南アの帰り道 徒然記録
① お天気に恵まれ、眺望と多くの花々を堪能、そして山中2泊のロングコースを歩き通せた充足感に満たされながら、最初に立ち寄ったのは、赤石温泉白樺荘 ここは市営で入浴料が無料(要 住所・氏名記帳)なのも有難いが、それ以上に源泉掛け流し単純硫黄泉のその泉質がとても気持ち良く、ヌメリ感が堪りませんでした。
② 井川湖沿いの南アルプス公園線を富士見峠に向かう井川ダムの近くには、大井川鉄道 南アルプスあぷとライン 井川駅 。
今回は、試乗のチャンスが無かったものの、もしも機会が有れば、乗ってみて往時を偲んでみたかった。
涼と体験を求めるのか?駅周辺は家族連れで賑っていた。
③ 更に西河内川の渓谷沿いに県道189号(三峰落合線)の深い山間の中に、ログハウス造りのお店と 〈焼きたてパン〉の看板が目に入ります。
標高700m.位の山中で、近くに民家も無い…こんな淋しい場所で パン? ん、んッ? と往路でも気になっていたのですが、(商売になるんかい?)丁度ジィ~ジと相方お昼もまだ取っておらず、焼きたてパンで腹ごしらえしようとお店の前へ…ところが〝パン売り切れ〟と書かれています。
この状況になれば、反って空腹感が増大するものです。どうしても何か食べなくては…
珈琲と書いてあるからには何か食べるものあるだろう。DOORを開けます。まだ新しいその小奇麗な店内では、品の良いご夫婦が1組。旨そうに会話しながらお食事中でした。
カウンター越には、この店のまだ若く可愛いママさんが…
ジィ~ジと相方 MENUを見て オムライスをオーダー。 調理は若いご主人担当です。
オムライス ママさん(勝手に撮影)
出来上がったオムライス、見た目もお洒落、上品な味で、今まで他所の店や、或いは相方の作るものとは一味違う! 思わず ~ん と唸ります。
珈琲はチャーミングなママさんが、その場で豆を挽いてサイフォンで抽出、香りも良く旨くないわけが有りません。
たまたまお隣のご夫婦のお客さん、(この店の若き2人とは旧知の仲とか)の言に拠ねば、何年か前まで静岡市の著名な結婚式場で夫々仕事をして、其の後独立 この店を構えたとのことです。
そのお店の名は、Casso 横沢 と書いてあります。
ここで知ったかぶり ミーハージィ~ジ 若きママさんに聞いてみます。
「Cassoってイタリア語だと思うけど、どんな意味なんだろう?」と、お馬鹿な質問。
若いママさん可愛く笑いながら
「違うんです。 Casso って 過疎 を、もじっただけなんです。ですから全国何処でも使って欲しいんです。」
ママさんのこの言葉に、ジィ~ジ大感激!
静岡市の中心部から100数十㌔、車で2時間は掛かる山奥で志を立てて 過疎を逆手に取る戦略で店を構え、生計を立てる…。 天晴れと思うのです。
バス終点の横沢集落よりも更に数㌔井川ダム側の過疎地で頑張る若い2人にエールを送りたいものです。
南アルプス山登りの際には、また当然立ち寄らせてもらう積りです。
1度にフアンになりました。
平成の大合併で赤石岳も、この地、横沢地区も静岡市中心部より車で2~3時間近くかかる場所でありながら、政令指定都市 静岡市そしてその区名も 何と!葵区 。
行政サイトも広範囲になったが故のサービス低下と誹りを受けないように、寧ろ陽の当たらぬところで頑張っている彼らのような若き世代の応援・助成を施策して欲しいものと願いたいものです。
Casso 横沢 案内は→ コチラ
④ 大静岡市から山梨県に入り、富士川沿いの身延バイパスに乗ります。
ジィ~ジは門徒の物知らず、日蓮宗では有りません。それでも折角 身延町を通るのです。今まで行った事の無い身延山久遠寺に途中下車。少し歩いて見学します。身延山全体があたかも一つのお寺、流石 その現代に至までの大きな勢力の一部を垣間見れた思いがしました。
(写真最下段)本堂は昭和60年 日蓮大聖人700遠忌事業で再建された由。天井の加山又造画伯の“墨龍”は見事であったが、焼失以前の本堂は一体どんな建物だったのだろうか?興味は尽きません。
道路も現在と違う、この山の中で数々の大建築を成し遂げてきた先人の智慧と力に感動すら覚えます。
身延山久遠寺及び身延町観光案内は→コチラ。。
⑤ 中央道~長野道から北陸道
夕食は、長野某大SA 定番物食するもののお味はイマイチ!?
甘い採点で ごく普通?
高速道をユックリユックリ走り、新潟西IC手前 黒埼SAでしばし仮眠。。ZZZzzzz…
12時JUST再出発。明けてゴゼン0時10分過ぎには、自宅到着でした。
ETC深夜割引適用時間調整を少々でした。
お終い。
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