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2005年9月

2005年9月30日 (金)

新潟市内の魅力と歴史探訪Part1

つづき

明治・大正と未だ一般に時計が普及していない時代の新潟では、大砲で空砲を撃ち、市民に正午を知らせていた。それは明治6年から大正13年の間の52年間続いた。
その音は、風向きにより、現在の新発田市辺りまで聞こえたと言う。

明治6年6月15日 和暦から新暦に改められたのを機に、それは寄居砂山に、六角形の白い番小屋と共に据えられた。
(旧・新潟大学理学部跡) 当時は、車輪付ではなかった。

明治39年八木朋直氏により、新たな車輪付大砲が寄贈された。

大正8年寄居砂山に新潟高等学校(現。新潟大学)が建設されることになり、 それに伴い、現在の日和山に移された。

大正10年頃、あまりの音の大きさで、近くに出来た二葉中学校の授業の妨げになる。…との理由により、向きを海側に、以降大正13年まで設置されていた。

初代 2代の2台の大砲は昭和18年頃まで、保管されていたが、戦争中に姿を消した。

    以上  新潟市公園水辺課作成 ドン山由来看板より

新潟市民の大概の方、ご存知、新潟市西海岸日和山【ドン山】です。

 この大砲は、昭和63年頃、復元され、設置されました。

        製作は T山県T岡市

たまには、黒松林の中を散策し、気持の良い、爽やかな潮風にあたり、そして、往時を偲びませんか…_012 _007

                                                      

  

つづく
ド~ン!!!

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2005年9月28日 (水)

防災訓練

  • 9月25日(日)S中学校グラウンドで地区の連合自主防災会の防災訓練が、行われた。
    地元関係県議、市議、市幹部、連合自治会役員、警察、消防署を始め、47の自治会から約450名参加。
    朝からの雨もどうにか止み、10時から挨拶・来賓紹介に続き12時まで2時間に亘り、実施。
    ジィ~ジもたまたま今年は、役員当番でこの催しに初めて出席することとなった。

新潟は、昨年の水害・中越地震と連続大災害が発生、これから先も何があるか分からない。

  • いざ、というとき
     ☆ 自分の生命・財産は、自分で守ろう 【自助】
     ☆ 住民どうし、みんなで助け合おう   【共助】

    と言われています。併せて72時間生き延びる、準備対策・訓練が必要とされています。

 訓練内容は
   救出・救援   倒れた家屋から、車のジャッキやバールを
               使用し、救出する。
  バール 普通一般家庭に用意されているのだろうか?

          
    毛布と物干し竿で即席担架作成
     倒れた家から、どうやって毛布用意できるのだろう?
        
     応急手当     三角巾使用方法講習。         
    三角巾常時備えている家庭は何%位あるんだろう?
                

    ロープ結索    ロープ連結・結索講習
  大事なことだが、ロープ或いは代替品直ぐ出せるのかな
?    

  ■ 初期消火   消火器使用実施訓練・バケツリレー実地訓練
   消火器使用方法やってみる価値有り
   バケツリレーいざとなったら人が集まるのかな?

  以上の内容でした。消防署員・消防団が中心に熱心にやってくれたんですが、決してケチをつける気は、毛頭ないものの、比較的若い人達の参加も少なく、この先、高齢化社会を迎え、イザ という時、何が実践出来るのだろか?少々心細くなってきた。結局は【自助】で、精一杯だろう…パニックにならないよう、メンタル面の講習も、考えたほうが良いのではなかろうか?
   
閉会セレモニーの後、 炊き上がりの五目アルファー米スティックパン100gパック保存期間7年が、配られた。

   備蓄品も最低限用意するとか、何か備えをしなければいけないんだろうなぁ~

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2005年9月26日 (月)

ヤッパリ今回も

ガスが晴れず、何にも見えませんでした。折角 東京小平市からの登山者もあったのに…

世間で言う、3連休も新潟地方また周辺地区も予報が芳しくなく、遠出は断念し、模様眺め!!

結局は、晴れ間?を見つけ、手近な二王子岳へ、特に日頃トレーニングをしない我夫婦。山行の回数を増やすのが、トレーニング代わり。

9月24日(土) 曇り (参考コースタイム 約 6時間半)

朝、7時過ぎ自宅をでたが、土曜日で出勤、或いは3連休のレジャー?やたら、7号バイパスは混雑し、一王子神社まで、1時間半弱要してしまった。既に20~30台の車が…

(8:30)一王子神社ー(9:25)三合目ー(9:50)独標・定高山ー(10:35)七合目 油零しー(11:10‐11:45)山頂ー(12:10)七合目ー(12:40)五合目ー(13:50)一王子神社 
 
実質歩行時間 約5時間弱

風が無く、一向にガスが切れる様子も無く、湿度が高いので、歩き始めて直ぐに汗が噴出し、帽子の翼に汗が伝わり、目の前にポタンポタンと滴り落ちてくる。二合目の水場で、木の枝につるされた柄杓で喉を潤す。
三合目まで、身体も山に慣れず、辛い辛い!五合目独評までは、少し傾斜も緩いところもあるので、やっと少しずつ身体も順応してきた。 七合目油零しの手前の稜線で、ひんやりした風を肌で感じたが、それもほんの束の間。。。相変わらず汗シトド。シャツは汗で随分重い。お花畑も今の時期 ダイモンジソウやワタスゲが所所に残っている程度。紅葉にもまだ暫くの感じである。なだらかなササと低潅木の中を進み、三王子神社を経て、避難小屋脇の山頂へ

   二王子岳(1,421m.) 日本200名山 

山頂には、20人位の人達がくつろいでいる。中には、はるばる東京から、わざわざ出かけてこられた人も有るのに、本当に生憎の空模様で、お気の毒である。今年は4月から4回程登ったが、天気に恵まれ、眺望を楽しめたことが無い。
  本当は 目の前に

 杁差岳から地神山・門内岳・北股岳そして飯豊山~大日岳 

飯豊連峰の全容が ド~ン!! と 、見えなきゃイケないのに…

本来 この眺めを見て、飯豊 へ登る契機となった人が、どれほどいたことか…

天気が良ければ、朝日連峰鳥海山も、勿論日本海に浮かぶ、佐渡も…

 等々思いながら、ビールを空けた。程よく疲れた身体に、スッキリと染み渡った。

県外の登山愛好者の皆さん、是非 残雪期(4月頃)の頃、又は
11月の飯豊に新雪が降る頃、お出かけ下さい。
天気が良ければ、損はさせません。


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 ←本当は、見えるはずなんだが…

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2005年9月22日 (木)

男体山   ≪山行録≫

【日光白根山】をたっぷりと堪能し、金精道路を湯元に向かい、温泉宿で汗を流し、再び出発。戦場ヶ原三本松からは男体山が大きく、堂々と威厳を放って聳えている。夕食と今夜のねぐらを求め、中善寺湖温泉へ、湖畔の食堂で腹を満たし、翌日の食料を確保し、ねぐらは、二荒山神社中宮祠の無料駐車場と決めた。フロントシートを倒し、即席寝床をセット。樹間からは仲秋の満月を控えた大きな月が…

9月18日(日) 晴  (参考コースタイム 約5時間20分)

即席ベッドでは所詮熟睡は無理。5時にはお湯を沸かし、簡単な朝食。男体山登るのは始めてだが、二荒山神社の御神体山であり、その為、登るには本殿の石段を上り、登拝門を通り、社務所で500円入山料を収めねばならない。そこで案内図と首掛守を授かり、説明を受ける。今の時期6時開門との事だが、5時には開けたようで、かなりの数の先達有り。

(6:30)中宮祠ー(6:55)3合目ー(7:15‐720)4合目ー(8:20-8:25)7合目ー(9:25‐10:15)山頂ー(10:55)7合目ー(11:55‐12:00)3合目ー(12:20)本殿  実質歩行時間 約 4時間45分

朱塗りの本殿に両手を合わせ参拝。脇に、二荒山上奥宮登拝口と大書された石碑が建っている大きな鳥居を潜り古い一寸急な石段を登り、暫くすると1合目標識と二荒大神を祭る、遥拝所がおかれている。 _043 _030             

    

         












2合目から3合目にかけては、日光ササの密生した樹林帯の比較的登り辛い単調な急登が続く。

3合目から4合目は舗装された工事用の林道を、延々と歩かされる。

4合目の鳥居を潜ると傾斜も厳しさを増し、5合目辺りから火山岩の岩混じりの登山道となって、足場も悪く結構疲れる。8合目まで益々急登傾斜も増して、落石に注意である。5合目、7合目には避難小屋が設けられている。息を整える為、時折振り返り、眼下の中禅寺湖を見下ろす。

8合目には大きな石の奥に滝尾神社が祭られている。この辺りから、漸く傾斜が少し緩くなり、周囲の樹木も変化して来る。9合目から山頂にかけては赤茶けた火山礫のザレ場で、ゴツゴツした異様な岩が露出し、また登山道の整備の為、丸太で階段状に仕切られている。

9時半前、男体山山頂(2,486m.)到着。既に多数の先達が…、さらに志津乗越ルートからの団体登山者が続々と登って来る。天気が良すぎて?富士山や北アルプスは望めないが、前日の白根山や皇海山、さらに隣の女峰山連山、燧ケ岳、…等、幾重にも山が連なっており、濃淡は絵のように美しい。無論 満々と水を蓄えた中禅寺湖と、飽きることの無い眺めである。山頂には奥宮が鎮座。二荒大神の銅像の御神体も祭られている。また、1等三角点の置かれたピークの岩には錆びた大きな 御神刀が立っている。 _037 _039    





早めの簡単な昼食を済ませ、山頂も混雑してきたので、下山開始。志津乗越の方へも行ってみたいが車の関係で、そうは行かず、来た道を辿る。お昼をめがけ、ひっきりなしに登って来る登山者に道を譲ったり、落石を起こさぬように気をつけながら、ユックリ下山。12時20分登山口の鳥居・本殿に到着。折角なので隣接の『宝仏殿』に立ち寄り、山頂出土品や、古の宝の品々を見学し、余韻をのこし帰路に着く。途中 竜頭の滝を散策し、戦場ヶ原に立ち寄り、再び腹を満たし、白根温泉で2座の感慨に耽りながら入浴。沼田ICより新潟へ

総評(私見)

男体山はコニーデ式火山で形も良いが、中禅寺湖から約1,200m.の高差を、ただひたすら登らねばならない。当初から少し楽・簡単に考えていた所為か?思いのほか疲労感を覚えてしまった。ザレ場や足場の悪い急登の岩場が多いのと、登山者が多く、すれ違うのに手間取る事も原因か?何れにしろ山頂からの展望は、文句のつけようが無いものの、登山対象としては、もう1度登りたい という思いはおきない。但し、山の姿としては1級だと思う。どちらかと言えば個人的には眺める山の部類か!

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2005年9月21日 (水)

日光白根山  ≪山行録≫

相方の都合で、3連休フルに利用できなくなった。2泊3日の縦走を計画していたのだが…
それでは2日間何処にしようか?ジィ~ジの案で、“先回 那須へ行ったのだから、ついでに今まで登ったことの無いシリーズにしよう。那須の近くといえば、同じ火山帯の日光白根山、男体山があるから、天気もよさそうだし行ってみよう。”に決定。どうせ2人だけで出かけるのだから、準備も簡単。

9月17日(土) 晴 (参考コースタイム 約6時間)

6時新潟西ICから関越道を沼田ICに向かって、出発。途中、長岡~六日町間の震災復旧工事で、速度規制が有り、通常よりかなり時間を費やす。今回は、出費をケチって?丸沼高原ゴンドラを利用しないで、菅沼登山口から登ることにする。9時15分頃、菅沼茶屋の広い駐車場に到着。登山道Pと両側には既に、全国からバスも含め、殆ど満車状態、辛うじてスペースを見つける。時間的には1番遅い出発である。

(9:30)菅沼登山口ー(11:00‐11:10)弥陀ヶ池ー(11:25)七色平分岐ー(12:07‐13:00)白根山山頂ー(13:37-13:50)避難小屋ー(14:00-14:15)五色沼ー(14:35-14:40)弥陀ヶ池ー(15:45)菅沼登山口  実質歩行時間 約4時間40分

【白根山登山口】と、大書された大きな黒御影の標識の脇の平らな道を進むと、直ぐにルート案内板に突き当たり、そこから右折し、ミズナラ、ダケカンバの明るい、なだらかな樹林帯を進むが、尾根に取り付く頃から、序々に傾斜もキツクなり、ジグザクに高度を稼ぐ。道は足場も良く、特に神経を遣うようなところも無い。オオシラビソの樹林帯の中を進み、座禅山の裾を巻くようになると、明るくなり、目の前に淡緑色の水を蓄えた弥陀ヶ池が現れる。背後には形良く、白根山が堂々屹立している。池の木道にはシラネアオイの保護の為、柵と放電線が巡らされている。池の畔には写真を撮ったり、多数のハイカーがくつろいでいる。我々も一寸一服。

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弥陀ヶ池と白根山

弥陀ヶ池から10分足らずで、ロープウェイから七色平経由の登山道と分岐に出る。あとは山頂まで、火山礫の赤茶けた急登のガレ場を,40分程登る。危険箇所は無いが、踏み跡も沢山有り、岩ももろく、おまけに多数の登山者がいるので、落石だけは充分注意が必要だ。(かなり無神経に上り、下りしている登山者多数)最後の急登を詰めれば白根山山頂 (2,578m.)。山頂は大きな岩で標識が立っている。

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山頂では、交代で記念写真を撮りあっている。脇の広場では、全国からの多数の登山者で大賑わい。丁度お昼時でも有り、銘々盛り上がっている。我々もビールで乾杯。富士山やアルプスは望めないものの、燧ケ岳、皇海山、大真名子、小真名子、女峰山、太郎山、男体山、…那須の山々、眼下には弥陀ヶ池、五色沼等々眺めは頗る良い。。

ユックリ眺めを堪能し下山だ。しかし同じルートを採るのも味気無い。そこで奥白根神社の小祠に手合わせ、五色沼へ下りることに。避難小屋まではザレ場で傾斜もキツイ。足が潜りそうで嫌な下りだ。小屋まで下れば樹林帯。鹿が2頭近くまで寄ってきた。小屋から五色沼までは至近の距離。弥陀ヶ池よりかなり大きい。時間余裕も有ったので、池を半周ほど回ってみた。水は澄み綺麗だ。ここからの白根山も絵になる。本当は前白根、五色山金精山そして金精峠へ下る予定でいたが、避難小屋を通り過ぎてしまった為、弥陀ヶ池経由での下山とし、4時前に菅沼登山口に到着。。。_018 _021 _024

 

 

      *日光白根山 奥白根とも呼ばれ、関東以北で一番高い山。
日光火山群の最高峰。群馬・栃木県境に位置する。
山頂には幾つかの火口跡が残っている。
最近では昭和27年(1952年)噴火が観測されている。

総評(私見)

始めて登ってみたが、素直に眺望は素晴らしい。富士山、北アルプスが見えれば、文句のつけようが無いだろうと思う。只 登山対象としては前白根・五色山・金精山へ回るとかしないと、少し物足りないかも…
ファミリー登山やツアー登山者多く、落石に注意を要すると共に、山頂直下は相当道が荒れているのが気懸りだ。
シラネアオイ物々しい保護施設必要なことは、モラルの問題で残念だ。(鹿害防御もあるだろうが)

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2005年9月16日 (金)

新潟市内の魅力と歴史探訪Part1

所属しているNPO法人で、『新潟市内の魅力と歴史探訪Part1』と言う、催しがあり、参加した。40年以上新潟に住み、知らないところは無い。と自負はしているものの、もう一度、見直すのも意味あるかも… 

さて ここは何処でしょう?  その1

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答え  新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ 内の 能楽堂です。

   桧皮葺き(ひわだぶき)の屋根。 桧床の桧は、樹齢500年  

   正面鏡板及び羽目板取り外し可能 (中庭が見える。)

   コーナーの目付け柱取り外し可能。 (客席に配慮)

    楽屋は水屋を備え、正式な茶室 として、茶会利用できる。

    客席 最大387名収容。

さて ここは何処でしょう?  その2   

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答え  新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ 外部の埋設道路

     たまたま水は流していませんが、水の都新潟を象徴している。 

     埋設道路 つまりこの下は白山公園に沿ってトンネルと、        なっている。

                                                        つづく        

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2005年9月12日 (月)

谷川岳~茂倉岳  山行録

木曜日の夕方の予報で、10日土曜日の新潟湯沢・群馬水上地方は降水確率が各々40・30%。予定では、所属する中高年の山岳会の会山行 谷川岳~茂倉岳。 企画担当は小生である。目的の山が、只でさえ気象条件の変化が激しい谷川岳なので、 “中止にしよう。”と決断。翌朝、念の為予報を見ると、各々20・10%に変わっている。これでは止める訳にいかず、当初計画の通り、実行することに。。。参加者 女性5名男性9名計14名 (平均年齢62.4歳 最年長78歳)である。

9月10日(土) 薄曇りのち晴後曇り一時雨 (参考コースタイム 約9時間10分)

早朝4時半新潟駅南口バス発着場出発。まだ眠い~ それでも魚沼へ入ると、越後三山の堂々とした姿が目に入ってきた。ドライバーに負担をかけたが、6時半過ぎロープウェイ駅到着。(13日からの新ロープウェイ運転の切り替え作業中で12日まで休み)登山センター前で下車し、身支度整える。

6:50登山センタ-ー7:15マチガ沢出合巌剛新道登山口ー7:55-8:00第一見晴ー9:05-9:15ラクダのコルー9:55-10:10ザンゲ岩ー10:42-11:00谷川岳山頂トマノ耳ー11:10オキの耳ー12:15-13:10一の倉岳13:40-13:55茂倉岳避難小屋ー 14:45-14:55矢場の頭ー16:15茂倉新道登山口 (実質歩行時間7時間20分)

登山センターから直ぐに、西黒尾根登山口。さらにウオーミングアップに丁度良い湯檜曽沿いの舗装道路をユックリ先へ行けば、マチガ沢出合の手前に巌剛新道登山口と記された大きな標識がある。駐車場もあり、既に数台の車が止まっている。始めは、森林帯の比較的緩い岩混じりの登山道を進む。沢音も心地よく聞こえる。やがて第一見晴。振り返れば、雲海に浮かぶ白毛門、笠ヶ岳、朝日岳、そして眼前にはマチガ沢の奥壁とgoodな眺め。_001 _004 _005                                                             

やがて傾斜もきつくなり、鎖場も現れ、注意しながら、汗を掻き掻き、ジグザグにどんどん高度を稼ぐと、西黒尾根登山道の合流点にたどり着く。ラクダのコル(西黒沢ガレ沢源頭)である。ここからは頂上に向かいジグザグのガレ場の急登で、所々鎖も取り付けられているが、左手には天神尾根、正面にマチガ沢の奥壁、背後は白毛門、笠ヶ岳と素晴らしい展望が開けている。ザンゲ岩に向かい再び汗を搾る。_006 _007 _010                   

      ザンゲ岩までくれば、もう殆ど肩の広場で、傾斜も緩くなり、クマザサの尾根を真直ぐ進み、横目で肩の小屋を見ながらザレの道を行けば、谷川岳山頂トマノ耳(1,963m.)到着だ。ロープウェイ組が居ない為、何時もと違い数人しかいない、静かな頂だ。谷合からはガスが湧き上がってきている。向かいのオキノ耳にも数人立っているのが望める。_012 _015 _016                                                          

記念の集合写真を撮り、一寸休憩し、オキノ耳(1,977m.)へ向かう。10分位でたどり着く。行く手の一の倉岳、茂倉岳そして、三国山からの縦走コース 万太郎山が雄大だ。。。腹も段々減ってきたので一の倉岳へ急ぐ。途中右側は一の倉沢の切れ落ちたクライマーの世界。(ガスで見えない)のぞきもあり、鎖も有る、【要 注意箇所。】左はなだらかな笹の原。一の倉山頂(1,974m.)の先の広場でビールで乾杯。お昼とする。_020 _021                          

ユックリお昼の歓談タイム を取り、空腹も満たされたので、最終目的の茂倉岳(1,978m.)へ向け、出発。新潟県側には少しずつ雲が広がり始める。尾根沿いのササの中の道を行けば、直ぐに山頂。そのまま避難小屋へ下る。とうとうポツンと雨が当たりだし、段々強くなりそうなので、雨具着用。再び下りはじめる。近年あまり登山者が来ないのか?以前に比し、登山道が藪に戻りつつあるようだ。ササがズボンにまとわりつく。矢場の頭あたりで小止みとなったので、休憩し、雨具を脱ぐ。休憩後長い、なが~い下山が始まったが、檜の廊下 、近くで大きな雷鳴に肝を冷やす。雷に気をとられながら急な下りをドンドンドンドン…いいかげん嫌になる位下り、車の走りあう音が聞こえてくると、眼下に関越道が現れる。それでもなかなか着かない。くたびれ果てた頃、漸く茂倉新道登山口になんとか到着。温かいお絞りを用意してバスが待機していてくれた。汗を拭き、靴を履き替え、湯沢の岩の湯へ向かう。温泉で汗を流し、そのあと風呂上りにバスの中でビールを飲む。気持ちよく喉を過ぎる。雨の関越道を新潟に向かって下る。7時15分頃新潟駅駅南到着。_022 _023 _024                                                       

_028_029   総評(私見)

 登り始めは、天気も良く暑かったので、結果的に西黒尾根でなく、巌剛新道を選んだことは正解だった。このコース結構長いし、一部危険箇所も有り、歩き甲斐のある、且つ眺望も素晴らしいルートでお薦めと、思う。また茂倉岳から足を伸ばし、武能岳経由蓬峠へのルートもお薦め。今回は天気も波乱で、有る意味良い体験にもなった。                      

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2005年9月10日 (土)

一寸自慢と宣伝を!!

先日 所属するNPO法人での勉強会に参加しました。

新潟市は2007年4月1日に日本海側都市で始めて、全国でも15番目の政令指定都市を目指しておりますが、此度の、勉強会の 演題は 新潟の花卉花木産業ーその歴史と現状 です。以下その講演内容から1部抜粋いたします。

 現在、全国シェア1位or注目される新潟オリジナル品目

  • チューリップ 球根生産・切花出荷とも市町村別全国1位 H17年県オリジナル品種1種開発。
  • アザレア   出荷販売額全国1位 新潟オリジナル品種5種以上
  • ボケ      出荷販売額国1位 オリジナル品種多数。    *旧 小須戸町主体
  • 雪割草    出荷販売額全国1位 オリジナル品種多数
  • クリスマスローズ 木口(きぐち)オリジナル全国で注目されている。
  • 宿根草の一部 新潟オリジナルとして種苗登録品種5種以上。

   等々頑張っています。

 主体は旧2市1町 つまり旧新津市、旧白根市、旧小須戸町である。新潟市の皆さんも何かの折に触れ、宣伝PRして、側面的協力をしてみたいものです。

   雑  「花卉」 かき ==広い意味:観賞用植物と言う意味での総称 狭い意味:観賞用草花と言う意味

   雑  旧2市1町における花卉園芸の歴史

  1. 起源は江戸時代=明和の頃(290~300)年前
  2. 明治時代 投機的植物栽培も ex ヤブコウジ、万年青、タチバナ等
  3. 戦前 日本で最初にチューリップの球根栽培を始めた地域 (対米輸出)
  4. 戦後の生産・取扱い品目の変遷

  チューリップ(球根)、アザレア、ボタン(花木)→40年代チューリップ、サツキ、アザレア、石楠花→50年代チューリップ、ユリ、アザレア、石楠花、→現在ユリ、チューリップ(輸入球も)、アザレア、石楠花、山野草ガーデニング用宿根草、

 新潟市まだまだ 沢山の日本一が有ります。田園型政令指定都市を目指すこの機会に、ビジネスチャンスにつなげて欲しいものです。

            

 

 

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2005年9月 7日 (水)

那須の山々

近頃どうも天気の状態が不安定で、週末は特に何処何処へ行くとの予定が無く、しかも4日(日)は雨マーク。しからば、土曜日日帰りで適当なところは?と思い巡らしていたところ、先日の川上村 白木旅館で同宿だった栃木からのご夫婦の、「9月の第1週の那須朝日岳の竜胆が綺麗ですよ!」の言葉を思い出し、今まで行ったことは無いので、〝じゃぁ行ってみようか〟てなことに… 同行はS太氏夫妻。

9月3日(土) 薄曇り (参考コースタイム 5時間10分)

5時半過ぎ、4人で新潟西ICから磐越道経由、郡山JCから始めて、東北道を上進、那須ICへ向かい、那須湯本の有料道路(¥360)からロープウェイ山麓駅脇P迄、3時間足らずで到着。8時半始発らしく駐車場にはまだ2~30台位。目指す茶臼岳や朝日岳を地図で確認するがガスが流れてきたり、あまり天候よろしくない。準備をし、8時45分発ロープウェイで山頂駅に向かう。(ロープウェイ 所用時間約3分半 片道料金¥650 111人乗り)

9:00山頂駅ー9:27-9:35茶臼岳山頂ー9:58:00-10:05峰の茶屋跡ー10:40-11:00朝日岳ー11:30清水平ー12:10-12:40三本槍岳ー13:10清水平ー13:35-13:50朝日岳の肩ー14:20峰の茶屋ー14:55駐車場 (実質歩行時間 4時間35分)

山頂駅9時just出発。親子連れの観光登山者も多数。火山礫の歩き辛いザレ場を暫く進むと、少し傾斜がきつくなり巨石群が現れ、巻きながら進むと、また道は広く緩くなり、那須神社の小祠が鎮座されている山頂到着。周辺から水蒸気が噴出して、岩の表面も少し暖かい。残念ながら遠望が利かず、火口を左に見ながら、峰の茶屋へ下る。茶臼岳の北斜面からは、おおきく蒸気を噴出し、まさに活火山の様子を呈している。178_007 178_012 178_016 178_017             

峰の茶屋にはベンチも置かれ、大勢の登山者が各々寛いでいる。今日は泡を食って登る必要が無いので、ユックリコーヒータイムとする。朝日岳へは剣が峰(1799m.)の巻き道を進む。右側が切れ落ち、振り返れば、峰の茶屋からの下山道が1本の線となり、くっきり見える。北側に回りこむと、眼前に赤茶けた肌の荒々しい岩峰の朝日岳が迫ってくる。道の脇には漸く、今が盛りの竜胆が点在して目を楽しませてくれる。鎖の取り付けられた階段状のガレ場を越え、西側へ出ると一寸した鎖場の急登となって、登りきると平らな広い台地、朝日岳分岐・朝日の肩に出る。山頂へはものの数分である。北面から眺めるのと大違いで広く、緩く、意外な感じを受ける。山頂で大休憩とする。178_022 178_035 178_036 178_038                                                    

大休憩を終え、熊見曽根への稜線添いに三本槍岳へ向かう。振り返って見ると朝日岳は山頂まで、低木で覆われ、全く、北面と様相が異なり、あたかも別の山のようである。暫く進むと、木と石で整備され階段状の登山道が、清水平に向かって取り付けられている。広々とした清水平は、木道が敷いてある。心地よい風にあたり爽快な気分である。三本槍も徐々に近づいてきた。ハイマツ帯の狭い道を進むと北温泉分岐。更に深く抉られた細い、熊笹に覆われた土の道を進み、最後の登りをクリアーし、一等三角点が設置されている三本槍岳(1917m.)到着。冷えたビールを飲み、昼食とした。山頂には10人位。雑談していたところ、ポツンと一雨当たる。あれッと思った途端に大粒の雨となり、雷まで鳴り出す。慌てて雨具を取り出し、直ぐに帰り支度。清水平まで大急ぎで下山。時折雷音も轟く。少し小降りに」なり、雲の流れも出てきたので、一応安心して雨具を脱ぐ。朝日岳の分岐までき たら、晴れ間も広がってきたので、再び休み、周囲の眺望を楽しむ。茶臼岳もどっしりと姿良く聳え壮観だ。178_027 178_029 178_037                                                                                                  

下りは、峰の茶屋から峠の茶屋へ向かい、赤いごつごつした朝日岳の山肌を見ながら下山。178_039                        

Pで靴を履き替え、大丸温泉の湯泉 望(¥750)で汗を流し、那須高原の雰囲気を味わいながら、帰路につく。郡山あたりから福島・新潟県境くらいまで、雨が激しく降り、稲妻があちこちに散見されたが、新潟に着く頃には降り止んでいた。

 茶臼岳 1915m.  朝日岳 1896m.  三本槍岳 1917m.

  *三本槍岳 名前から見ると尖鋭峰と思えるが、実際はゆったりした重厚味の有る山であり、会津・白河・黒羽の3藩が、所領確認の為、毎年5月5日に山頂に3本の槍を立てたことに由来。

総評(私見)

日本の代表的な火山帯の中心の山であり、それなりにコニーデ火山特有の眺めも良い。一方、地形からして時期により気象条件が悪い時には厳しさを増すだろうと思われる。紅葉シーズンには湯元温泉から数珠繋ぎになり、大渋滞を起こすらしい。始めて行ってみて、意外と新潟からは、アクセス的には近いし、便利だと感じた。しかし、登山対象としては、更に足を伸ばし、三斗小屋温泉辺りまでとか、足を伸ばさないと、時間的にも少々物足りなさを覚える。併せて、火山礫のザレ場・ガレ場歩きは、身体が潜るようで、一般登山道より、むしろ歩き辛く、疲労感を覚える。私的には、温泉・殺生石と併せ、眺める山かな…と。。。

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2005年9月 6日 (火)

9月6日 初秋の新潟関屋浜

今はもう、誰もいな~い海 ♪♪。。。    _004

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