部屋前の廊下を歩く歩く音で目を覚まします。

未だ 午前2時なのですが…

4月12日(土) 晴
階下のRestaurantは、既に賑わいを見せています。
我等も出発準備を始めます。
RestaurantではツアーガイドのMr.トン君が待機しています。

軽食のパンと地元のお茶 サバティーを口にします。
(早朝と言え、此の先2,3時間歩かねばなりませんから。)

既に準備を終えてスタートしたパーティも何組も…
3時少し前、我等も登頂ガイドMr.アプソンと5人で小屋を出ます。

先にある小さな小屋、グンティン・ラガダン小屋等の登山者も
殆ど同時出発、おまけに登山道は狭く結構急登で階段も有り、
其処へ来て真っ暗、ヘッドランプだけが頼りで、渋滞です。

何とかサヤッサヤッ小屋手前付近で10数人追い越して、
ここでIDカードのCHECKを受けます。

この最後の小屋の先は、平らな何処までも続く岩盤で太い道しるべ
ロープが張られてます。

空を見上げれば 正に満天 全て星 星 星 オリオン座が天上に
(他に 星座あまり知らないのです。)

事前学習不足のジィ~ジ 
登頂ガイド氏にサザンクロスはどれか?聞き忘れ (後悔先に立たず)

漆黒の世界に、散りばめられた幾千万の☆ と登山者のシルエット
矢張り 胸から湧き上がるものを覚えます。

宇宙 を感じた瞬間だったようです。

さぁ スピード上げようか!!と気持ちが焦ります。
ところが空気が薄いせいか?気持ちと裏腹スピード乗りません。
大きく腹式呼吸するもののサッパリ サッパリ  

5時30分 ローズ・ピーク(4095.2m.)
登山口から8.5キロ ラバンラタ小屋から約2.5キロ
山頂到着。狭い岩塊に数人ずつ場所を占拠 日の出を待ちます。

緯度の違いから日本と比べ随分 遅い日の出と思います。
それでも漸く 空の一部が赤みを帯びてきました。しか~し…
肝心のお日様昇る筈の場所に大きな黒い雲の塊が
御来光 拝む事叶わず 

やがて徐々に空は明るく、周囲の様子もボンヤリと見えてきます。
東京から来たという、若い女性の二人連れも隣の岩の上に…

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(写真 左) ご来光待つものの…
(写真 右) 東京からの女性

ご来光は、叶わなかったものの確実に朝を迎えたキナバルです。
続々と 山頂に到着です。

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(写真 左) 山頂からアグリーシスターピークを望む
(写真 右) セントジョーンズピーク(4092m.)

上記写真 現地時間約6時です。未だ薄くらい

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(写真 左) 下り始める人、登ってくる人
(写真 右) ゆっくり眺める登山者

6時10分 下山開始

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     下山開始 セントジョーンズ ゴリラに似たり

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(写真 左) キナバルサウス(3932m.)をバックに
(写真 右) アグリーシスターバックに相方とMr.アプソン

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       陽を浴びるセントジョーンズピーク
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        サウスピークと左にドンキーイアー

氷河の流れを偲ばせる景色と感じます。

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         陽の光を浴びながら下山

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          下山するジィ~ジの後姿

Mr. アプソン我等をVIEWPOINTへ案内してくれます。

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       逆さモデルと 逆さセントジョーンズ

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灰色の花崗岩の岩盤は全く滑らず、下りは快適です。
岩に寄生するコケ類だけが生き物かと思っていましたが、
サヤッサヤッ小屋の近くでは岩の隙間に草が命を得ています。

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(写真 左) 雲海とキナバル南峰
(写真 右) 岩畳とロープと草 こんな平らなところ登りは難儀

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      ドンキーイアーヅ 岩の流れが目を惹く

7:10 サヤッサヤッ小屋
山頂からゆっくりゆっくり周りを見ながら小一時間
ここでIDカードで再びCHECKを受けて無事が確認されるようです。
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(写真 左) サヤッサヤッ小屋 ここで行き帰りチェックを受けます。
(写真 右) 登山道の一部
花々と樹林帯に覆われた急な登山道を下ります。

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(写真 左) 雲の切れ間から麓の様子
(写真 右) 急な場所に付けられた階段。

登りの時には見れ無かった様子です。

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      ジャングル状の周囲と南峰のスラブ
数人のクライマーがザイルを使って登攀しているようです。

小屋が近づきます。もう一度振返り景色を瞼に焼き付けます。
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8時10分 ラバンラタ小屋 着
ユッタリと遊びながら約2時間で小屋へ到着。
感動を味わいながらバイキングスタイルの朝食です。
満足満足でコーヒーも旨いし食が進みます。

この日は先にまだ予定があるのです。先を急がねばなりません。
SANDWICH 鳥の空揚げ ゆで卵 パックジュースの
ランチボックスを受け取って…(前日と飲物以外殆ど同じ)

9時10分 ラバンラタ小屋 発

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         ラバンラタ小屋

ここからはMr.トン君が又 同行6人で下ります。
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        皆 満足げな顔をして トン君と

10時~10時20分 マシウラルート分岐
ここから5.5キロのアップダウンが始まります。
登山者が少ないマシウラルート皆の要望でオプションとして設定。
早速登山道脇に大きな大きな色とりどりのウツボカズラが彼方此方
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このROUTEはかなりのアップダウンが続き登りには御免です。

ここも凡そ1キロごとにシエルターが設置されてますが、ゴミ散乱。
通常コースと比べると少々清掃が行渡っていないようです。

歩き始めは殆ど誰にも遭わなかったもののお昼過ぎからポツポツと
空身に近いパーティと遭遇。
全く山と縁が無いようなグループも散見されます。
(その様子から見て、小屋まで辿り着く事できるのだろうか?)

聞けば、タイからのツアーや地元マレー人 ここは日本と違って
小屋に午後10時であろうと9時であろうと全く意に介さないらしい。
大体がゆっくりゆっくりでラバンラタ小屋で連泊するとの事。
(此れもお国柄?ジャングルで寒いし真っ暗な道をどうやって??)
(何箇所かのシェルターにはストレッチャーが用意されているとの事)

ポーターはツアー者のザックを3つ位平気で、粗末な靴で担いでいます。
女性や子供もかなり見受けられます。生活の為でしょう。

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        ザックを背負い登るポーター

今にも降りそうな暗い鬱蒼としたジャングル地帯の登山道を
ラバンラタ小屋から休憩入れて約5時間 最後の登り返しを
きつく感じながらもマシウラネイチャーリゾート到着。

14時5分 マシウラネイチャーリゾート 着
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迎えの車が待機してます。
下山途中 Mr.トン君携帯で指示したのでしょう。
キナバル山中でも 携帯が殆ど繋がるのです。
(山中に大きなパラボナアンテナが有りました。)

ここからキナバル公園本部まで一路戻り、ここで預けた荷を
受け取るのです。

朝3時から休憩するも10時間強のトレック老体には結構堪えます。

マシウラコースの花たちです。(不勉強で名前はわかりません)
登頂ガイド Mr.アプソン夫々教えてくれるもののラテンネーム
老化した脳では聞く後 直ぐに忘れます。

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キナバル公園で地元登頂ガイドMr.アプソンとお別れ、キナバル後に
長い長い山道をコタ・キナバルに向けて走ります。

今夜のネグラはハイアットリージェンシーキナバルです。
Mr.トン君 チェックイン手続をしてくれています。

ロビーには、マレーシア航空のフライトアテンダントや搭乗員が
フライトを終え泊まるのか多数見受けられます。

手続を終えたMr. トン君から キナバル山登頂証明とキナバルの
世界遺産証明を受け取ります。

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左側は マシウラルート周遊の登山証明 
右側は キナバルが200年 世界遺産登録された記念証明

事前印刷された 登頂ガイドのサインとナンバリングされてます。
(1通 10リンギット 通常コース往復、登頂残念 と3種類)

因みにジィ~ジ39352 相方39351

キナバルは、小屋定員関係と登頂ガイド同行の義務付けで
年間登山者3万人台とか これは富士山辺りとは比較できませんが
学ぶところがあるかもしれません。

夕食を取るため、ホテルからRestaurantを探し、食事中に
急にバケツをひっくり返したような猛烈な雨 雨 雨
此れがスコールか? 此れも初体験です。

最初のRestaurantで乾杯しようと思ったのに
アルコールがMENUに無い 無い

乾杯の為、食事を終えて、スコールの降り止むのを待って
2軒目の店へ出向きます。

航空便の関係でホテルで連泊 明日はコタ・キナバルを
たっぷり散策する予定です。

Mt キナバル登頂編 お終い      

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2008年4月22日 (火)

ジィ~ジの海外トレック (前)

4月10日(木)~4月14日(月)の5日間は、2004年7月以来の
3度目の海外トレックです。

今回は、多くの方が体験され今更ながら と思われそうですが 
ボルネオ島の世界遺産 Mt キナバル(4092.5m.)です。

ジィ~ジ過去一度(大昔ですが)マレー半島首都クアラルンプールの
日系企業の見学に行った経験有るも、ボルネオ島は全く未知の地。

   *写真は、クリックで全て拡大します。

4月10日(木)
朝5時前、迎えのタクシーに乗り込み、親戚以上のお付合い岳友宅
立ち寄り4人で成田へ向かいます。
途中、上里SAで長野からのタクシーに乗換え、都心を通り空港へ
向かうのです。(新幹線より格安なのです)
乗客は、長野から空港へ向かうお客二人で我々と都合6人です。
予想された渋滞もそれほどでもなく、10時半頃には成田着。

第2ターミナル3FのBカウンターへ、11時マレーシア航空搭乗手続。
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(写真 左) チェックインカウンター入口で待つ搭乗者の皆さん。
(写真 右) マレーシア航空機内食 

13時30分 成田発
愈々 約5時間のフライトです。 時差は1時間
コタ・キナバルに向かいます。
マレーシア航空もシンガポール航空に負けず劣らずの民俗衣装を
纏うフライアテンダントに年甲斐も無く目を奪われるジィ~ジです。

食べて、飲んで、4人で話をしているとあっという間?の5時間です。

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(写真 左) ボルネオ島まであと僅か
(写真 右) コタ キナバル市内での夕食 中華系

18時15分(現地時間) コタ キナバル着
流石に じっとりと暑い暑い 。
まずは、空港脇の両替所で両替です。レートは約30円/1リンギット

迎えに来てくれた現地ツアー会社の通称 Mr. トンの案内で
車に乗り込み、まずは夕食タイムです。
Mr. トン君日本語は殆どOK 織田祐二に似た若者です。
夕食は、中華系ですが今までに食した中華と少し異なる味付けや
食材ですが、味はまぁまぁ 

食事を終えて、暗くなり始めたコタ キナバルの町から約2時間
長い長い山道を、車でキナバル公園へ向かいます。

トン君が公園事務所で入園手続し、今夜のネグラは ヒル ロッジ
(HILL LODGE) 2名1室 トイレ シャワー 電器湯沸かし器つき
5角形の小奇麗なロッジへ案内してくれます。

荷物を小分けし、翌日の準備を追えれば明日に備えて就寝です。

4月11日(金)晴
今までに聞いた事の無い色んな鳥たちのさえずりに目を覚まします。
窓のカーテン越しに明かりが差し込んでいます。有りがたい 晴れだ!
ドアを開けると前夜は真っ暗で何も見えなかったのですが、樹海を
隔て、目の前に黒いシルエットのキナバルが  ド・ド・ド~ン と…

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(写真 左) 宿泊のHILL LODGE とランとキナバル
(写真 右) ロッジの前から見えるキナバルの全容

朝食は、公園事務所PHQ(Kinabaru Park Headquarters)前の
Restaurantです。ビュッフェ形式で種類も多く、デザートもたっぷり
テラスからキナバル眺めユッタリと取る事が出来ます。
周りに邦人見当たりません。様々の国からのハイカーばかり

朝食 終わればりロッジに戻り、愈々出発です。
不要な荷物は公園事務所に預けます。(10リンギット/1個)
ここでシッカリしたIDカードを受け取り首から下げます。

キナバルは、地元のガイドの同行が義務付けられています。
我々4人のガイド ドゥスン族のMr. アプソンが紹介されます。
かなり訛った?英語しか話せません。

一人5キロまでの荷物は、(登頂に必要の無い)普通ポーターが
持ってくれるのですが、我々それほどの荷も無いのでポーターは
同行しません。

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(写真 左) 公園事務所
(写真 右) 朝食 ビュッフェスタイルの1部

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     Restaurant テラスから眺めるMt キナバル

9時 ティンポホンゲート (1866.4m.) 
公園事務所から車で10数分、登山口のゲートへ案内されます。

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(写真 左) ティンポホンゲート 
(写真 右) 概略説明のMr. トン君

IDカードが無ければ入山できません。
ここから約6.5キロで今日の宿、ラバンラタ小屋(3272.7m.)
高度差で約1,400m.です。

ティンポホンゲートの軒下のSELAMAT MENDAKIの意味は、
〈ハッピークライミング〉との事です。

ここから今宵の宿まで6時間弱の予定です。

Mr. アプソン 現地語で  「パラン パラン ね!」  
    意味はゆっくりゆっくり、だそうです。

歩き始めて直ぐに小さな滝カールソン滝が左手に現れます。

正直 事前認識では 楽なコースだろうと想像していたのですが
意外と急登が続きます。急なところにはシッカリした階段が設置。

途中1キロ~1.5キロ毎にあづまや(四阿)風のシエルター
簡易水洗トイレ付きで、設置されています。

500m毎にシッカリとした標識も設置されてます。

登山道の脇の木々の間にウツボカズラが見られ、都度 ガイド氏が
指差し教えてくれます。

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(写真 左) 途中2.5キロ Pondok Lowii (避難シエルター)
(写真 右) 現在地点POINNTO表示 4.5キロ 2898m.

擦れ違う各国の外人さん(我々も外人)から ハローハロー。
中には 我らを見て コンニチワ! と声も掛けられます。

ハイカーの皆さん ポーターに荷を預け、空身同然のスタイルで
登り、下りしています。

何時の間にか?ジィ~ジが先頭で歩き、ガイド氏は4人の後を
歩いています。

シエルターの周りには黒いリスが一杯足元に寄ってきます。
何時の間にか リスにとっては 便利?な餌場となっているようです。
(自然の摂理に逆らっていますが、既に手遅れ状態の有様。)

登山口から約5キロ Pondok Vilosa(2960.8m.)で遅めのお昼。
中身はサンドイッチ、鳥の空揚げ、生卵 ミネラルウオーター、リンゴ

丁度ガスの切れ間から、目指すキナバルが眼前に…VIEW POINT。
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      ガスの切れ間からロバの耳や山容が覗く。

現地ツアーガイドのMr. トン君 スタートの時に売店で靴を買い
履き替え、少し送れて歩き出した筈ですが、一向に見えません。

14時 ラバンラタレストハウス到着。Laban Rata(3272.3m.)

歩き始め、花を見ながら、ゆっくりお昼を取って約5時間です。

登頂ガイド Mr. アプソンがMr.トン君に代わり宿泊手続完了。
4人1室 2段×2=4ベッドが基本です。総数52ベッド。
日本の山小屋システムとは大違いユッタリユッタリスペースです。
温水シャワーやトイレが男女別に設けられています。
1FはRestaurantや売店 レセプションカウンターです。

温水シャワーで身体を拭いたり、RELAXしてMr.トン君を待ちます。

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(写真 左) ラバンラタレストハウス
(写真 右) レストハウス前の標識 日本と同じだ!

日本人と思って片言の日本語で話しかけてくるマレーの若者
中国の若者に日本語といい加減な英語で応答するジィ~ジです。

岳友夫妻は、少し上にあるグラディン・ラガタン小屋の前から
キナバルを展望して様なので、ジィ~ジも行って見ることに…
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目の前には、大きな大きな岩塊がドシン~と聳え我等を圧倒します。

1時間半遅れてツアーガイドMr.トン君漸く到着です。
「遅~い 1時間半待った」と言うと「ミナサン ハヤ~イ」とニコニコ

夕食は 中華料理でビュッフェスタイル ヨーロッパ系 アメリカ系
地元系そして我等の他に数人の日本人 様々な言葉が飛び交います。

遥か雲の下の世界では時おり稲光 スコールでしょうか?

やがて日も沈みそうです。
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(写真 左) 夕食の一部
(写真 右) キナバルの夕暮れ

夕食終えて、ゆっくりRestaurantで寛ぎます。トランプに興ずる
グループも… 銘々思い思いに楽しんでいるようです。

翌日は2時半出発予定 早めにベッドインです。

以下 後編の予定です。

附)
つつじに似た花、シャクナゲに似た花、ランの種類そして
初めてのウツボカズラ等、この日に見られた花々の一部です。
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2008年4月19日 (土)

集中 弥彦山

約30年近く前からジィ~ジが所属する 山の会(≠山岳会) では 
毎年4月の第一日曜日を、集中登山と称し弥彦山へ集結します。

今年も稀に見る快晴の元、例年通り行われました。

4月6日(日)晴
参加者 女性74名 男性61名 計135名

参加会員の便宜を図る為、新潟駅南口から岩室への間、
数箇所で停車、最寄の地点から乗車します。

バスは大型観光バス3台 ジィ~ジが半年前に手配済み。
会員の乗り場と最終名簿 ジィ~ジが前夜7時に最終まとめ 
参加者分の枚数をコピーし、各コース毎に用意します。

①=山頂直行コース(能登見平~奥の院~大平園地)=20名
②=八枚沢コースA=20名
③=裏参道コース=21名
④=崖松(田の浦コース)=22名
⑤=表参道コース=13名
⑥=八枚沢コースB(能登見平経由)=37名

 本部 1名 (ジィ~ジ)

参加者は、各自の体力を元に歩きたいコースを選択するのです。
50代前半から80代後半の方まで様々です。

参加費 一律500円です。

ジィ~ジは、本部なので全体の状況把握のため、早めに山頂へ
行かねばならず、①コース 能登見平からの皆さんと同行です。

今年は、
①コースを除いて一般会員の女性に世話役(リーダー業務)を
依頼してみることにしました。

ジィ~ジの相方も⑥コースを担当です。

①コース参加の皆さんは80歳を越えられた会員が殆どです。
それでも皆さんユックリユックリ元気に奥の院を目指します。

登山道脇のカタクリやユキワリソウそしてキクザキイチゲなどの
花々をいとおしげに見ながら歩を進めます。

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弥彦神社奥の院の上空では気持ち良さそうなハングライダーも。

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            青空にハングライダー

奥の院では、皆さん健康息災を感謝して作法に則り参詣です。
記念の写真も撮ります。

奥の院から下って登って集結場所の大平園地へ向かいます。
皆さん昔取った何とか お元気な方ばかりで疲れた様子も
見られません。  ジィ~ジも斯くありたいと願います。

大平園地から無線や携帯で各コースの状況をチェックします。
やがて各コース多少の時間差有るものの殆ど同時に到着。

ほぼ予定通りお昼から1時までの昼食・懇親タイムに入ります。

晴天で花のハイシーズン県内外から多数の皆さんが集ってます。
なるべく拡がらず他のグループ団体さんの迷惑にならぬよう
指示すると同時に、ジィ~ジは周りの団体さんに 
〝大人数で迷惑掛けて申しわけ有りません〟 と挨拶廻りです。

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久し振りに元気な顔を確認しあい、お互いの健康を喜び合う
参加会員の笑顔がこぼれています。

1時間の懇親の後は、会長からの挨拶そして初参加の新入会員の
自己紹介、更に団体登山や下りの歩きの注意事項の徹底です。

下りは、(一部バスで下る会員は別にして) 
政令指定都市 新潟の最高峰多宝山経由岩室丸小山公園へ少し
長い下りを辿ります。

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木漏れ日を受けながら、足元のショウジョウバカマを愛でながら
2時間少し掛けて下ります。

岩室では 来年の 大河ドラマ 天・地・人主人公直江兼続公の弟
大国実頼の過っての居城 天神山城を売り出すべく地元の方々が
石塁の補修整備に汗を流して居られます。

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             天神山城 本丸跡

予定通り、公園脇の駐車場でバスが待機 
各コース 人数確認最終CHECK 全員特段の怪我・病気も無く
無事、帰路につく事が出来たのです。

会の大イベントの一つが終わり、ホッとするジィ~ジです。

追)
花のハイシーズン県内外からお越しの多くの皆様方へ

大人数の高齢者の団体歩行 さぞや何かとご迷惑或をお掛けしたり、
行き届かない点も多く、不快な気分を抱かれた方もいらっしゃるかと
思います。
ここに改めてお詫びと御礼を申し上げます。

高齢者の会員が自分の健康と仲間の健康を祝い、且つ
花々を楽しむ年に一度の機会なのです。
(秋には関東方面でもう一度あります。)

ご叱責はお受けしますが
何卒どうぞ寛大なお気持ちでお許しいただきたくお願い致します。

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2008年4月15日 (火)

執拗に?角田山塊の花巡り

春うらら 陽気に誘われ日課?の如く角田(山塊)詣でです。

4月5日(土) 晴
相方と二人で、名残りの花と、これから最盛期を迎える花など
嘆賞がてらの散策です。

コンデジ任せの下手なSHOTをベタベタ貼り付けて見ます。
陽春の或る日の角田山塊の状景 雰囲気を解って貰えば…

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これから盛りを迎える
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                ヒトリシズカ

ここ暫く、盛りが続く
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キクザキイチゲと競演
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        カタクリロードの続く道を進む相方。

足元見れば、此れも最盛期?
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            コシノカンアオイ
       * ギフチョウの食草として密接な関係を持つ。

そしてやがて終わりを迎えるユキワリソウたち
 
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近頃見られるのは
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         トキワイカリソウやキバナノアマナ

そしてこれからはこの大群落が巾を利かせそう 
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     P10900501
ニリンソウ所狭しと咲き始めています。

少しずつ少しずつ時の〝うつろひ〟覚えるこの頃です。

次から次へと目を楽しませる花の切れ間が無い 角田山塊

自分たちの住む家の近くでこんなに花を見れる 
何と贅沢な事だろう 

付録) 
こんなのもあったのです。花ではないけど…
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この日の角田浜界隈の駐車場。県内外の車で大賑わい。
遠路来新もお天気で何よりでした。

来年も更に多くの花が楽しめるよう、そこらを踏み荒らさないで
楽しみたいものです。
                  おしまい

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2008年4月 8日 (火)

西蒲?三山縦走

平成の大合併により、新潟県も2000年には112有った市町村も
2008年4月現在は31の市町村に集約されたのです。

日本の穀倉地帯 米蔵の代表格 西蒲原郡も例外では有りません。

角田山を有する巻町は新潟市に、良寛禅師ゆかりの国上山は燕市に
そして弥彦山は弥彦村に…(境界は1部長岡市)

従来
新潟市や近郊に住む住民は、その連なる三山をその地籍から
【西蒲三山】と呼称しています。

西蒲原郡も現在では、越後一宮 弥彦神社から弥彦を冠する 
弥彦村のみ1郡1村となったのです。

それでもジィ~ジが所属する 山歩きの会 では未だ西蒲三山と
慣れ親しんできています。

今回も その三山の縦走が 会山行として企画実施されたのです。

ジィ~ジも相方も参加。数年ぶり3度目?4度目?

3月29日(土) 曇
リーダー I氏
参加者  男性 13名 女性 12名 計 25名

集合は、未だ明けきらず暗い4時50分 角田浜駐車場。
リーダーからの点呼と注意事項の説明

5時00分 角田浜駐車場
登山口まで20分ほど歩き、角田山の新潟市側 角田山の端
〝宮前登山口〟から角田山山頂に向かうのです。

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(写真 左) 暗い中、リーダーから点呼と注意事項の指示を受けて
(写真 右) 雨露受けるショウジョウバカマ

時おり霧雨も混ざリ、少し寒さも覚える生憎のお天気で道端の
カタクリや花々も露を含んでうなだれています。

少しずつ夜も白み角田山頂手前の、痩せ尾根をどうにかクリアー
角田山頂に出ます。 ここでユックリ朝食休憩となります。

6時48分~7時08分 角田山山頂
時おり霧雨当たり未だお天気回復せず、沢山の人で賑う山頂も
流石に時間も早く、我等の外には見当たりません。
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(写真 左) 角田山頂雨合羽集団 傘さすIリーダー
(写真 右) 角田山山頂標識

山頂を後に五箇峠へ向かいます。

7時55分~8時05分 五箇峠
峠の駐車場には交通整理の誘導員が既に2名待機
県外ナンバーも散見されます。
花を見てきたという千葉からの4人のグループが福井山側から
下りて来ます。
未だ この時間、開ききれずにいる花にも感激の様子。
我等地元在住者は良い時間にいつでも!! 何と贅沢な事でしょう。

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(写真 左) コシノコバイモ 五箇峠にて
(写真 右) 五箇峠にて 雨具を脱ぐ

霧雨も殆ど上がったようです。
ジィ~ジは最初から雨具は着けていませんが皆さん雨具を仕舞って。

峠を挟んで福井山そして樋曽山へ向かいます。

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             長靴集団の面々

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このROUTEは花が多く、以前より遥かに多くの人が歩くように
なってきています。

カタクリ ユキワリ シュンラン コシノカンアオイ エンレイソウ
ネコメソウ オウレン …etc 

そして 目を上げれば、オクチョウジザクラ マンサク アブラチャン…
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小さな時には大きなアップダウンを繰り返し、樋曽山へ、この辺りから
県外からのツアーグループにも遭遇擦れ違い、賑わいが始まります。

木々の枝越しに、新潟市最高峰 多宝山の山頂も見え出します。

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         対面には新潟市最高峰多宝山

10時05分~10時20分 石瀬峠

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(写真 左) 弥彦スカイライン入口 石瀬口周辺で休むメンバー
(写真 右) スカイラインのゲートを跨いで多宝山に向かう

福井山、樋曽山を越して石瀬峠に到着。
ここから我等と逆に角田へ向かうツアーグループも多数で賑やかです。

我等は此の先 最終地点まではまだまだ先が遠~い。

ここからはスカイラインの舗装道路を暫く辿る必要が有ります。
車道は足に負担が掛かり、些かゲンナリ 幾つもカーブを越します。

何とか岩室温泉口へと繋がる分岐に出ます。ここからは尾根沿いに
一路 多宝山へ向かうのです。

ブナの林が見られる気持ちの良い尾根道です。

11時35分~11時45分 多宝山山頂(633.8m.)

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(写真 左) 多宝山山頂一等三角点
(写真 右) 目的の国上山見えるも未だ先は長い。

大平園地を越えて、弥彦山山頂売店まえでお昼を取ることに

12時15分~13時00分 弥彦山山頂 売店

時間的にも丁度お昼時となります。銘々昼食です。
お天気がイマイチなるものの土曜日ともなればロープウェィ客もあり
結構人出が多い。
我がメンバーもBEERやワンカップ片手のつわものも居ますが、
ここは運転のジィ~ジ じっと我慢の子を決めます。

13時15分~13時20分 弥彦山山頂 奥の院(634m.)

振返れば多宝山も大分遠ざかります。
山頂は、それなりの賑わいを見せてます。
われらは先を目指します。妻戸山を横目に雨乞山に向かいます。
雨乞山に向かう両側はカタクリのハイシーズン 真っ盛りです。
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この近くで、メンバーの一人が発見 
この付近では、珍しいウスバサイシン です。

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              ウスバサイシン

コシノカンアオイとは矢張り葉も花も違っています。

14時07分~14時20分 雨乞山
漸くかなり目的地の近くまで着いた感じがしてきます。
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(写真 左) 雨乞山レーダー
(写真 右) ジィ~ジのGirl Friend double Fさん。背景は弥彦山。

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         イチリンソウの群生

ここから下りスカイラインに一旦出て黒滝城、剣ヶ峰に向かうのです。

搦手(からめて)道から急登を最後の力?を振り絞ります。

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(写真 左) 搦手道入口
(写真 右) 黒滝城址の急登を駈ける。

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(写真 左) 大連寺郭跡 蒲原平野の眺め頗る良い。
(写真 右) 黒滝城跡

* 黒滝城始は若かりし謙信公ゆかりの地であり、隣の岩室丸小山の
  天神山城は来年の大河ドラマ天・地・人の主人公 直江兼続公 
    そして  兼続公の弟 大国実頼の祖 小国一族の本城であり、
  目下売り出しに懸命な地である。

黒滝城址から再びくだれば剣ヶ峰まで急登が現れます。
戦国の昔、よくもこんな自然の地形を利用して要害としたのか
今更ながらその智慧に感嘆します。
  (それにしても体力が求められた事だろう)

辛い登りもここまでで終わりです。

剣ヶ峰からは、快適なカタクリロードが続くのです。

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剣ヶ峰から最後 目的地 国上山は 目前です。

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国上山 山頂手前から蛇崩へ迂回します。

蛇崩からは、朝から歩いた軌跡を辿り見ることが出来るのです。

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一番奥に薄っすらと角田山それも新潟市側の端から、そして
右奥に新潟市最高峰多宝山、更に繋がる真ん中に弥彦山
尾根沿いに国上に至る道のりです。

16時27分~40分 国上山(313m.) 山頂

三山最後国上山山頂です。
満足一杯の参加者の皆さん 。電線に並ぶ雀か?ムクドリか?

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今にも降りそうなお天気状況、どっしり掛かる雨雲と雲の切れ間の
光射す日本海。

山頂後に駐車場まで下るだけ。

越後の名刹 古寺 国上寺が眼下に迫ります。

16時55分 国上駐車場

ここから角田浜駐車場まではマイクロバスが送ってくれます。
バスに乗る前には汗拭きようの熱いおしぼりが手渡されます。

かくして 休憩含んで約12時間 距離にして25km弱の三山縦走は
無事に完結します。

越後七浦シーサイドラインをひた走り角田浜に向かいます。

角田の駐車場 Iリーダーの終了解散の挨拶終わり、
銘々帰途に着く参加者です。

我々にとっては、幾ら行政区分が変っても、矢張り何と言っても
西蒲三山と呼び続けられることだろうと思うジィ~ジです。

コースROUTE並びに今回リーダーの I氏の記事は→コチラ

同行の この方 と あの方 の記事も是非どうぞ

危険箇所も無く、然程高低差も無いとは言え、更に要所要所の
休憩時間を含むものの約12時間の長丁場、花々に癒され、
仲間に勇気付けられ、痛い腰をかばいながらも歩き通せたことに
有り難さで一杯の山歩きとなってくれました。

参考  総上昇量  :約2,200 m

皆さんお世話になりました。 リーダーご苦労様でした。
           オツカレさま

                          お終い 

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2008年4月 6日 (日)

角田山塊の花たち

お天気に誘われ、相方とまたまた花見散歩です。

向かう先は、角田・弥彦山山塊の福井山、樋曽山周辺です。

3月27日(木) 晴
有り難い事に、角田山周辺までは、自宅から車で30分足らず、
昼過ぎからの空身での花WATCHです。

  * 写真はクリックで全て拡大します。

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ナニハズやタチツボスミレ スミレサイシン…

カタクリ、キクザキイチゲも自分の場所をしのぎあい。

カタクリが最盛期を迎えようとしている

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ニリンソウも咲き出して、、勿論 ユキワリソウもまだまだ

これからはニリンソウが拡がる時期かな?

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エンレイソウも彼方此方で散見。

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ピンク系も…

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大きなユキワリソウの株が彼方此方に

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キクバオウレンも今が最盛期

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此れでもかと 又 ユキワリソウ (オオミスミソウ) 

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昼過ぎの一番 陽が強い時間なのか?燦々と花々は照り輝いて。

県内外から多くの見物客を呼ぶ、角田そして弥彦の山々

新潟に少なからず活性化をもたらす宝の山と改めて思い知らせる
今日この頃。

 身近にこんな山が在り、花々を当然の如く見ることが出来る
 ありがたい事です。

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2008年4月 3日 (木)

二人で大蛇山

前夜の予報ほどはスッキリと晴れてはいないものの、目覚めれば
マズマズのお天気の様です。

ここ暫く、角田・弥彦山塊での〝春の妖精嘆賞〟が続いたので
久し振りに遅まきながら残雪を味わいたいと言う相方。

さて、二王子岳にするには、少々時間的に遅い感じもするし、
五頭山…残雪の状態  グサグサ?? 量は ???

何時もの通り、なかなか結論が出せないジィ~ジです。

相方は、「何処でも良いyo」と言うものの… 

ふと ジィ~ジの頭に、数年前まで3月中旬毎年恒例にしていた
宝珠山から菱ヶ岳のコースが浮かんだのです。

「宝珠から菱までは時間的に無理かも知れないが大蛇山まで
行って見ないか

相方 諸手を揚げて賛同はしてくれないもの漸く何とか行き先決定。

 * 写真は、クリックで全て拡大します。

3月25日(火) 晴

同行者  相方 計二人

まだ9時前 ETC通勤割引利用で磐越道安田ICまで。

R49は草水まで走ります。

登山口前の広い駐車場に車を停めて出発準備。

9:08 草水登山口 スタート
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(写真 左) 草水登山口 記帳小屋
(写真 右) コースガイド板 (無雪期)

ガイド板には、
宝珠山まで2時間半 、更に大蛇山まで2時間と記されてます。

なだらかなジグザグ登山道ゆっくりと歩き始めます。
残雪の山を目指した積りがとっくの昔に消え去ったようです。

相方さんは些か期待外れのような顔をしています。

30分足らずで鉄塔 更に暫く進めば大山です。

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      大山から阿賀野川の対岸に鳴沢峰

10時20分 かじか清水
稜線へでると、思いのほか風に冷たさを覚えます。
ここから宝珠山までは幾らも有りません。

残雪は、登山道の所々にブロック状に現れます。

10時30分 八咫柄山(やたからやま)
ここは、丸山口、赤松山口夫々のコースとの合流点。
ここから少し下り、急登を一登りすれば宝珠山山頂です。

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(写真 左) 八咫柄山標識
(写真 右) 宝珠山山頂に向かって

10時37分~10時50分 宝珠山山頂 559m.
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             宝珠山山頂

狭い山頂には平日の為か?誰も居ません。
暫し、持参のお湯で喉を潤します。

この場に至るまでは、短い間隔で鉄製の立派な標識が幾つも
設置されています。
此の先、菱ヶ岳までには標識など有りません。

登山口の標識では,山頂から大蛇山まで2時間と記されていましたが、
山頂の立て掛けられている木片の標識には80分と標記さてます。

(鉄製の立派な標識の時間はかなり甘い設定になっています。)

10年ほど前までは、残雪期しか行けないルートだったのですが、
現在は次のピークまではシッカリと道が出来ています。

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       登山道は次のピークまでしか有りません。
       目的の山は、中央の最奥に見えるようです。

山頂から先は、流石に少量と言えども残雪が続きます。
勿論 トレースなんか有りません。

山頂から急登を下り、向かいのピークに取り付けば、後は平坦な
緩やかなピークを数箇所クリアーするだけです。
只 残雪期でガスが発生すれば平坦が故にかなり困難な状態に
なる事が予測されます。

赤布や場合に依ればルート旗も必要です。

12時08分~12時35分 大蛇山山頂 802m.
 (阿賀野市、東蒲原郡阿賀町) <おおじゃやま>
丁度お昼になり、今回は、ここでお終いとします。
相方手作りのSANDWICHを口に入れ空腹を満たします。
相変わらず予想外の冷風が汗ばんだ身体にヒンヤリと当たります。

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(写真 左) 大蛇山山頂標識
(写真 右) ピッケルを持ったお地蔵様

大蛇山は現在 地元の 〈安田 山の仲間の会〉の皆さんが
丸山尾根からの登山道を開き、無雪期には結構な数の登山者が
利用している様です。
数年前 ジィ~ジも 地蔵様の基礎にする砂利袋を背負った事が
有り、今回お地蔵様には初めてのご対面となったのです。

     P10808431_2
         大蛇山から菱ヶ岳(左 最奥)

大蛇山から飯豊連峰は菱ヶ岳に繋がる峰が邪魔して見えません。
飯豊を眺めるなら菱ヶ岳まで足を伸ばす必要が有ります。

 ’97 今から11年前の3月8日夫婦4組で地図と磁石を頼りに
菱ヶ岳山頂へ向かい雪のブロックで風囲いを作り、テント二張りで
富山名物昆布〆刺身を食べての大宴会。翌日は五頭から松平山
経由、ワカンで雪庇を踏み抜かないかと慎重に下山した事が懐かしく
頭に過ぎります。

近頃 寄る年波の為か?その頃の真似は出来ません。
大人しく往路を辿り、下山開始です。

歩き方が悪く、且つウエイトが有るジィ~ジはズボズボ抜かります。
相方から「ワカンを履けば」とADVICEされるものの、ひねくれ 
且つメンドウクサガリ屋のジィ~ジは言う事ききません。

     P10808481_2
            宝珠山は一番奥中央
       薄っすらとかすかに見えるは新津丘陵

少し寒さを感ずるものの気温が上昇したのか、雪解け進み
我等の朝のトレースも少し消えかかっています。

代わりに?つい今しがた通ったのかカモシカの足跡が…

アップダウンあるものの下山は下山 宝珠山が近くになります。
     P1080851 P10808531
(写真 左) カモシカの足跡
(写真 右) 宝珠山近づく

13時45分~13時55分 宝珠山山頂
再び山頂でゆっくりと最後の休憩を取ることにします。
相変わらず誰ひとり居ません。二人でお山を独占です。

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           宝珠山山頂のお地蔵様

一休みしてロープを頼りに急坂を下り登り返して八咫柄山そして
往路をゆっくりと下ります。かじか清水 大沢尾根樹林、大山…と

大山から下には、マンサクやそして道端に今年初めての
イワウチワがもう開き始めています。

     P1080856 P1080860
(写真 左) マンサクの花
(写真 右) イワウチワの花

そして 所々に赤い花をつけたツバキが何箇所も群生して
目を惹きつけてくれます。

14時58分 草水登山口着。

残雪を楽しむには少々遅すぎた感は否めないもの、それなりに
今年初めてのイワウチワや人っ子一人居ない春山を独占
歩き甲斐もそこそこだったようナ  

帰りは汗を流して帰ります。

  お終い

付録) 
二年前購入したユキワリソウ2株 今年も今が盛りと咲いてくれます。
     P1090003
        かなり園芸種っぽい ( 焦点ズレ)

     P1090006
      クリスマスローズ 今年初めて開花 (昨年購入)

     P1090007
          ツバキ (焦点ズレ)

     

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2008年4月 1日 (火)

若き山ノボラーと

山関連ブログでは、3人の若い女性ブロガーが昨年大ブレーク。

日本経済新聞、或いは 山と渓谷 そしてOutdoorMagazineにも
話題の3人娘として大きく取り上げられたのです。

その一人は 山オンナ+α の TiCAさん。
そして    しげぞうの山登り日記 の しげぞうさん。
更に     やまやのはなみち の まゆ太さん。

たまさか斯く言うジィ~ジ、自らの駄ブログを開設しようと参孝?に
他人様のサイトを見ていたところ、
全く最初に 〝アレッ もしかしてあの時の… 〟それは
2005年GWの燕岳から常念岳縦走の折、燕山荘で一際目立つ
若き女性が一人おじ様グループのなかに!
年甲斐も無く横から山談義の中の話に割り込んだジィ~ジでした。
その時の女性が紛れも無く TiCA 嬢だったのです。

そして翌 2006年3月 二王子岳で偶然、バッタリ遭遇したのは 
しげぞうさんです。   その時の記事は→ コチラ

2006年から偶然にブログを通して、この3人の若き女性が
結びつきが強くなり、今ではその輪が関東は勿論、関西、四国にまで
広がりを見せている現状です。

3人娘でジィ~ジがお目にかかっていない残りのお一人が
まゆ太さん です。

ところが その まゆ太さんからメールが入り、 
〝今日は守門岳に登って来たが、明日は角田か弥彦で花が見たい〟
〝お薦めのコースを教えて欲しい〟との内容です。

ジィ~ジも 守門岳でも…と思ってはいたのですが、思わぬ連絡。
以前から 逢ってみたいと思っていた女性からの連絡。

折角の機会到来です。ミーハージィ~ジでしゃばって案内をする事に。

3月23日(日) 晴

10時に弥彦山 裏参道・西生寺コース駐車場で待ち合わせ。
優しく涼しげな眼をした長身のハンサムなご主人と、容姿もそうですが
抱いていたイメージに殆ど近いまゆ太さんとの出逢いです。

初対面の挨拶もそこそこに、ユキワリソウ、カタクリの見物開始。

歩き始めて直ぐに道の両脇には、ユキワリソウやカタクリガ
ふんだんに現れます。

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                  オオミスミソウ(ユキワリソウ)

ジィ~ジが案内するお勧めコースは
西生寺からの通称 裏参道~山頂、そして少し戻り八枚沢へ
更に八枚沢登山口から沢を跨いで向かいのコースに取り付き
雨乞山からの稜線に合流、再び山頂に向かい、能登見平から
裏参道コースを戻る周遊コースです。

このコースは、そのライフスタイルを地元新聞で取り上げられた
山ブログで有名な川崎市在住のsanae隊を昨年3月31日に
案内したコースでも有ります。 その時の記事は→コチラ

     P10807931_2
             キクバオウレン

ジィ~ジの相方も予定が無ければ参加のところ、事前に大事な岳友に
声を掛け、守門岳へ行く約束をしていたので、お相手はジィ~ジだけ。

それでも若い2人は、自分の親より年長のジィ~ジに嫌な顔もせず、
前日の残雪の守門岳の余韻と、越後の春本番を向かえ、陽を浴び
精一杯の笑顔で迎えてくれるユキワリソウやカタクリの花々を心底
堪能して呉れている様子。

     P10807961_2

越後一の宮 弥彦神社奥の院(弥彦山山頂)では、多数の人が
暖かな陽射しを浴びながら、銘々寛いでいます。

丁度 お昼に近い時刻、我等も腰を下ろし、ランチタイムとします。

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米山から魚沼三山、そして2人が前日登った守門岳 隣の粟ヶ岳
さらには、会越の山々 白く輝く残雪の飯豊連峰
目を転ずれば、海の彼方に佐渡金北山始め佐渡が島。

     P1080805_2
         飯豊連峰遠望撮影のまゆ太さん

ランチを終えて山頂から少し戻り、八枚沢へ下ります。
アブラチャンの根元にユキワリや咲き始めたカタクリガ…

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近年 殆ど階段の道になり少々登山道としての味わいが少し
減少した感有るものの、花はまぁまぁです。

八枚沢登山口付近には、コシノコバイモも咲き出して…
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        コシノコバイモ(焦点合わず)

沢を跨いで、一寸した急登に取り付き登り返しです。
ユキワリソウもカタクリも両側に見られます。

途中 今年初めてのキバナノアマナが目を惹きます。
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             キバナノアマナ

やがて雨乞山からの稜線に合流、尾根沿いに再び山頂に向かい、
比較的平坦な道を辿ります。

途中にはミチノクエンゴサク、トキワイカリソウなども散見。

尾根を進み 能登見平で往路の裏参道コースと合流。
ここからゆっくりゆっくり 花々愛でながら戻ります。

     P1080822
                  焦点合わず キブシ

オクチョウジザクラも彼方此方に(写真 此れも失敗)

予定コースを終えて駐車場に戻ります。

今回、自分の年も省みず、2人でお楽しみのところをでしゃばり
案内したのも、若い人達からブログを通して数々の刺激・ENERGYを
貰い、少なからず認知症対策・予防になっている感謝の念と
ブログでとりわけ目立つ その才能の持ち主にミーハージィ~ジは
大きな関心があったからです。
更に 実際にお会いして、ジィ~ジも自分に自信が戻ったのです。

それは だてに年ばかり食ったのでは無い!
年齢に関係無く、才ある人材を見抜く力はまだ持っていたのだ!
間違っては居なかった…と。

更に ブログを通して数多くの若い人達が新潟へきてくれるならば
新潟の活性化の一助にもなるかもしれない…と。

   こんなジィ~ジを相手にしてくれた若き2人に感謝あるのみです。

何時の日にか、また成長を遂げる若き山ノボラーのお2人に
出会えることを楽しみに。。。

         終わり。

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