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2005年8月 3日 (水)

山行記録 不帰の嶮

今回は所属する中?高年者山岳会の会山行。O氏の企画担当で、男性10名女性7名計17名のメンバーである。予定では30日(土)猿倉から天狗山荘、31日(日)天狗山荘から不帰のキレット、唐松岳経由八方。天気予報は雷雨も有り?   数年前同時期暑さのため鑓温泉でバテバテになり、やっとやっと息絶え絶え天狗に到着した経験あり。今回は大丈夫かな?

7月30日(土) 天候 晴 

朝5時新潟駅駅南P集合28名乗りバスでゆったり出発。北陸道を上進するも日本海はかなり厚い雲で覆われ先が心配される。

8:30猿倉ー10:25小日向のコルー12:15-12:50鑓温泉ー15:05-15:15分岐点ー15:45天狗山荘 実質歩行時間 約6時間30分

当初予定通り、8時半準備完了。赤い屋根の猿倉荘からユックリスタート。気のせいかも知れないが、例年より一寸賑わいが少ない?約10分で白馬尻へ向かう道と別れ、左折し鑓温泉に向かう。木々に覆われた登山道なので直ぐに汗が吹き出てくる。暫くして湿生草原が現れ、お花畑で一寸一休み。やがて小日向のコル、そして双子岩で、ここからトラバース気味に杓子沢の雪渓に向かうが、(前回はこの辺りで暑くてもう嫌気が差したのだ)今回は少し条件が良いようで根をあげるメンバーは居ない。落石に注意し雪渓上でまた一休み。そしてザレの急登をクリアーし硫化水素の臭いがキツイ2050m.白馬鑓温泉到着。ランチタイムとし、初日の後半戦本番に備える。_002 宿舎で泊まる客もそれなりにいるようで露天風呂も賑わっている。

鑓沢雪渓を行く。_003

白馬鑓温泉配置図

お昼を済ませ、愈々本格的な上り開始だ。白馬方面から鑓温泉泊りの団体さんから〝岩場で通過に30分以上掛かるわ!〟なんて我メンバーを見てのご託宣。矢張りそんなフウに見えるんだろうな! と変に納得はするものの、誰一人鎖や梯子で渋滞を起こすものは居ないのです。寧ろ嬉々として進む連中ばかり、当然30分も掛かるわけ無く、直ぐに白馬鑓をバックに残雪とコントラスト素晴らしいお花畑 おなじみの ハクサンコザクラ、チングルマ、ハクサンイチゲ、コバイケetc…の大群落を有する大出原(おいでっはら)へ、そしてザレの緩登で3段ほど段丘をクリアーで縦走路との分岐到着。ここまでくれば今夜の宿も指呼なり。3時間一寸のコースタイムだが写真撮り撮り所要時間2時間少々だ。ここで休憩し、未だ鑓を登ったことの無いメンバーと二手に別れ、本体は冷風に頬をなでられながら、そしてウルップソウなど写真撮りながら前面に大きな雪田を持つ今夜の宿、天狗山荘到着。宿泊手続きをする。昨年リニュアルされたとのことで以前の雰囲気とかなり異なっているが、この小屋水も豊富、料理は定番名物≪天狗鍋≫ゆったりとスペースもとれ、居心地良い。夕食前はミーティングを兼ねビールと各自自慢の持込ツマミ、手料理で宴会。やがて1時間位の差で鑓登頂隊が戻り、更に盛り上がる。。。消灯9:00_028

天狗鍋  _022  

7月31日(日) 天候 晴 

5:30天狗山荘ー5:55天狗の頭ー6:25-6:30天狗の大下りー7:00最低鞍部ー不帰2峰北峰ー9:25-9:50唐松岳ー10:05-10:20唐松小屋ー11:00-11:10扇雪渓ー12:15八方山荘~13:15八方ゴンドラ駅   実質歩行時間5時間50分

明け方は星も見え、予報に反し、最高の山日和。ご来光を待つ鑓ヶ岳もどっしりと聳える。小屋のご好意で我グループだけ特別5時に朝食として便宜を図って呉れた。お陰で小屋の前で記念の集合写真を撮り、予定より早く出立できた。直ぐ眼前に毛勝三山、剱岳、立山が広がり、左折し天狗の頭(2,812m.)に向かうと、今回の目的の不帰の峰峰は無論、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、そして八方池…etc振り返れば白馬鑓 と『これを味わう為に山へ来るのだ!』と思う瞬間だ。ガレ場を進み、天狗の大下りへ、ここから約高度差300m.下らねばならぬ。天狗様なら羽団扇で一扇ぎでふんわり下りれるだろうが、我々はそうは簡単にいかない。落石を出さないように注意しながら確実に進む。キレットから一峰へ取り付き、鞍部から岩場を伝い、鎖を利用しながら真上へ登り、アングルの橋を乗り越し、信州側に出て急斜面をトラバース気味に上る。この先2峰の北峰までが所謂 不帰の嶮 と呼ばれる核心部だ。すっぱりと切れ落ちているが慎重に進めばそれ程困難では無い。ここまでくれば南峰そして3峰更に唐松岳までは、それ程難儀な箇所は無い。唐松岳で早めすぎる?昼食とする。この頃から少しずつガスが湧き出し、徐々に展望をさえぎり始めた。しかし流石にここからは格段に人出が多くなる。八方から切れ目無く登山者が登って来る。自分達のことを棚に上げ悪いと思うが、ぶっちゃけあまり沢山の登山者を見ると段々興醒めしてくる。特に業者のツアーはダラダラして長く、当然統制が取れて居ない。丸山、扇沢雪渓を過ぎ、八方池に至っては観光客がワンさと出てくる。本当は不帰のキレットを、走破してきた道を 確認したかったが、ガスの所為で無理。足早に下り、2本のロープウェィを乗り継ぎ、ゴンドラに乗換え、ゴンドラ駅に。。。待機していたバスにのり、汗を流し、感慨に浸るべく 岳の湯 へ立ち寄る。 ビールも当然ながら旨い。さっぱりとした後、糸魚川ICから北陸道を越後に向かう。 今回も幸い事故も無く、かつ誰一人遅れる者無く、天候に恵まれ山の持つ全ての魅力を充分に堪能でき大満足の山行となった。_049 _052 _059 _061 _062

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コメント

正直 ジィ~ジは自他とも認める高所恐怖症。アレッチ氷河のコンコルディアヒュッテのグレーチング階段(当然下が見える)では、恥ずかしながら、かなりビビリ同行のおばさん連中から笑われたほど…でも不帰の嶮の岩場は、落石注意だけで手掛かりがしっかりしているので、大丈夫保証できます。小生でさえ二度も問題なく、行けた位だから…是非是非 お薦めです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2005年8月15日 (月) 20:30

こんばんは、ビビリのしげぞうです。
高所も低所もとにかく怖がりの私は、不帰の嶮はもちろん未踏です!!
ここも含め、五竜~鹿島槍の八峰キレットなど、いつか後立山を縦走したいと思っているのですが、、、去年五竜~唐松縦走時に牛首でビビリまくりだったのでまだまだ修行が足りなそうです。。。
でもお花もとっても魅力的ですね☆彡
私もいつかぜったい歩くぞ~!!

投稿: しげぞう | 2005年8月15日 (月) 19:33

もうぞうさま
不帰の嶮、高所恐怖症&バランス感覚0の小生でも何とかなります。但し、下りで落石を起こさないようにすることだけは、絶対要件ですネ!晴れていれば眺望宜しく、お薦めコースです。是非 機会見つけて挑戦されんことを…

投稿: 輝ジィ~ジ | 2005年8月 8日 (月) 18:50

不帰の嶮は、まだですね。怖そう!
白馬鑓ヶ岳には行きましたし、鑓温泉にも入りましたが、またすぐに靴を履くのがいやだったですね。でもせっかく来たのだから、入ったんですよ。

投稿: もうぞう | 2005年8月 8日 (月) 16:48

山いろいろさま
不帰の嶮&天狗山荘は、マジにお薦めできます。花と山両方満喫出きること請合います。(無論天気と時季に依りますが…)週末は台風の影響如何でしょう?暑くなりそうですね!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2005年8月 4日 (木) 18:21

先週末は天候の崩れが心配されたのに、いい天気に恵まれて良かったですね。
山小屋で盛り上がり、登山道も順調、花もありの山行がちょっと羨ましい!。不帰の嶮は、昨年八方尾根から鋭峰を眺めただけで、まだ登っていません。いずれは登りたいコースです。
今週末も晴れる事を祈ります。

投稿: 山いろいろ | 2005年8月 3日 (水) 20:55

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