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2005年8月

2005年8月31日 (水)

山行記録 西穂高岳

本当は、湯俣温泉~竹村新道~野口五郎岳~赤牛岳~読売新道の予定だったのだが、生憎 今回も予報がイマイチ 何時もの通り行き先変更。とどのつまりは、相棒のカミさんと2人で西穂高岳に決定。。。

26日(金)昼食後、近くで新潟名物 笹ダンゴ を買い、新潟西ICから富山を目指す。3時半過ぎ富山市在住の長兄宅訪問。手土産のダンゴを渡し、小一時間の歓談後、神通川添いのR41を新穂高に向かう。未だ明るい内に無料P到着。フロントシートを倒し、車中泊の準備。新穂高ロープウェイの始発は8:30と書いてある。

*日曜は始発7:00とのこと。矢張り事前調査が必要だった。

8月27日(土) 曇り時々晴 (参考コースタイム 西穂高岳山頂往復 約7時間)

朝起きて周りを見渡すが、ガスが深く立ちこめている。今日も余り期待できないみたい。。。でも帰るわけにもいかない。7時過ぎにロープウェイ駅に行ってみる。既に団体を含め、100名位、入口階段で改札を待っている。日曜日で有れば7時には乗れたのに…それでも8時頃改札。8:30の予定より少し早めてくれ、8:151番で8:35西穂高口到着。ガス晴れる様子は未だ無し。

8:35西穂高口駅ー9:25‐9:35西穂高山荘ー10:35‐10:40独標ー11:50-12:15西穂高岳ー13:25-13:30独標ー14:15-14:30西穂山荘ー15:15西穂高口駅 (実質歩行時間 約 5時間40分) 16:20新穂高温泉口駅

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新穂高温泉口駅の所在地です。(海抜2,166m.) オオシラビソの大木で覆われた千石平園地の平坦な木道を暫く20分ほど進むと、高度差約200m位の登りとなる。足場も悪くなく、ジグザクにきられているので、それ程苦にならない。登りきって、少し道が緩くなれば西穂山荘だ。この辺りが丁度森林限界でもあり、植生の様子が変わってくる。

天気の様子変わらず、ユックリコーヒータイムとした。

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小屋の前、テントサイト脇はトリカブトの花がたくさん。                

                                               

                                               

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ハイマツ帯の登山道を進んでいると、風が出てきてほんの一寸ガスも切れ始めた。早立ちの宿泊者か?何人かの登山者が独標上に居る。

10:35独標到着。小休止後先へ進む。視界は未だ鮮明にはならないが、眼前にピラミッドピークが形良く、屹立している。ハイマツの中の痩せた稜線を、注意しながら前進。

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ピラミッドピークと西穂高方面 (ガスで山頂望めず)                         

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 漸く、11:50西穂高岳山頂到着。ジャンダルム、奥穂高岳方面以前ガスで残念ながら、展望開けず。

根がセカッチで、暫くユックリすれば良いのに、直ぐに下山開始…これが何時もの通り、後悔の始まり。。。時折ガスが切れ始めてきた。178_021 178_023 178_028

      

       

       振り返れば西穂高山頂が、そして前方には独標方面が…おまけに前穂高まで!!!                                 

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独標に着く頃には穂高の吊尾根までも…  俺は馬鹿な男だなぁ~ もっとユックリしていれば 後悔先に立たず。  思いを残しながら14:15には西穂山荘帰着。霞沢岳も相変わらず、山頂は重々しくガスを戴き、勿論、焼や乗鞍岳も全く見えず。でも今回の目的は一応達成。そこで1杯¥800の生ビールで喉を潤す。旨い!!!後はひたすら帰るのみです。4時半過ぎ新穂高温泉 ひがくの湯 で汗を流し、帰路につく。

 今回 出会えた花 トウヤクリンドウ、トリカブト、ヒョウタンボク、カニコウモリ 

総評(私見)

なかなか好条件にめぐり合えないのも、多分に自分の性格(セッカチ)の所為もあるのかも…と反省させられた。併せて、風向きとか、気象予測の勉強もするべきだ。 有る程度の力量と天候条件がマッチすれば、ジャンダルム経由、奥穂高へ行くのだろうが、高所恐怖症・平衡バランスの悪い自分は、敢えて無理はしないが、晴れていれば360度の展望と、それなりの岩場体験ができ、且つ花々や雷鳥などにも巡りあえるチャンスがたくさんある、お薦めのコースだろう と思います。小生 昨年12月の始めにも来たが、新雪の頃もgoodです。

今回出会えた花々は じぃ~じの「山と花の記録」 に入れました。宜しければリンクをクリックしてください。

追)

 後日談ですが、小生たちがロープウェイ駅に向かい、下山している途中、宿泊予定で登って来る沢山の登山者とすれ違いましたが、其の中の お1人 新潟市の62歳の女性が翌28日(日)西穂高から滑落され、亡くなられたとの報道がありました。 ご冥福をお祈り申し上げます。また 良い思い出を残す為にも、力量を過信せず、充分注意したいものです。 (合掌)

        

                 

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2005年8月29日 (月)

山行記録(予定変更その2) 瑞牆山

宿のもてなしも良し、O夫妻の休暇も残っている…で連泊したものの、朝起きてみると、一面今にも降りそうな曇天。それでも折角来たのだから、何処か行かないと 勿体無い 。さて何処にするか!十文字小屋の宗村女史は前日 両神山にすれば!とアドバイスして呉れていたが、今の時季は一寸…降ったら途中で戻ることが出来て、帰りは入浴出来る所、且つ近間で と相談の結果 瑞牆山に決定。ユックリ朝食を採り、宿を辞し、レタス畑の高原から信州峠越え、瑞牆山荘へ。

8月22日(月)曇り (参考コースタイム 山頂往復4時間40分)

月曜日、おまけに天気の塩梅も良くないためか?瑞牆山荘前の駐車場には2台だけ、ひっそりとしている。

8:15瑞牆山荘ー8:55-9:05富士見平ー10:45-11:15瑞牆山山頂ー12:15-12:30富士見平ー13:00瑞牆山荘 (実質歩行時間 3時間40分)

誰もいない静かなカラマツ林の中を、ゆっくりと歩き始める。幸いにも今にも降り そうで降らない。降れば粘土質で一寸滑りやすいだろう坂をクリアーして、富士見平到着。小屋の周辺は、トウゲブキ?が満開。金峰山帰りか?テント2張り。天気は何とか持ちそう。。。慌てる事は無いのでコーヒータイムとする。
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金峰山コースと別れ、小屋の左手から瑞牆山を目指し、小岩混じりの、上り、下りの登山道を20分進み、途中、小川山への道を右に分け、天鳥川の出会いへ下る。ベンチが有り、休憩場所になっている。暫くすると越後の山では見られない、桃太郎岩を始め、大きな花崗岩の岩が右に左にと現れ、木製のしっかりした梯子も取り付けられた急登が続く。誰が最初にはじめたか?岩々には木々の小枝でつっかえ棒が沢山。岩の間のルートを進んでいると、一寸風がでてき、瞬間眼前に、ヤスリ岩 が現れた。青空もほんの少し。この先天気期待できるかな?期待するも空しく、再びガス。大ヤスリ岩の下部の脇を右にルートを採り、花崗岩の岩盤を登って、瑞牆山山頂(2,230m.)到着。ガスで視界不良。設置されている標識盤で、想像するのみ。数年前に来た時は素晴らしい眺望を得られたのに…それでも我々4人で山を独占しているようで気分が良い。早めの昼食とする。ガスのお陰?で暑くなく気持がいい。178_053 山頂岩から先は178_057 、すっぱりと切れ落ちて居る。178_060 ユックリ休むもガスが切れる様子も無いので、下山開始。今日は誰にも会わないだろうと思っていたが、途中で、3人パーティーのグループと単独登山者とすれ違う。178_061 苦しそうな顔をして あとどれ位掛かりますか?と声をかけてくる。矢張り100名山全く人に合わないことはまず皆無に近いだろう。 13時丁度に瑞牆山荘到着。汗を流す為、含有量が東洋一と言われる増富のララジウム温泉へ立ち寄り、再び往路を戻る。途中ほんの一寸だけ瑞牆山の全貌が、薄っすらと顔を出してくれた。

総評(私見)

今回天気の様子で、急に決めた為、石楠花を始め、花も端境期、ガスで眺望も利かず、また登山としては時間的に少し物足りなさを覚えるが、越後の近郊の山々では見られない、特異な岩峰の風貌は、人を惹きつける要素大と思われる。今度何時か紅葉の時期の天気の良い日に再訪し、心行くまで眺望も楽しみたいもの。

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2005年8月24日 (水)

山行記録(予定変更その1) 甲武信ヶ岳

当初予定 20日(土)~22日(火) 北岳、蝙蝠岳、塩見岳縦走。天候不順により断念。出かけないとSTRESSが溜まるので、なるべく降らないような所は何処?出かけて雨に当たればDRIVEにしよう。何時ものようにO夫妻と4人で適当に話し合い、結論は 甲武信ヶ岳を目指そう!になり、漸く10時少し前に新潟西ICより、上信越道佐久ICを目指し出発。時間に余裕があったので、清里まで足を伸ばし、ソフトクリームを舐めてみた。矢張り旨かった。が…寒かった。宿は川上村の白木屋旅館。川上村は、高原野菜発祥の地 レタス、レタス、レタス、レタス…の畑ばかり。白木屋旅館は予備知識は無かったが、過って、佐藤春夫、尾崎喜八、若山牧水、等、文人墨客、またあの深田久弥も宿泊した由緒ある旅館だった。次の間付きの襖仕切りの部屋に通された。食堂、風呂、厨房は新館で、真新しく清潔で気持が良い。食事は佐久の鯉、高原野菜等を取り入れ、所謂、地産地消、ご飯も旨い。おまけに料金が安い。(7,000+Tax) 布団も綺麗で…結果的には大当たり。。。

8月21日(日) 曇り   (参考コースタイム 甲武信小屋往復約7時間30分 十文字周遊約10時間)

宿の好意で5時半朝食。天気は晴れ間、薄曇り、部分的に曇天 と複雑な様子なれど、雨は降っていない。もし雨が降れば千曲川源流~小屋往復、降らなければ十文字峠周遊と決める。

6:40毛木平登山口ー8:10-8:20滑滝ー9:20千曲川水源ー9:55-10:05山頂ー10:15-10:35甲武信小屋ー10:50山頂ー11:25-11:35三宝山ー12:30-12:45武信白岩山ー13:40大山ー14:20-14:55十文字小屋ー16:00毛木平 (実質歩行時間 7時間40分)

川上村梓山集落から高原野菜畑の真ん中の農道を進み林に突き当たると右折し、林を抜けると木造の綺麗なトイレや案内掲示板の有る東屋、そして広い駐車場を有する、毛木平登山口となる。昨日の小屋泊登山者の車か?既に各県ナンバーの車が20台位。  歩き始め数分で千曲川源流方向と十文字峠へと、道が左右に分かれている。我々は源流コースを進むことに…道端にはトウゲブキ?の花が多数咲いている。 林道から山道になるが、千曲川源流遊歩道標識の通り、緩い登りだ。落葉松の林の中で、微風も有り、暑がり屋の小生にとってはありがたい。おまけに毎日のように見ているあの日本一長い大河“信濃川”が、1本の沢になり、大きな岩に白い水しぶきを上げてぶつかり、勢い良く流れ、瀬はあくまで透明…と何か感慨深いものがあった。やがて道が沢と同じ高さになり、滑滝の川原にでる。 気持が良いので休憩を取る事に。更に沢沿いに進むにつれ段々沢が狭くなり、小1時間で千曲川・信濃川水源地標の立つ水源へ、ミーハーのジィ~ジ最初の1滴を酌み、飲んで見るが、結構冷たくまろやかな味を覚えた。そこからほんの少し上り勾配になり、やがて突き当たり、国師岳との分岐標識を左折し暫く細い登山道を進み、ガレ場が出てきて甲武信ヶ岳(2,475m.)山頂到着。残念ながらガスで展望利かず、先着は1組のご夫婦のみ。コーヒーを飲み一服し小屋へ下る。小屋の前には20名くらいのグループが休んでいる。小屋の脇にはヤナギランが丁度満開であでやかに咲き誇っている。178_004 178_015 178_017 178_027 178_022 178_024

天気はイマイチだが幸い雨に当たらない。降っても大降りにはならないだろうと判断し、下りは十文字峠へ向かうことに決定。再び山頂へ向かう。苔むす樹林の中を縫う登山道を下り、又 上り返し、1等三角点設置の三宝山へ、視界不良で残念である。そこから先は尻岩あたりまで長くダラダラした道が延々と続くが、緑の絨毯の様な苔と、所々のカラフルな茸で、そしてまた誰にも会わない静けさで、それ程嫌な気はしない。尻岩から武信白岩山に向かうと一寸した岩稜帯となって鎖場も出てくる。右側は結構切れ落ちている。晴れていれば白岩からの眺めは素晴らしいだろう…と思った。其の先の大山までアップダウンの稜線歩きで梯子も有るが、気を付けていればそれ程、危険度は高くない。大山からは石楠花林の長い緩い下りが続き、漸く眼下に十文字小屋を見る。小屋周辺は鹿の害を防ぐ為、木々にビニールを巻いたり、フェンスを回したりしてある。(ある意味自然保護の別の1面もあり?)イスに座り、コーヒータイムとした。そこへ小屋番の宗村女史が現れ、何やかやと30分程山談義。石楠花の時季の再訪を約して辞す。峠の気持の良い道が終わるり電光型の八丁坂を下って、丁度4時に毛木平登山口へ戻る。178_030 178_035 178_037 178_041 178_046

総評(私見)

新潟のシンボル信濃川の源流であるにも拘わらず、簡単に何時でも登れる…と思っていた所為か今まで縁が無かったが、今回急に出かけ、成る程甲武信ヶ岳そのものは、標高で1番高い訳でもなく、さして特徴が有る山とは思わなかったが、矢張り甲州、武州、信州に跨り千曲川、荒川、笛吹川の水源、更にアクセス的にも多様なルートを有し、沢遡上も…又 何よりも時期的にマッチすれば国内でも比類が無いほどのアズマ・ハクサン石楠花の花を堪能できるであろうし、十文字小屋へのルートも苔むす道や、一寸した岩稜の尾根歩き、眺望の良さ(晴れれば)、等 良い点を列挙すれば幾つも出るだろうと思われる。今回 静かな殆ど誰にも出会わない山旅を楽しめたが、次回は平日にユックリ石楠花の花を愛でながら登りたい気持にさせられた思いがけない良い山であった。

白木屋旅館料金安く、もてなしも良かったし、O夫妻の休暇もまだ残っていたので、急遽 再び泊めてもらう事に!!!

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2005年8月16日 (火)

角田のお山は

角田山は、丁度今の時期キツネノカミソリが妍を競って咲いています。連日 浦浜コースや小浜コースは花を見に来るトレッカーで大賑わい。。。数日前NHKのnewsで埼玉の飯能のキツネノカミソリ紹介されていましたが、…!!!春のユキワリソウもまた然り。地元紹介は兎も角、全国的に紹介されませんねェ~ 新潟はPRがあまり、お上手では無い???地域活性化の為にもアルビレックスを見習ったら!(但し、余り沢山の人が来て荒らされるのも考えものですが…) そうそうヤブランも満開ですよ。178_005  178_003

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2005年8月11日 (木)

山行記録 朝日岳(小川温泉~蓮華温泉)

今週も所属する中?高年の会山行。企画担当は小生なのです。参加者男性9名女性6名計15名。朝日岳は過去二度経験はあるものの、何れも蓮華温泉からのピストン。T市出身のじぃ~じ としては以前より、小川温泉元湯から登ってみたい願望があったのだ。今回はバスチャーターなので同じ所へ戻らなくても良いと言うMeritが有り、運転不要のため体力的にも楽だ。参加者の仲間の為にも是非共晴れて欲しいし、花も沢山咲いていて欲しい。…願いながら

8月6日(土) 晴      (参考コースタイム 6時間40分)

早朝5時新潟駅バス発着場出発、北陸道上進するも予報に反し、行く手の日本海も、上信越の山々もガスって一寸嫌~な気分にさせられる。先週と異なり、あまり天気は心配しなかったのだが…

7:15朝日ICー7:45小川温泉元湯ー8:15-8:30北又小屋ー10:30-10:40ブナ平ー12:20-12:50イブリ(恵振)山ー14:00夕日ヶ原ー14:30朝日平・朝日小屋  (実質歩行時間 5時間20分)

バスが小川温泉元湯に着く頃から、心配されたガスも少しあがり一寸安堵。ここから先は一般車は乗り入れ禁止なので、予約してあったジャンボタクシーに乗換え、ホテルの右手から,20年前に完成した北陸電力の北又ダムへの取り付け道路を約30分進む。終点には北又小屋有り。(ジャンボTaxi料金12,540円)小屋の管理人さんに登山届けを手渡し、身支度整え、いざ出発だ。8時半丁度にダム管理道路から階段を下り、ダムサイトの吊橋を渡る。そのまま北又谷左岸を下流に少し辿っていったら朝日岳への登山道となった。この辺りからイブリ山まで標高差約1,100m.の急登となる。登り始めて直ぐに全身から汗が噴出し、滴り落ちズボンまでビッショリ。地元の山岳会設置の合目標識を目安とし、辛いイブリ坂を進み、約2時間でブナの大木が並び立つブナ平(五合目)へ到着。ここだけは少しフラットで、往復数分の水場への道も設けられている。一寸一服し再び急登に挑む。7合目を過ぎて漸くほんの少し、ゆるくなったかな と感じるがそれでも結構キツイ登りが続き、溝状の道を登り詰めやっとイブリ山に到着した。山頂は然程広くは無いが、少し平坦で先達のパーティが休息していた。ほんの気持先へ進んだところで昼食タイムとした。この頃になり時折ガスも切れ、朝日岳の山頂も顔を見せてくれた。ユックリ休み、前朝日の鞍部に下ると、モリアオガエルの生息地と言う小池があり、そこから登り返しが始まるが、少し風も吹き始め、高度も上がった所為か気持が良く、不快感もあまり感じない。やがて高原風の草原になり、コバイケソウやチングルマの群生が現れ、又 池塘も点在する夕日ヶ原となる。残雪の雪渓の溶け水が小沢となり、足元を這ってくる。もう先が見えたので慌てる事は無い。写真を撮ったりユックリ四周を眺めながら、前朝日の樹林帯を少し登ると、両側がお花畑と清水が流れる朝日平となり、前方に雪倉岳そして、朝日岳をバックにした赤い屋根の朝日小屋が目前に。前の広場にはカラフルなテントも数十張。早速に宿泊手続きをする。今年最高の人出で超満員だが、数ヶ月前の予約で、定期的に何度も状況確認の連絡を入れ、そして我々の〝会〟と一寸縁もあるところから、特別に気配り、便宜を図って呉れ、2階の1番良い部屋をあてがって貰うことに…ありがたいことだ!部屋に荷を下ろすや否や、ビール、ツマミ、持ち込み手料理を出し、全員外へ出て小岩を利用し車座になり、何度も何度も乾杯の繰り返し、辛かった登りの思いを一気に吹き飛ばし、延々と話しに花が咲く。やがて2回目の夕食5時15分である。wineや清酒の食前酒付きで、揚げ物、煮物、サラダ、デザート…いつもこの小屋の食事は、goodである。でも5回6回と続くのでユックリは出来ない。部屋に戻り銘々の寝場所を決め、再び話の続きが延々と…部屋の外のベランダから時折、朝日町の灯も眼下に見える、(よほど条件がよければ富山湾の漁火も見えることだろう。。。)布団も清潔気持が良い。ただ少々暑く掛け布団不用。    9時消灯。DSCF0048 __hr_DSCF0018

左は朝日小屋全景 右は夕日ヶ原付近

                              8月7日(日) 晴  (参考コースタイム約6時間)

夜半は雷が鳴り、雨も降る。また星も時折見え目まぐるしく変化あり。明け方の3時半頃から出かける人達の足音が聞こえ出し、目覚める。外はガスと霧雨模様であまり芳しくない。朝食は早いもの順なので、食堂の前で並ぶ。5時からの予定が、従業員が頑張り4時半には食べ始めることが出来た。、涼しいうちに歩き始めたほうが楽なので、予定変更で出発時間を当初より1時間ほど早めた。小屋主の“清水ゆかり”さんが見送って呉れたので、小屋前で一緒に集合写真を撮り出発。この頃には既に小雨も上がり、天気も回復してきた。今日のコースも長い。

5:20朝日小屋ー6:10-6:20朝日岳山頂ー8:25-8:50五輪高原ー9:40-10:00白高地沢ー11:40-11:50兵馬の平ー12:50蓮華温泉  (実質歩行時間 約6時間)

オーナーの“ゆかりさん”に見送られて直ぐ、赤男山・雪倉岳への水平道との分岐が現れるが、我々は真直ぐ朝日岳山頂を目指す。丁度混み合う時間帯で、更に窪みの登山道の両脇は笹と花なので、先のグループを追い越すことが出来ず、6時過ぎに漸く、北アルプス最北端2,418m.今回の目的の山【朝日岳】到着。標識の前で、集合記念写真のシャッターを他の登山者に押して貰い、一服する。早立ちのグループが多数寛いでいる。白馬へ縦走組みも含め登山者ひっきりなしなので、先へ進むことにした。ここの辺りから砂礫帯に変わり、マツムシソウ、タカネナデシコ…etcがこの世を謳歌して競演、残り少なくなった残雪とのcontrastも見事だ。やがて千代の吹き上げへ、そして眼前には長栂山からの栂海新道へのルートを行く1パーティも遠望できる。更に我々は白高地(八兵衛平)から処どころ小さな沢が流れ込むオオシラビソの樹林帯のなかの、窪んだ登山道の木道を滑らないように気をつけながら、五輪の森へ向かう。ここを過ぎれば再びザレ場とお花畑がが広がり、アヤメ群生が目を奪う。五輪尾根は高原風な趣を有し、割りと歩き易い木道が花園三角点の先まで繋がっている。気持の良い休憩場所で水場も有る。この先は再び樹林帯の急坂カモシカ坂、難儀そうに登って来る高校生の集団とすれ違う。やがて白高地沢へ出る。河原で大休憩とする。ここまでくれば60%強クリアーしたことになる。ユックリ休んだ後は、架け替えられた橋を渡り対岸へ、凡そ1時間位の登り下りで瀬戸川の鉄橋、ここから最後の登りとなって、ブナやトチの潅木で囲われた兵馬の平の湿原が待ち受けていた。オオバギボシ、オタカラコウ、キンコウカ etcが疲れた身体を癒してくれた。当初計画より早いので又又休憩しそのあと、アヤメ平、蓮華の森の自然歩道、そしてキャンプ場を横目で眺め、1時少し前に最終地点の蓮華温泉ロッジへ到着。どうにか無事に目的達成。何時もはロッジの温泉を利用するのだが、ハイカーだけでなく観光客も多く、混雑している様子なので、待たせて有ったバスに乗り、途中の姫川温泉で2日分の汗を流し、ビールで乾杯。労をねぎらう。。。DSCF0050_026                       _012 

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写真は 左より、 オーナーの清水ゆかりさん、千代の吹き上げ、タカネナデシコ、白高地沢橋、兵馬の平

総評(私見) 

朝日岳は北アルプス最北端の山であり、「白馬連峰高山植物帯」として国の天然記念物に指定されているだけ有り、時季が合えば雪解けと共に、多数の種類の花々が同時に咲き出し、特に花好きの登山者にはうってつけ。 小屋は料理も旨く、寝具も清潔、トイレも水洗でアットホームさは全国でも上位ランクされるであろう。 登山道は蓮華温泉コース、小川温泉コースとも特に危険箇所も無く、誰でも容易だが、慣れない人には少々長い。今回も アクセス的、体力的、天候状況、経験、etc、etcの理由で?小屋へ6時過ぎに着く登山者も多数いたが、コースタイムはあくまで参考でしかなく、自分を守る意味からも、余裕を持った計画を立て実行して欲しいものと強く感じさせられた。併せて今回もsupportしてくれた仲間の各位に感謝感謝である。

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2005年8月 3日 (水)

山行記録 不帰の嶮

今回は所属する中?高年者山岳会の会山行。O氏の企画担当で、男性10名女性7名計17名のメンバーである。予定では30日(土)猿倉から天狗山荘、31日(日)天狗山荘から不帰のキレット、唐松岳経由八方。天気予報は雷雨も有り?   数年前同時期暑さのため鑓温泉でバテバテになり、やっとやっと息絶え絶え天狗に到着した経験あり。今回は大丈夫かな?

7月30日(土) 天候 晴 

朝5時新潟駅駅南P集合28名乗りバスでゆったり出発。北陸道を上進するも日本海はかなり厚い雲で覆われ先が心配される。

8:30猿倉ー10:25小日向のコルー12:15-12:50鑓温泉ー15:05-15:15分岐点ー15:45天狗山荘 実質歩行時間 約6時間30分

当初予定通り、8時半準備完了。赤い屋根の猿倉荘からユックリスタート。気のせいかも知れないが、例年より一寸賑わいが少ない?約10分で白馬尻へ向かう道と別れ、左折し鑓温泉に向かう。木々に覆われた登山道なので直ぐに汗が吹き出てくる。暫くして湿生草原が現れ、お花畑で一寸一休み。やがて小日向のコル、そして双子岩で、ここからトラバース気味に杓子沢の雪渓に向かうが、(前回はこの辺りで暑くてもう嫌気が差したのだ)今回は少し条件が良いようで根をあげるメンバーは居ない。落石に注意し雪渓上でまた一休み。そしてザレの急登をクリアーし硫化水素の臭いがキツイ2050m.白馬鑓温泉到着。ランチタイムとし、初日の後半戦本番に備える。_002 宿舎で泊まる客もそれなりにいるようで露天風呂も賑わっている。

鑓沢雪渓を行く。_003

白馬鑓温泉配置図

お昼を済ませ、愈々本格的な上り開始だ。白馬方面から鑓温泉泊りの団体さんから〝岩場で通過に30分以上掛かるわ!〟なんて我メンバーを見てのご託宣。矢張りそんなフウに見えるんだろうな! と変に納得はするものの、誰一人鎖や梯子で渋滞を起こすものは居ないのです。寧ろ嬉々として進む連中ばかり、当然30分も掛かるわけ無く、直ぐに白馬鑓をバックに残雪とコントラスト素晴らしいお花畑 おなじみの ハクサンコザクラ、チングルマ、ハクサンイチゲ、コバイケetc…の大群落を有する大出原(おいでっはら)へ、そしてザレの緩登で3段ほど段丘をクリアーで縦走路との分岐到着。ここまでくれば今夜の宿も指呼なり。3時間一寸のコースタイムだが写真撮り撮り所要時間2時間少々だ。ここで休憩し、未だ鑓を登ったことの無いメンバーと二手に別れ、本体は冷風に頬をなでられながら、そしてウルップソウなど写真撮りながら前面に大きな雪田を持つ今夜の宿、天狗山荘到着。宿泊手続きをする。昨年リニュアルされたとのことで以前の雰囲気とかなり異なっているが、この小屋水も豊富、料理は定番名物≪天狗鍋≫ゆったりとスペースもとれ、居心地良い。夕食前はミーティングを兼ねビールと各自自慢の持込ツマミ、手料理で宴会。やがて1時間位の差で鑓登頂隊が戻り、更に盛り上がる。。。消灯9:00_028

天狗鍋  _022  

7月31日(日) 天候 晴 

5:30天狗山荘ー5:55天狗の頭ー6:25-6:30天狗の大下りー7:00最低鞍部ー不帰2峰北峰ー9:25-9:50唐松岳ー10:05-10:20唐松小屋ー11:00-11:10扇雪渓ー12:15八方山荘~13:15八方ゴンドラ駅   実質歩行時間5時間50分

明け方は星も見え、予報に反し、最高の山日和。ご来光を待つ鑓ヶ岳もどっしりと聳える。小屋のご好意で我グループだけ特別5時に朝食として便宜を図って呉れた。お陰で小屋の前で記念の集合写真を撮り、予定より早く出立できた。直ぐ眼前に毛勝三山、剱岳、立山が広がり、左折し天狗の頭(2,812m.)に向かうと、今回の目的の不帰の峰峰は無論、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、そして八方池…etc振り返れば白馬鑓 と『これを味わう為に山へ来るのだ!』と思う瞬間だ。ガレ場を進み、天狗の大下りへ、ここから約高度差300m.下らねばならぬ。天狗様なら羽団扇で一扇ぎでふんわり下りれるだろうが、我々はそうは簡単にいかない。落石を出さないように注意しながら確実に進む。キレットから一峰へ取り付き、鞍部から岩場を伝い、鎖を利用しながら真上へ登り、アングルの橋を乗り越し、信州側に出て急斜面をトラバース気味に上る。この先2峰の北峰までが所謂 不帰の嶮 と呼ばれる核心部だ。すっぱりと切れ落ちているが慎重に進めばそれ程困難では無い。ここまでくれば南峰そして3峰更に唐松岳までは、それ程難儀な箇所は無い。唐松岳で早めすぎる?昼食とする。この頃から少しずつガスが湧き出し、徐々に展望をさえぎり始めた。しかし流石にここからは格段に人出が多くなる。八方から切れ目無く登山者が登って来る。自分達のことを棚に上げ悪いと思うが、ぶっちゃけあまり沢山の登山者を見ると段々興醒めしてくる。特に業者のツアーはダラダラして長く、当然統制が取れて居ない。丸山、扇沢雪渓を過ぎ、八方池に至っては観光客がワンさと出てくる。本当は不帰のキレットを、走破してきた道を 確認したかったが、ガスの所為で無理。足早に下り、2本のロープウェィを乗り継ぎ、ゴンドラに乗換え、ゴンドラ駅に。。。待機していたバスにのり、汗を流し、感慨に浸るべく 岳の湯 へ立ち寄る。 ビールも当然ながら旨い。さっぱりとした後、糸魚川ICから北陸道を越後に向かう。 今回も幸い事故も無く、かつ誰一人遅れる者無く、天候に恵まれ山の持つ全ての魅力を充分に堪能でき大満足の山行となった。_049 _052 _059 _061 _062

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